【夏の薬膳丼】1品目:体のほてりをとる、「豚しゃぶと塩もみきゅうりの豆腐丼」

ライター 瀬谷薫子

暑いかと思えば冷房で冷え、冷たいものをとりすぎてお腹をこわし……夏ならではの不調って、意外とたくさんあるものです。

薬に頼るほどではなくても、日々の食事から少しでも体調管理ができたなら。

今回は料理家 / 国際中医薬膳師の齋藤菜々子さんに、さっと作れる丼で、手軽に薬膳を取り入れられるレシピを教わりました。全4品、お届けします。

1品目は、体の熱を排出してくれる食材を取り入れたさっぱり丼です。



ほてりをとって、体を癒す
豚しゃぶと塩もみきゅうりの豆腐丼



材料(2人分)

きゅうり…1本(90g)
木綿豆腐…1/3丁(100g)
肩ロースうす切り肉(しゃぶしゃぶ用)…120g

塩…ふたつまみ
酒…大さじ2

A
長ねぎ…15cm
レモン汁…大さじ1
ごま油…大さじ2
塩…小さじ1/2
砂糖…小さじ1/2
しょうゆ…小さじ1/4
粗挽き黒こしょう(好みで)…適量

ごはん…2人分


作り方

1.きゅうりは小口切りにして塩をもんで10分置き、出てきた水けを搾る。豆腐を潰しながら合わせて、よく混ぜる。

長ねぎは粗みじん切りにして電子レンジ(600w)で40秒加熱し、Aを合わせて混ぜる。


2.鍋にたっぷりの湯を強火で沸かし、酒大さじ2を加える。沸騰したら弱火にして豚肉を半量加えてゆで、色が変わったらざるにあげ、水気を切る。再び沸騰させて、残りの豚肉も同様に火を通す。


3.器にごはんを盛り、豚肉をのせる。1の豆腐きゅうりをのせ、ねぎだれを回しかければできあがり。

齋藤さん:
「豆腐ときゅうりは混ぜ合わせることで、口当たりに一体感が出て、ごはんと一緒にさらさらと食べやすくなります。豚肉は沸騰したお湯でさっと火を通し、早めに湯からあげるのがやわらかく仕上げるコツです」

やわらかい豚肉に、なめらかな豆腐、そこにきゅうりのカリッとしたきゅうりの歯ざわり。口の中での食感のコントラストが楽しくて、暑い日でもすいすい、口に運べます。

ねぎだれの香りとコクでご飯がすすみ、食べごたえも満点です。



ほてりをとる食材は「豆腐・豚肉・きゅうり」

齋藤さん:
「体に溜まった余分な熱を放出する『清熱(せいねつ)』の作用がある食材が、豆腐、きゅうり。

豚肉は体液を作り、体を潤す『滋陰(じいん)』と『生津(せいしん)』の役割を持っています。汗をかくことで抜けがちな水分を体に補うことで、熱を冷ましてくれる効果があり、肉の中でも夏は特におすすめです」

きゅうりの他に、トマトやズッキーニでも同じ効能が。不調を感じたときに、お守り代わりに取り入れたいものです。


【写真】嶋崎 征弘

齋藤菜々子

料理家・国際中医薬膳師。忙しい日々の中で食事が心身の充実につながることを実感し、料理の道を志す。日本中医食養学会・日本中医学院にて中医学を学び、国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材を使った作りやすい薬膳レシピを提案する。書籍・雑誌・企業へのレシピ提供、webコラム連載、イベント出演など活動中。近著に「心と体をおいしく満たす バテないごはん」(世界文化社)など多数。

Instagram: @nanako.yakuzen


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