お客様係　上山

GWが終わりすでに１週間以上経ってしまったのですが、楽しかった船旅の思い出を少しばかり書き留めてみました。

いつもと違うことをしたいという夫の提案にのってみて、今回は少し長い旅に。主な交通手段は、車と船（フェリー）。

船旅はこどもの頃に一度だけ、苫小牧から確か仙台まで行った記憶があるくらいだったので、オトナになってからの船旅ってどんなものなのかな、と。

旅立つ前の高揚感プラス少しのドキドキ。

そして、「波が高かったら酔うかもなぁ」「長時間で飽きちゃうよね？」と、現実的な想定を頭の中で繰り広げながら。

 

わかっていたけど、大きな船（フェリー）だ

新潟から小樽までの行きの船旅。
はじまりはじまり〜。

所要時間は17時間弱。夫は車とともに、私は別の入り口からそれぞれ乗船し、旅の始まりです。

車やトラックも乗り込み、約600人が乗船できるほどの大きさっていうのは、かなりのものと頭ではわかっていたけれど、実物を目の前にし、さらに乗り込んでみるとその船（フェリー）の大きさ、広さに圧倒されます。

大きなホテルが海上を移動しているようなものでしょうか。

 

船の中には予想外がいっぱい

▲入り口横には記念写真がとれるスペースもありました。

お部屋の種類もバリエーションがあり、テラス付きの贅沢個室もあれば、列車でいうところの「寝台車」みたいな旅気分を味わえる寝台スペースもあり。

「寝られれば良いね」とわが家は、寝台スペースを今回は体験してみることに。

▲久しぶりの「２段ベッド」に旅気分も盛りあがります〜。

船旅って長い時間を船内で過ごすためか、とても施設が充実していることにも驚きました。
そして、楽しいんです。

レストランやカフェスペース、お土産屋さん。

人が集えるエントランスホールやゆっくり外を眺められるラウンジもあって。

さらにのんびりできる大浴場（露天風呂もあり）や軽く体を動かせるスポーツルーム。

こどものためのキッズスペース、ペットが泊まれるスペースやドッグランもあるんです。

季節が暖かくなってお天気が良い時はデッキでジンギスカンなどのBBQもできるようで、ぜひ今度はその時季に乗ってみたいなぁ。

▲船の中の露天風呂では、水平線をも楽しめるのです。

時間にまかせて船の中、広いデッキをゆっくりゆっくり散歩する、これも船旅の醍醐味でしょうか。

歩いているとたまに波の影響で、足元がややフワフワするのですが、今回は船酔いするほどの揺れを感じずに過ごせたこともゆっくり船を楽しめた理由のひとつかもしれません。

▲廊下のところどころにある「サイン」の並びもキュート。

 

楽しみは「サンセット（日の入り）」

▲スコーンと突き抜けるように広くて清々しいデッキ。

一番楽しみにしていたのは、サンセット（日の入り）を存分に体験できること。

夕日が落ちかける頃にデッキに出てみると、水平線が目の前に広がっています。

ぐるりと見渡すことの気持ち良さ。

陸の上では感じられないような開放感と潮の匂い。

▲広々したドッグランでは、わんこも気持ち良さそう。

遠くが薄っすらとピンク色に染まり始めて、夕日が落ち始めていくのを眺めている時間もなんだか贅沢に感じるひとときでした。

▲「今日も1日ありがとう」おひさまにそんなひと声、かけたくなります。

 

「サンライズ（日の出）」とともに目的地の小樽へ

▲早朝の小樽運河に立ち寄ると、人が全くいない奇跡のタイミング。

朝日が昇る同じくらいの時間帯に、船は到着の地「小樽」へ。

船の中で過ごす時間に終わりを告げます。

17時間弱（けっこう長い）船に乗るなんて、退屈になるかもなぁと想像していたことが嘘のよう。

流れるように時間は過ぎて行きました。（すやすやと気持ちよく眠っていた時間もあったからでしょうけれど）

▲船旅の思い出。かわいい箱の中にはバター飴が。

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行きは「新潟〜小樽間」帰りは「苫小牧〜八戸間」と、全く異なる船（フェリー）に乗ってみた今回の旅。

乗降場所も所要時間も、そして船それぞれの大きさやデザインも全く違います。

単純に比較するのも難しいところですが、今回のスケジュールから考えると個人的には、時間のかかった行きの船旅の方がゆっくりのんびりと船の中を堪能することができた気がしています。

電車や飛行機を使って素早く旅にでかけることも大好きですが、こんな風に、じっくりと船旅をするという面白さにめざめた今回の旅でもありました〜。

 

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