【スタッフコラム】目標なしノルマも決めない。私にフィットする、ゆるいランニング。

編集スタッフ 齋藤

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目標なく、ひたすら走る日々。

週3~4日くらいランニングをしています。平日の夜は仕事がおわってから、そして休日は気持ちが良いので明るいうちに近くの公園内を何周もするのです。(上の写真は今年の4月、桜が散った時に撮りました)

何キロ走っているか、何時間走っているか、自分でもさっぱり把握していません。その上「健康」とか「ダイエット」なんていう、具体的な目的もないんです。

とんでもなくモヤモヤとした状態でランニングにのぞんでいるので、「なんで走ってるの?」なんて聞かれても答えに窮し、もれなくどの人にも「聞いて損した」という顔をされています。

ただ気を付けていることがひとつだけありまして、それは「気持ちが良い」かどうか。その感覚の純度がどれくらい高いか、それだけはとても気にして走っているのです。

 

変化が苦手だった、あの頃。

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「走ろう!」と決意をした2年前、その時には理由が存在していました。ただ今はあえて意識しないようにしています。というのも、その当時の私の一番の悩みが「頭でっかち」だったこと。

例えば先回りをして考えては、現状にも将来に対しても「不安」という感情を大量生産していたのです。変化することをとても恐れていたし、理屈を優先させ、行動に移さない言い訳ばかりしていたように思います。腰がとんでもなく重くて、何に対しても大層な「理由付け」をしなければ動けなかった。

変化をしなくてももちろん良いけれど、私の場合気持ちが鬱屈してしまってつらくて仕方がありませんでした。

どうしたものかと思っていた時、目に入ってきたのが雑誌だったかWEBだったかに掲載されていた、星占いのとある一節だったのです。

それは「論理的に考えすぎる水瓶座はとにかくバカになれ」といういささか乱暴なもの。(ちなみに私は水瓶座です)この占いが当たっているかどうかはともかくとして、その時の私には何か心に引っかかるものがありました。

 

体のしたいように、させてみる。

IMG_0883▲猫を見つけるとついつい止まってしまいます。

ちょっと考えたのちに、これはブルース・リー出演の映画「燃えよドラゴン」に出てくるあの有名な台詞「考えるな、感じろ!」という意味だと解釈してみることに。

そして「どうして?」や「この先どうなるか」なんていう理性はすべて横に置いて、自分の「快」「不快」だけにアンテナを張って行動してみようと思ったのです。

理屈で自分の行動を抑制し変化をしないこと、それは感覚だけに重きを置いた時、私にとっては「不快」にカテゴライズされるものでした。

でもそれがわかったところでそう簡単に「明日からやめよう!」なんてできないもの。これは慣れるまで、ちょっと思考の訓練が必要かもしれないと思いました。

長くなりましたがこうして始めたのが、目標もノルマもない、今のゆるいランニングスタイルなのです。

 

ゆるいランニングのルール。

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・ノルマを決めないこと
・理想像を持たないこと
・嫌だったら走らなくていい
・走りたかったらどこまでも走ればいい
・誰とも競争しない、常に自己満足であれ!

上記がなんとなく自分に与えているルールです。今回はじめて書いてみましたが、実に曖昧です。ランニングをする人の中にはもしかしたら、「3ヶ月で8キロ体重を落とす」「次の検診までに血糖値を下げる」なんていう明確な目標を持っている方もいるかもしれません。

ただ私は、そういった目標を持って走りたくなかったのです。

目標を持ってしまうと、走りたくない時でも「健康のため」という理性を優先させて走ろうとするのではないかと思いました。それは私の本来の目的からそれてしまいます。

「しなければならないから」ではなく「したいから」する。ただ「快」を感じられるから走る。

走っていると爽快ですし、夏の暑い日の汗にまみれた時の達成感も、走ってから数十分を超えたところから急に体がフワッと軽くなるような感覚も、たまらないものがあります。

特に走る曜日も決めていませんが、これが不思議と続いているのです。

 

走りたいから、走るのです。

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大勢の中で暮らしていると「理由」の説明を求められることが多いように思います。「どうしてやめたのか」「どうしてはじめたのか」「どうして好きなのか」。なぜ?なぜ?なぜ?という問いかけの連続の中で、時々疲れてしまうことも。

そして理由を並べれば並べるほど、みんなを楽しませるためや、とりあえず納得してもらいたいから言っているだけで、これって私の本音だろうかとわからなくなる時すらあります。

必要なことだとわかってはいるけれど、この思考方法だけになってしまうと、また「頭でっかち」になってしまう気がして……。

エベレスト登頂への挑戦についてインタビュアーに「なぜ登りたいのか?」と尋ねられたイギリスの登山家ジョージ・マロリーが「なぜ?山があるからだよ」と答えたみたいに、純粋な感覚に立ち戻った時、理由なんてたったの一言で済む場合もきっと多い。

だからちょっとせっかくなので、「聞いて損した」という顔をされても良いから、私もこの場を借りて言ってみようと思います。

私が走る理由ですか?

それは「走りたいから」です。

 


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