【定番鍋、教えてください】01:長谷川あかりさんの「豚肉と白菜の生姜鍋」

冬の幸せ、ほかほかの鍋。手軽さと栄養を兼ね備えた、お助けメニューでもあります。そんな鍋の「定番」レシピがあれば、冬のお守りのような存在になってくれそうです。
今回は料理家さん3名に、「我が家の定番鍋」をお聞きしました。

ひとつめの定番鍋は、長谷川あかりさんの「豚肉と白菜の生姜鍋」。ナンプラーと生姜が効いた、シンプルながらいつもとちょっと違う味わいがあとを引きます。
定番となるまでのエピソードや、ワンポイントもお聞きしました。
おいしさの鍵は、ナンプラーの魚介だし。
長谷川さん家の定番「豚肉と白菜の生姜鍋」

材料(2人分)
・水…1000ml
・ナンプラー…大さじ2
・塩…ひとつまみ
・おろし生姜…小さじ2
・白菜…300〜400g
・豚バラ薄切り肉…300〜400g
・春雨(戻さず使えるもの)…80g
・黒酢…お好みで
作り方
1. 白菜を白い部分と葉先に分けて切る
2. 鍋に水、ナンプラー、塩、おろし生姜を入れ、中火にかける
3. 沸騰したら、白菜の白い部分と豚肉を加え、豚肉に火が通るまで煮る
4. 春雨を入れ、柔らかくなるまでさらに煮る
5. 白菜の葉先を加え、軽く火を通す。具材を取り出し、塩を少し振って完成!
※お好みで黒酢をかけて味変する
▲白菜の白い部分は削ぎ切りにすると、火が通りやすくなります
長谷川さん:
「シャキッと、少し食感の残った白菜が好きで。食感の違いを楽しめるように、白い部分と葉先を分けて入れるのがポイントです。
ナンプラーはエスニック料理に使うイメージがあると思うのですが、この鍋では『魚介だし』として入れています。シンプルな豚肉の鍋に魚のうまみが入ることで、深みのある、料理上手な味になりますよ」

今回のしめは、にゅうめんで。スープが減っていたので水を足して、塩で味をととのえました。
そこに水にさらした薄切り玉ねぎと、黒こしょうをトッピング。黒酢や刻んだたくあんなどもおすすめだそう。
おいしく作るポイントは?

長谷川さん:
「生姜の香りを楽しみときは、チューブよりも『すりおろした生姜』がおすすめ。煮込んでもしっかり香りが残ってくれるんです。
魚介だしとして入れているナンプラーは、白だしと同じ感覚で使えるようになると、料理の幅が広がりますよ〜。少しエッジの効いた、お店のような味わいになります」
一年中、鍋が好き。夏のリピート鍋をアレンジしました

長谷川さん:
「このレシピは、冷房で部屋が寒くなったときに温かいものを食べたくて、冷蔵庫にあった食材で鍋にしたのが始まりでした。
具材はゴーヤ、あさり、豚肉。ゴーヤならナンプラーが合うのでは、とスープに入れてみたらこれが大正解で、今年の夏はこの鍋ばかり食べていました。
ゴーヤの季節が終わったので、スープの作り方はそのままに、具材を豚肉と白菜に変更。このスープ、何でもいける!という確信に至りました。ブリや鶏肉など、本当に何を具材にしてもおいしいので、ぜひいろいろ試してみてくださいね」

***
味つけも具材もシンプルなのに、大満足な味わい。あれこれ調味料を足さなくとも、このスープさえ覚えれば、いろんな鍋を楽しめそう。
使いきれないかもと遠ざかっていたナンプラーが、これから大活躍の予感です。
2つめの定番鍋は、今井真実さんの「元気鍋」です。
【写真】ニシウラエイコ
もくじ
第1話(12月15日)
長谷川あかりさんの「豚肉と白菜の生姜鍋」
第2話(12月16日)
今井真実さんの、レシピ要らずな「元気鍋」
第3話(12月17日)
しらいのりこさんの「身体整えるしゃぶしゃぶ」
長谷川あかり
料理家、管理栄養士。SNSでのレシピ発信が反響を呼び、雑誌やWEBで幅広くレシピ提案を行う。近著に『シンプルだから悩まない! ワンパターン献立』(ダイヤモンド社)、『わたしが整う、ご自愛ごはん』(集英社)、『時間が足りない私たちの新定番「私、天才かも!」レシピ』(講談社)など多数。
Instagram: akari_hasegawa0105
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