【MY FAVORITE】後編:口溶けなめらか。紅茶とバターの風味が広がる「絞り出しクッキー」

【MY FAVORITE】後編:口溶けなめらか。紅茶とバターの風味が広がる「絞り出しクッキー」

編集スタッフ 壽山

人生でいちばん美味しかったクッキーがあります。それは以前、インテリア取材で訪れた「THUMB AND CAKES」山本菜々子さんがお茶と一緒に出してくださった手作りのもの。

こんなに美味しいクッキーが家で作れたら、もう一生ハッピーかもしれない。そんな思いから、山本さんに全2話でクッキーのレシピを教わっています。

前編ではほんのりビターで、カカオの香りが際立つ「ショコラサブレ」を。後編は、華やかなレディグレイ風味の絞り出しクッキーのレシピとデコレーション例を教わります。

前編:大人も軽やかに食べられる。「ショコラサブレ」

そのまま食べても、デコレーションしても◎

レディグレイ香る「絞り出しクッキー」



材料

・無塩発酵バター...100g
・塩...1g
・粉糖...40g
・卵白...15g
・薄力粉...120g
・紅茶の茶葉...3g

下準備

・バターを常温に戻す。指で押すとスッとへこむくらいの柔らかさを目安に
・茶葉にお湯10cc(分量外)を加えてラップし開かせておく。
・オーブンを180度に予熱しておく

▲山本さんのおすすめは「Lady Grey」。3gだとティーバッグ1.5袋分

1. バターをマヨネーズ状にして、塩と粉糖を加える

▲このくらいが目安。バターが固い場合は耐熱ボウルに入れて少し刻み、レンジで10秒づつあたためて柔らかくしてから混ぜる

常温に戻したバター100gをボウルに入れて、ホイッパーでマヨネーズ状になるまで混ぜる。

そこへ塩1gと粉糖40gを加え、空気を含ませながら白っぽくなるまでさらに混ぜる。

山本さん:
「粉糖でつくると、口溶けがよいクッキーになります。飾り用に買ったものなど余っていたら、ぜひクッキー作りに活用してみてください」


2. (1)に卵白を3回に分けて混ぜ合わせる

(1)に卵白15gを3回に分けて加え、その都度しっかりと混ぜ合わせる。

山本さん:
「卵白はあらかじめコシがなくなるまで切るように混ぜておきましょう。卵白を入れることで、絞ったときに形がきれいにでます。油分(バター)に水分(卵白)を入れるので、その都度しっかり混ぜ合わせるのがポイントです」


3. (2)にお湯で戻した茶葉を入れ、混ぜ合わせる

(2)にお湯で戻した茶葉3gを入れ、混ぜ合わせる。

山本さん:
「アールグレイでもいいのですが、私はより華やかなレディグレイを入れるのが好みです。もしココアパウダーに置き換えるなら、薄力粉を90gにココアパウダーを20gで作ってみてください」


4.(3)に粉をふるい入れて切るように混ぜ合わせる

(3)に薄力粉120gをふるい入れ、ゴムベラで切るように混ぜる。白っぽさがなくなってきたら、底からすくうようにして粉気がなくなるまで混ぜ合わせる。

▲混ぜ上がりの目安はこれくらい

5.絞り袋に生地を入れて絞り、焼く。

▲空気を抜くようにカードで詰めると絞りやすい

▲完成写真にあるスワンクッキーの頭首パーツを「丸口金」で絞っているところ

絞り袋に生地を入れたら口金をセットして、クッキングシートを敷いた天板に絞り出す。

▲スワンの羽を「花6切」の口金で絞っているところ

▲下2段は「星口金」や「両目口金」などでいろいろな形を絞ったもの。口金のセットは100円ショップなどでも手に入る

ドレンチェリー(分量外)を載せて170度のオーブンで22〜25分焼く。

山本さん:
「オーブンの種類により焼き上がりの時間に少し差が出るかもしれないので、数分伸ばしたり天板の向きを変えたりしながら調整してみてください。今回のように一枚の天板でいろいろな形を焼くときは、小さいものは先に焼き上がるので、途中で取り出すと均一に仕上がります」


デコレーションするなら...

▲「エディブルフラワーはamazonでいろいろな種類が買えますよ」と山本さん。パチパチキャンディーも差し色にちょうどいいそう

山本さん:
「ホワイトチョコレートを溶かしてクッキーにつけたりサンドしたり、そこへエディブルフラワーやパールアラザンなどをトッピングしたり。生地にも使った粉糖を振るってもかわいいですし、自由にデコレーションを楽しんでみてください」


スワンクッキーの作り方

1...羽のパーツに、ホワイトチョコをのせる
2...チョコの表面が乾いて少しマットな質感になったら、片方の羽に頭首のパーツをのせて固定する。
3...もう片方の羽を合わせてぎゅっと押さえながら接着すれば完成

ひと口頬張ると、紅茶とバターの風味がふわっと広がって、口溶けもいい絞り出しクッキー。そのまま食べても十分美味しくて、ホワイトチョコをサンドしたらまた一気に特別感が出て、デコレーションしたら華やかさも出る。おやつはもちろん、ギフトにも喜ばれるとっておきのレシピだなと思いました。

小学生の娘と後日トライしたら、バターや紅茶にホワイトチョコの香りに包まれながら、春色のトッピングをのせる時間はとても幸せで、お店みたいな仕上がりに2人で歓喜しました。バレンタイン用にも作ってお友達にあげると張り切っています。

みなさまも、ご興味あればぜひお試しください。


【写真】鍵岡龍門

山本菜々子

20年ほど前からシュガークラフトを学び、独立後は「THUMB AND CAKES」の屋号でさまざまな雑誌の撮影でシュガーケーキやアイシングクッキーなどの菓子制作に携わる。幼少期にチューイングキャンディーで小さなカゴを編んでいたのがシュガークラフトの原点。材料や技術を学ぶ為、渡英するうちにスコーンやクッキーなどの焼き菓子も製造・販売するように。現在はユニット「SWEEP」としてオリジナル雑貨のデザインも手がける。

Instagram: @thumb_and_cakes

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