【スタッフコラム】わたしの日記生活、再び。
商品プランナー 斉木
中学生の頃、猛烈に日記を書いていた時期がありました。
思春期まっただなかのわたしは、誰にも言えない気持ちを文字にしてはきだすことしかできなかったんです。
深夜に、ひとりベッドの中で綴る日記。そうやって自分の気持ちを書き続けていると、フッと自分の輪郭を掴める瞬間がある。
「書く」ということがいまでもわたしにとって特別なのは、あの日記と過ごしたいくつもの夜があるからだと思います。
それほど切実な気持ちで綴っていたからか、日記を書くということからその後しばらく遠ざかっていました。もう書かなくても大丈夫、自分にそう言い聞かせたかったのかもしれません。
でも、今年のはじめ、買ったはいいけど持て余していたほぼ日手帳を見て、ふと「これに日記を書いてみよう」と思ったのです。
そうやって、10数年のブランクを経て、わたしの日記生活は再開しました。
朝、その日の気分で選んだ紅茶を抽出している数分間。この本当に短い間に、「前の日」の日記を書く。それがいまのわたしの日記です。
まだ習慣として定着していなかった頃、「書き忘れた!」とあわてて前日の日記を書いたのがきっかけでした。
昨日がどんなにバタバタしていようと、ちょっぴりへこむ出来事があろうと、次の日の朝にはホカホカの状態からすこしだけ冷めて、触れるくらいになっている。
朝に省みる「昨日のわたし」は、一番ちょうどいい温度だったのだと思います(ついでにお茶も猫舌にはちょうどいい温度に)。
そうして、「昨日だってなんとかなったんだから、今日も大丈夫。マイペースにがんばろう」。そんなふうに1日をスタートできるようになりました。
小心者で、あれこれ悩みやすいところは今も昔も変わらないけれど。
そんな自分の扱いが、すこしはうまくなれたのかなぁと、ページをめくりながら思う今日この頃です。
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