【特集|山へ行こう】第1話:わたしが山へ行こうと思ったワケ
編集スタッフ 津田
30歳になって挑戦したいことが
「山登り」だった。
全5話連載で、特集「山へ行こう」がスタートします。
突然ですが、年齢を重ねるとき、なかでも十の位が変わるときって、すこし気持ちが改まるということ、ありませんか?
私・津田は昨年30歳を迎えたところで、ふとこれからの人生に思いをめぐらせたとき、仕事やライフスタイルが変わったとしても自分の軸となるような「10年続けられる趣味」がほしいな、と思ったんです。
そのときに、まっさきに思いついたのが、登山。
ずいぶん前に、おそらく何かの本で読んだと思うのですが、山を歩くのは人生を歩くことと似ている、自分という存在を見つめる時間になる、という言葉が頭の片隅にあって、なんとなく「いつかやってみたいな」と思っていました。
中学や高校でも林間学校という行事で山登りをしましたが、きっと30歳になった自分は、また違った山の魅力を感じられるんじゃないか、というような期待もあって、今年からはじめてみることにしました!
こちらの特集では、そんな登山初心者の私・津田が、はじめての山登りに奮闘した様子をお届けいたします。
登山に興味をお持ちの方はもちろん、なかなか山に出かけることが難しいという方にも、読みものとして楽しくお付き合いいただけたら嬉しいです。
山気分を盛り上げる本や映画、5選
特集の第1話では、私・津田が出合った、山気分を盛り上げてくれる本や映画をご紹介します。いつか山に登ってみたいな〜という方や、本や写真で山気分だけでも味わいたい!という方にも、おすすめですよ。
◎No. 01:ランドネ◎
「ランドネ」は、エイ出版から発行されている女性向けのアウトドアマガジンです。
2年半ほど前に発行された号なのですが、本屋さんで「”花より団子”な!? 秋の山歩き」という特集が目に入り、食べることが大好きな私としては見逃すことができず(笑)、思わず手に取ったことを覚えています。
自宅に帰ってからじっくりと読んでみると、山のおいしそうなものたちがたくさん!
どうやら、登るだけではない「山の楽しみ方」があるらしい、ということを知り、高校の林間学校以来、はじめて「山」を意識することになった、きっかけの1冊です。
◎No. 02:山と山小屋◎
会社で「山登りに興味があるんだ〜」という話をしたところ、スタッフ二本柳が貸してくれた本です。
山小屋に泊まるって、初心者の私にはちょっとレベルが高すぎるのでは?と不安に思いながらも、読み進めていくうちに、どんどん引き込まれてしまいました。
いろいろな山小屋が紹介されているのですが、共通して感じたのは、その小屋にいる人たちがとても魅力的だなぁということ。
この本を読んで、いつか「甲武信小屋」に泊まってみたい!と、具体的な山への憧れを持つようになり、私のなかで登山がぐっと現実味を帯びてきました。
山と山小屋 小林 百合子 野川かさね 平凡社 2012-05-27 |
◎No. 03:私の山道具◎
いざ山登りをしようと思ってアウトドアのお店へ行ったのですが、とにかく物がたくさんあって、結局決められずに帰ってきちゃった…ということが以前あったんです。
この本では「山のベテラン」という8人の女性、それぞれが大切にしている山道具が紹介されていて、本当に参考になりました!
アパレルブランドのバイヤーや、スタイリストなど、「選ぶこと」や「身につけるもの」にこだわりのある職業の方も登場されるので、軽量・コンパクトという機能性はもちろん、デザインもかわいらしい道具がたくさんあり、眺めているだけでも楽しい1冊です。
私の山道具 (Hutte books) Hutte編集部 山と渓谷社 2011-09-19 |
◎No. 04:東京近郊ゆる登山◎
表紙の「そこの女子!山に行きますよ!!」の言葉にぐっときた1冊。
いつかは山小屋にも行ってみたいけど、まずは近くの山で日帰り登山から、と思っていたときに、ぴったりの本でした。
「歩くことに慣れる」、「3時間くらいの山」、「あこがれの山」といったように紹介されているので、自分のレベルに合わせて、”次の週末に行きたい山”や”いつか登りたい山”を見つけることができました。
ひとつひとつの山に「立ち寄り湯、立ち寄りどころ」も紹介されていて、この山にいったら帰りは温泉♪といった感じで妄想するのも楽しかったです(笑)。
東京近郊ゆる登山 (ブルーガイド) 西野 淑子 実業之日本社 2010-03-19 |
◎No. 05:最高の人生の見つけ方◎
最後にご紹介するのは、映画です。余命宣告を受けた2人の初老の男性が、死ぬ前にやり残したことをリストにして、それを実現するために共に旅に出る、というお話。
登山そのものを題材にした映画ではないのですが、これからの生き方について考えるきっかけとなった映画でした。
主人公の2人がいろいろなことに挑戦していく旅の話は、それだけでもワクワクと楽しめて、ふと観終わったあとに、自分にとっての最高の人生ってなんだろう、今やり残していると感じるコトってなんだろう、ということをちょっぴり意識できるお話です。
最高の人生の見つけ方 [DVD] ワーナー・ホーム・ビデオ2010-04-21 |
番外編・山好きスタッフに聞く
山の魅力。
当店のスタッフのなかでも山好きの上山と齋藤に登場してもらい、山の魅力を語ってもらいました!
山の魅力ってどんなところだと思いますか?
(景信山・スタッフ齋藤撮影)
齋藤:
「こんなに向き合ったことってないかも、というくらい 自分の内側と対話できるところかなあと思います。歩き進んで行くと出合う、山の花や小さな生き物、風や水の流れる音。それらが手伝って、ずんずんと自分というものの奥に自然に入って行く気がします」
上山:
「日常では味わえない空気の気持ちよさ!山を登り切って頂上に到達したときの、あの達成感とおにぎりの美味しさ、これがたまりません~。インスタントラーメンのような簡単なごはんでも、本当に美味しくて、山登りにハマってしまいました。途中でたまにかわいい動物に遭遇することも。私は鹿に遭ったことがあります」
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特集「山へ行こう」の第1話をお届けしました。
明日は、私・津田が選んだ山道具たちをご紹介いたします。どうぞお楽しみに!
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