【スタッフコラム】答えはきっと、一つじゃない(と思いたい派です)
編集スタッフ 津田
転職5年目で、もうベテラン?
クラシコムに転職して5年目になりました。
書きながら「ひえ〜」と思うけれど、なんと同じ編集チームの3分の2のスタッフが、自分よりも後の入社。
気づけば、年下のスタッフも増え、社内ではベテランのような立ち位置に。
33歳で、社会人11年目。一般的にも中堅どころです。自分の仕事をどんどんつくっていきたいし、後輩たちにもできれば、かっこいい背中を見せたいナ。なーんて。
暮らしに向き合うのと同じように、やっぱり仕事もより良いものにしていきたい、と思うのです。
「自分は何もできない」と腹をくくった!
私はいま、編集第1チームでマネージャーをしています。このチームになり、約8ヶ月。
最近なんだかチームが変わったな〜と感じていて。うまく言葉にできないのですが「なんだかいい感じ」なのです。
この肌感覚って、とても大事な気がして、ちょっと考えてみました。
「いいチームって、なんだろう。マネージャーである自分が『いいチーム』や『いい仕事』をつくるために、何ができるだろう」。
数週間ほど頭を巡らせて、もう一度考えました。
「……ん? どうして私は、自分ばかりが何かしようと、力み過ぎているんだろう。この『なんだかいい感じ』は私が何かをしたワケではなく、このチームだから醸成されたものなのに。ちょっと自分、おこがましいぞ!」
いいチームを作るために貢献はしたいけれど、なんでもかんでも自分でする必要はないんですね。この「健やかな無能感」は、自分への過度な期待と謙遜をへらし、ちがう視点をもたらしてくれました。
「いいチーム」の定義は、変わり続けてもいいじゃないか
自分=マネージャーは、指示を出すひと。みんな=チームメンバーは、動くひと。
すこし前までは、そう思い込んでいました(メンバーではなく自分がです)。もっと正確にいえば「他の選択肢を知らない」という状態。
何しろクラシコムは残業をしないのです。ならば、みんなの工数をきちんと管理して、業務に優先順位をつけて、誰か一人が意思決定するのが早いだろう。そんな「こうあるべき」の図式が、ずっと頭にありました。
世の中では、これをマイクロマネジメントとも呼ぶそうです。
でも今の「なんだかいい感じ」のチームには、そのマネジメント方法が適さないと感じていて。
各自が業務に精通しており、セルフマネジメント能力をあげ、マネージャーひとりが細かく指示するよりも、みんなが主体的に仕事に取り組んだほうが、想像以上の仕上がりになる。ここ最近で、そんな体験を、何度も味わいました。
先日お会いした方から「変わらないために、変わり続ける」という言葉を聞いたのですが、まさにそれが今の自分のテーマ。
目指したいゴールは同じでも、そのときどきで「いいチーム」の定義は変わるし、自分のすべきことも変わる。大切なのは、過去や成功体験に固執しすぎないこと(それが難しい〜!)。
でも少し前の自分に言いたいです。正しい答えは一つではないから大丈夫だよと。もっと頭をやわらかくしてねと。マイクロマネジメントが必要なときもあるし、でもきっといつか卒業するから固執しちゃいけないよと。
「変わらないために変わり続ける」って、ある意味では、常に自己否定することと同じ。
人生とは、なんと修行なのでしょうか。
これが成長痛だ!かっこいい大人への通過儀礼だ!と息巻きたいけれど、根が自分に甘い人間なので、そうもいきません。夜な夜なビールでほろ苦い気持ちを喉の奥に流し込みながら、ぼちぼちやっていきたいです。
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