【スタッフコラム】はじめまして、編集チームの新スタッフ長谷川です!
編集スタッフ 長谷川
編集チームに男性が入りました!
みなさま、はじめまして。長谷川(はせがわ)と申します。6月にクラシコムへ入社し、編集チームで働いています。「編集チーム初の男性スタッフ」の称号を、恐れ多くもいただいております。
「後ろ姿や雰囲気が、代表・青木さんや、エンジニア・濱崎さんに似ている」
スタッフにしばしば言われるのですが、メガネと髪型だけなのでは…?
そういえば先日、Instagramでクラスカのトートバッグを紹介した写真を見た母から、「あんたも写真でモデルやったりするのね」と言われました。
母よ、あれは、青木さんです。
さて、今回のコラムでは自己紹介がてら、僕を形作ってくれた「ふたりの作家」、これまでしてきた仕事、そして「北欧、暮らしの道具店」に入店してみての感想を、すこし振り返ってみました。
僕が「先生」にしている、好きな作家さんのこと。
家計簿では、書籍代が多いタチです。読書の時間をもっと豊かにしてくれる道具が、当店にも増えるのを願ってやみません。
僕には好きな作家が、ふたりいます。まずは、江國香織さん。
本の虫、なんて子どもではなかったのですが、高校生のときに読書にハマり、なぜか恋愛小説ばかりを手にとっていたことがありました。
江國香織さん、村山由佳さん、山本文緒さん…中でも江國香織さんは、小説もエッセイもずいぶん読んだ。江國香織さんの語り口や言葉遣いをはじめ、少女と女性の”淡い”を生きているような感じがたまらなく好きなんです。
もうひとりは、吉行淳之介さん。大学生のときに著作と出会い、端正な文章とユーモアだけでなく、ご本人のダンディなルックスにも心奪われました。
「昭和の銀座で最もモテた男」なんて言われ、小説だけでなく、エッセイや対談集もたくさん出版。
すでに亡くなられているけれど、あぁ、お会いしてみたかった。古本屋で、吉行淳之介さんの本を探すのは習慣みたいになっています。
ふたりの本を読めば読むほど、自分の書くものは影響を大きく受けているんだなぁ、と感じます。
そのせいか、僕はひとに言わせると、はんぶん女性で、はんぶん男性みたいな書き方や考え方をよくするみたいです。
(ちなみに、こんなふうに、心に「先生」を持ってみるのは、文章がうまくなるちょっとしたコツだと思っています)
きれいな紙を扱う会社、ウェブメディアの編集者を経てきました。
大学を出て就職したのは、紙の専門店。書籍やパッケージなどによく使われる、色のついた紙や、ざらざら、ふわふわした手触りのよい紙などを得意にする会社です。扱っていた紙は厚み違いなども入れれば、およそ9000種類!
いまでも、本に使われている紙の種類が気になりますし、すてきな紙モノ文房具をうっとり見てしまうクセも直りません。
この会社では、お酌をするとか、気遣いをするとか、仕事以外でも役立つことをたくさん教わりました。
ただ、自分の生き方と仕事内容がなかなかつながっていかない環境を悩むようになり、26歳で僕はキャリアをリセット。学生の頃になりたかった、編集者やライターとして仕切り直すことに決めました。
拾ってくれたのは、ウェブメディアの運営会社。
取材やインタビューをしたり、料理をしてみたり、記事を書いたり、企画を考えたり…とにかく仕事をモノにするんだといっぱい働いた(ほうだと思う)。
職場に大きな不満はなかったけれども、僕はクラシコムに出会って惹かれてしまい、29歳でハンドルを切りました。そういえば、割と一目惚れもする性分でした。
北欧家具やデザインが好きだったのはもちろん、クラシコムのミッションと仕事、つい最近はじまった「BRAND NOTE」などの新しいチャレンジ、そしてページを通じて伝わるスタッフたちの明るい声は、僕が仕事をしてきて抱えた「もやもや」を解決しようとしていたんです。
純粋に、直感的に、いいな!と、僕はクラシコムの門をたたきました。
これからは男性目線のスパイスも、たまに利かせられたらな、と。
クラシコムが掲げるミッションは「フィットする暮らし、つくろう。」
「フィットする暮らし」とは、誰かではなく、自分のモノサシで満足できる暮らしのこと。
いまの僕にとって、そのモノサシは「日常と仕事がひと続きになっていること」かなと浮かびました。日々の暮らしで感じたことが仕事にも反映されていくのは、とてもたのしいものです。
そんな思いを持ちつつ、この半月ほど働いていてみて、おどろきました!
スタッフそれぞれが、ほんとうに、コラムに登場するままの雰囲気なんです。スタッフがつくったページやコラムを読んでいると、その人の声で話しかけられているくらい。僕の思うモノサシに、はまっているような感覚がありました。
僕もスタッフのひとりとして、自分の声で、お伝えしていけたらなぁと思っています。(今回のコラムは、まだまだ緊張しております…。)
これまで僕はビジネスパーソン向けに、「日常をよりよく過ごすためのコツ」みたいなものをたくさん紹介するメディアをつくっていました。今後はその経験を生かしつつ、いままであまりなかった「男性からの目線」をスパイスにした商品の紹介やコラムなども、お届けできたらと。
これからも、僕たちが良いと感じた道具たち、そして暮らしの提案に、ご期待をいただけますとうれしいです。
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