バイヤー　山根

キッチンが狭い、下駄箱がない、間取りがちょっと変わってる、などなど。

住まいには、特に賃貸物件に暮らしているといろんな制約がありますよね。

わが家の場合、住まいの制約のひとつがピアノです。

ピアノって、大きいし、黒いしで、お部屋に入れるとかなりの存在感を発します。心地よくてステキなインテリアに憧れがあるので、そんなピアノもできれば上手にお部屋に馴染ませたいもの。

なにか良い解決法・アイディアはないかな〜と探してはみるのですが、インテリアを紹介する本にはピアノってなかなか登場してこないんです。

そういうわけで、普段なかなか共有できない「ピアノのあるインテリア」のお悩みと自分なりの解決アイディアをつづってみたいと思います。

「ピアノのあるお部屋」の制約

■その1：壁を占領する

部屋づくりにおいて、なんでも置くことができるまっさらな壁のスペースはすごくありがたいもの。おうち全体の中でも貴重な部分です。

そんなインテリアのオアシスであるまっさら壁を、ピアノはあっさりと独り占めしてしまいます！

わが家も本当ならリビングにソファを置いて、広々空間を楽しむのが理想でした。だけどピアノを置くことでそれは叶わなくなってしまいました。

悩んだ末に出合ったのは、無印良品の「リビングでもダイニングでもつかえるシリーズ」のテーブルとイスのセット。

ソファのようなイスでありながら、食事もできるテーブルとのセットなので、1ヶ所でダイニングとソファの用途を兼ねられるようになりました。

今ではこのスタイルも気に入っています。

 

■その2：見た目が黒くて大きい

タンス以上の大きさで、しかも真っ黒というアップライトピアノの見た目。

もちろんそれ自体がいやな見た目ではないのですが、より違和感なくインテリアに馴染ませられたらな〜と欲張りなことを思ってしまいます。

わが家の場合、そのために工夫していることが2点あります。

ひとつはピアノの周りに大きめのグリーンを置くこと。グリーンのやわらかいフォルムが、四角いインパクトをやわらげてくれるのではと思っています。

もうひとつは、ピアノと同様の黒くて幾何学的なシルエットのアイテムを並べること。スタンドライトと額を近くに飾り、これでインテリアとの連なり感が出るのでは……と願っています。

上の写真がその様子なのですが、効果が感じられましたら幸いでございます。

以上、わが家のピアノ事情でした。

ちなみにわが家は賃貸物件。初めからなぜかここの壁だけ壁紙の色がグレーブラウンになっていたんです。

入居当初、実はこれもひとつの制約に感じていたのですが、今となっては不幸中の幸い？　ピアノと壁とのコントラストが弱まって、ピアノの存在感をやわらげてくれている気がしませんでしょうか。

もしかして制約同士がフィットして問題を解決してくれた！？　一石二鳥なアイディアに救われていたのだな〜と、ピアノを置いてしばらく経ってから気がついたのでした。

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