【料理家さんの定番おやつ】小堀紀代美さんの、季節のフルーツのパイ。
編集スタッフ 津田
文 スタッフ津田、写真 クラシコム
初めてでも作ってみたい、季節のフルーツのパイ。
過去に当店の特集にもご登場くださった料理家の小堀紀代美さんに、初めてでも道具が揃っていなくても、気軽に作れる焼き菓子のレシピを教わっています。
本日はちょっとしたコツを抑えるだけで、型がなくても簡単に作れる、季節のフルーツのパイのレシピをご紹介します。
材料(直径約20cm)
強力粉…100g
バター…55g
冷水…45cc(大さじ3)
塩…ひとつまみ
りんご…1個
溶かしバター…20g
グラニュー糖…大さじ2〜3
シナモン…適量
下準備
・バターは5ミリ角に切る。強力粉はざるでふるうか、もしくはフォークでさっくり混ぜておく。切ったバター、グラニュー糖と塩、ふるった強力粉を冷蔵庫で冷やしておく。
・りんごは芯をとり、皮付きのまま3ミリ幅にスライスする。季節に合わせて他のフルーツに変えてもOK。
作り方
<パイ 生地をつくる>
[1]ボウルに冷たい強力粉と塩を入れてフォークでくるくる良く混ぜて、冷たいバターを加えてひと混ぜする。
[2]指先で粉にバターをすり込むようにして合わせ、さらさらな生地にする。
※バターがとけてベタつかないよう、さらさらの状態を保ちます。ベタつく時は冷蔵庫で冷やすか、冷凍庫に数分入れてください。
[3]冷水を2回に分けて加え、フォークでさっくり混ぜてながら、指先でつまむようにして生地をつなぎあわせてかたまりをつくる。
※冷水を2回目に加えるときは、生地の粉っぽいところに入れてください。
[4]3の生地を、2〜3回折りたたむようにしながらひとつにまとめてラップにくるみ、冷蔵庫で約1時間寝かせる。
<パイを成形して焼く>
[5]冷蔵庫から生地を出して、クッキングペーパーの上に打ち粉(分量外)をしながら直径26センチ前後の大きさの円形にのばす。
[6]シナモン少々、グラニュー糖少々を生地の上にふり、生地の外側から2〜3センチのところに、りんごを円形状に並べる。
[7]内側にもりんごを並べて埋めつくし、ふちの生地をヒダをつくりながら林檎に軽くかぶせて、溶かしバターを生地とりんごに塗りその上からグラニュー糖をまんべんなくふりかける。
[8]クッキングシートごと天板にうつして、200度に温めたオーブンで生地が香ばしくきつね色になるまで20分焼き、180度に下げてさらに50分程度焼く。30分焼いたところでパイを取り出し、もう一度グラニュー糖をふりかけ、残り20分焼く。
<仕上げる>
[9]焼きあがったら、熱いうちにグラニュー糖と好みでシナモン少々をふりかける。網の上で粗熱を取り、パリッと仕上げる。
小堀さんからの、ひと言アドバイス
小堀さん:
「パイをおいしく作るコツは、とにかくバターがとけてベタベタにならないことが大切です。生地がやわらかいな、ベタつくなと思ったら冷蔵庫で冷やしましょう。
ケーキカードをお持ちの方は、手順2で指ではなくケーキカードでバターを細かく刻むように混ぜるといいと思います。
オーブンによって仕様が違うので、焦げそうになったらリンゴの部分にはクッキングシートをくしゃくしゃにして、その上にアルミをくしゃくしゃにして重り代わりにのせると良いと思います。アルミを直接のせるとりんごにくっついてしまうので、気をつけてください」
※今回、登場した器や布:小堀さん私物
はじめてでも絶対失敗しない いちばん作りたいお菓子の本 小堀 紀代美 マイナビ 2015-03-13 |
スプーンで作るおやつ ―ボウルでぐるぐるまぜるだけ ざっくりかわいい焼き菓子とデザート 小堀 紀代美 主婦の友社 2015-11-26 |
小堀さんに教わる定番おやつレシピの一覧は下記バナーよりご覧ください。
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