【今日のクラシコム】デザイナーチームって、何を「デザイン」しているの?
編集スタッフ 田中
▲奥が佐藤(た)、手前が佐藤。ダブル佐藤です。
デザイナーチームって、何を「デザイン」しているの?
「北欧、暮らしの道具店」で働く、私たちスタッフのことをご紹介している『今日のクラシコム』。
今日は、デザイナーチームの仕事に注目しました。同じフロアで一緒に過ごしていても、それぞれ仕事の進め方は違うことも。実は私たちもどんなふうにデザインが進行して、オリジナル商品やリトルプレスができあがっているのか、細かくは知らなかったりします。
だから、聞いてみたんです!何を、どんなふうに「デザイン」しているのかを。
デザインしている「モノ」は?
いまは主に3つの分野に分かれているデザインの仕事。それは、WEBサイト、リトルプレス、オリジナルの商品開発です。
お店のサイトでつかうアイコンのデザインや、バナーを作ったり、リトルプレスのエディトリアルデザインをしたり、2015年から度々ご紹介しているオリジナルの商品には開発から携わっていたり。
そんなデザイナーチームは現在ふたり、ダブル佐藤(!)がいっしょに仕事をしています。ここでは、男性は佐藤(た)、女性は佐藤と呼ぶことにしますね。
きょうは、3つの分野のうち、リトルプレスとオリジナル商品のことについて聞きました。
リトルプレスはデザインだけでなく、企画から携わっているんです!
デザイナー佐藤:
「わたしは主にリトルプレスの紙面をつくるエディトリアルデザインや、WEBサイト上でつかうアイコンの製作、それにオリジナル商品をつつむ梱包の箱や袋のデザインをしています。
オトナのおしゃべりノオトについては、製作の前の企画から携わっていて、編集やカメラマンの方と一緒に取材にも行っています。
お客さまの手元に届くまでの全体の企画を進める仕事は初めてで、最初は手探り状態でした。暮らしノオトを担当するスタッフ桑原や、店長佐藤にも助けてもらいつつ、いま5号目の製作をすすめていて、すこしだけスムーズにいく方法がわかってきたような気がします」
▲開いているのはオトナのおしゃべりノオト。
リトルプレスは二冊。暮らしノオトとおしゃべりノオト、それぞれテイストが違うみたいですね。その秘密、教えてもらいましょう。
デザイナー佐藤:
「暮らしノオトは、暮らしのシーンが多くて、読者の方が『これ真似してみよう!』と思えることを散りばめたり、読んでいるときも楽しい気持ちになれるようなデザインを心がけていますね。
対してオトナのおしゃべりノオトは、実はテイストを少しだけ変えているんです。
よりじっくりと取材相手の方のお話を読ませる紙面にしたいなと思い、意識して装飾をすくなくしています。
どちらも楽しんで読んでいただきたいから、読者の方が毎日の仕事や家事の合間にホッとできるようなリトルプレスにしよう!というのがコンセプトですね」
オリジナル商品のヒントになるのは、「お客さまの暮らし」
▲#北欧暮らしの道具店のハッシュタグ、たくさんのアップありがとうございます!
オリジナルの商品開発も一から手がけるデザイナーチーム。どんな素材で、どのくらいの価格で、どんな見た目で、、といった形を組み立てるのが仕事。どうやって進めているんでしょう?
デザイナー佐藤:
「わたしがオリジナルの商品に携わったのは、刺繍のドイリーやカレンダーのとき。これはバイヤーチームからオリジナルで作りたい!という要望があったので、それを形にする役目でした。
どんなテイストならお客さまに喜んでもらえるかな・・と考えるとき参考にするのは、実はinstagramの当店のハッシュタグ(#北欧暮らしの道具店)をつけてくださる方々の投稿なんです。
実際にお客さまのお家にありそうかな?といつも考えていますね」
かわいい、でもかわいいだけじゃないものを作りたい。
▲佐藤(た)の仕事に欠かせないスケッチの時間。よく見る光景ですが中身は初公開!
デザイナー佐藤(た):
「僕は、バイヤーチームから要望のあったもの以外の商品も手がけていますが、まず最初に市場調査をして、それからスケッチブックにいま頭の中にあるものを全部出します。
ちょっと恥ずかしいですが、上の写真がスケッチの様子。
市場調査で得た、いま売れているものの形や僕がいいかも!と思っているものを一度全部スケッチすると、頭がクリアになって、さあ新しくKURASHI&Tripsの商品をつくるぞっていう姿勢になれるんです。
それから新しくスケッチして、大体の形をつくります。これは今年の一月に発売スタートしたコースターのときの3Dイメージです」
デザイナー佐藤(た):
「いつも思っているのは、“かわいい、でもかわいいだけじゃないもの”を作ろうということです。暮らしに取りいれてもらえるようにと、編集チームでは商品ページで使い方の提案をたくさんしますよね。
同じように、かわいいだけじゃなく『実用的』だったり、かわいいだけじゃなく『僕らがオリジナルで作りたい理由がある』だったり、そういうことを考えていますね。
希望の形やコンセプトが決まったら、それを形にしてくださる職人さんやメーカーさんと一緒にすすめていきます。
今もいろいろな商品開発が進行中です!はやくお見せできるようにがんばります」
▲オリジナルティッシュケースの製作現場にて。
きょうはデザイナーチームが何を「デザイン」しているのか?を聞きました。
デザインの仕事って、センスがあって、かっこよくて、パソコンできりっと進めて・・・というイメージを大いに裏切られつつ、私たちらしい考え方がその基本にあり、改めて同じ会社の一員だなあと感じました。
これからもリトルプレス、オリジナル商品をお楽しみに!
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