
冬の幸せ、ほかほかの鍋。手軽さと栄養を兼ね備えた、お助けメニューでもあります。そんな鍋の「定番」レシピがあれば、冬のお守りのような存在になってくれそうです。
今回は料理家さん3名に、「我が家の定番鍋」をお聞きしました。

3つめの定番鍋は、しらいのりこさんの「身体整えるしゃぶしゃぶ」。冬に限らず、野菜不足を感じたときに年中作るメニューなのだとか。
定番となるまでのエピソードや、ワンポイントもお聞きしました。
これまでのレシピはこちら〆は汁かけごはんで。
しらいさん家の定番「身体整えるしゃぶしゃぶ」

材料(2人分)
・鶏むね肉…1枚
・豚モモ肉(しゃぶしゃぶ用)…200g
・レタス千切り…1個
・人参千切り…1本
・豆苗…1pc
・長ネギ薄切り…1本
・ごぼう薄切り…1/2本(縦型ピーラーを使って薄切りにする)
・きのこ…1pc ※しめじ、舞茸などがおすすめです
だし(A)
・水…1000ml
・昆布…10g
・かつお節…20g
(B)
・しょうゆ…大さじ2
・みりん…大さじ1
・塩…少々
・こしょう…少々
・にんにくスライス…1片
作り方
1. だしを作る
水に昆布を入れ、沸騰直前まで沸かし昆布を引き上げる。かつお節を入れ、4分弱火で煮て、こす。
※800ml(4カップ、だいたい2〜3人分の鍋にちょうどいい量)の出汁ができます
2. 鶏ムネ肉を薄くスライスする
3. 鍋にだしAを入れてあたため、Bを加える
4. 食材をくぐらせながらいただく
▲ごぼうは縦型ピーラーを使って薄切り。「リボン状になり食べやすく、お肉との相性もばつぐんなんです」としらいさん
しらいさん:
「このしゃぶしゃぶは、冬に限らず、野菜が足りないと感じたときに必ず食べるお助けメニュー。
大根やにんじんの千切りなど、とにかく野菜をどっさり入れ、これで野菜不足をリセットしています」


ごはんと汁とがランダムに混ざっているのが好きで、しめは雑炊よりも「汁かけごはん」派のしらいさん。海苔をちぎってかけ、黒こしょうで味を引き締めたら完成です。
これならだしのみ残して、翌朝アレンジもできちゃいます。
おいしくつくるポイントは?

しらいさん:
「お肉は脂が少なく高タンパクな、豚もも肉と鶏むね肉。たっぷりお肉を食べても罪悪感が少なく、2種類入れることで単調にならないのがポイント。これはアスリートの鍋です!(笑)
鶏むね肉は薄めにスライスして、さっと火を通すと、しっとり柔らかくいただけるのでおすすめですよ。
また、だしにしっかり味がついているので、タレはなしでそのままいただくのが我が家流。このだしさえあれば、具材は何を入れてもおいしい鍋になります」
昔働いていたお店からヒントを得て

しらいさん:
「昔、しゃぶしゃぶ屋さんでアルバイトをしていたことがあったんです。そのお店のしゃぶしゃぶが、つけだれなしで食べるもので。
それがすごくおいしくて、自分でしゃぶしゃぶを作るときにもこのスタイルになりました」

しらいさん:
「だしは何を合わせてもおいしくなるように作っているので、いろんな野菜で試してみてくださいね。
私が必ず入れるのは、レタス。サッとだしにくぐらせて、シャキシャキした食感を残したくらいが好きなんです」
***
優しいながらもぼやっとしない、しらいさんこだわりのだし。野菜とお肉に絡ませれば、もりもり食が進みます。
パサっとさっぱりなイメージだった鶏むね肉は、薄切りをしゃぶしゃぶでいただくことで本当にしっとり、柔らか。お肉が2種類入っている贅沢感もたまりません。
ここまで料理家さん3人にお聞きしてきた、定番鍋のレシピ。
3つの定番がついている心強さで、今年の冬は、おいしくあたたかく乗り越えていけそうです。
【写真】土田凌
もくじ
しらいのりこ
お米料理研究家。夫、ジュンイチ氏と二人でごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として活動中。おいしいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案でTV、雑誌などのメディアを中心に活動中。近著に『最愛!のりレシピ86』『ストウブで米を炊く』、共著『のっけて食べる』など。voicy「しらいのりこのきょうもおかわり」月~金配信中。好きな鍋は、しゃぶしゃぶ、ピェンロー鍋、すき焼き、水炊き、おでん。
Instagram: shirainoriko
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