【新商品】2WAYショルダーバッグが登場!上質なリネンコットンとレザーを使った大人の雰囲気が魅力です。
商品プランナー 加藤
こんにちは、バイヤーの加藤です。
本日はyesよりリネンショルダーバッグが登場です。
当店では、レザーアイテムに定評のあるyes。「高度で繊細な日本の技術力を繋いで新しいプロダクトを生み出していく」をブランドのモットーに、さまざまなプロダクトを生み出しています。
▲yesの近藤さん(左)と屋敷さん(右)
今回は、岡山県倉敷市でうまれた、上質なリネンコットンとレザーを掛け合わせた、2WAYショルダーバッグをご紹介します!
荷物が多い日もおしゃれを楽しみたい
荷物が多い、両手を空けたい。そんなとき、リュックや肩がけできるショルダーバッグがあると便利です。
でも、どこかカジュアルすぎて、洋服とミスマッチ…なんてことが、私自身ありました。
そんなときに出合ったのがこのショルダーバッグ。たっぷり容量なのに、身体にしなやかに沿うから、大きなバッグ特有の存在感が控えめです。
特に私が惹かれたのは、バッグのやさしい風合い。使っているのは品質の良いリネンコットンで、しなやかでほどよい光沢があります。
また、細かいパーツに国産レザーがほどこされ、まさに大人が持つのにぴったりな雰囲気なんですよ!
持ち手が2WAYであるのも大事なポイント。用途や気分によって使い分けできるのは、嬉しいですよね。
こどもの荷物を入れてマザーズバッグ代わりに、こどもが成長したら自分専用に。そして、ユニセックスで使えるデザインだから、家族で兼用できるのも嬉しいところ。
永くみんなで愛用できるショルダーバッグですよ!
倉敷の帆布工場を取材しました!
バッグ本体のリネンコットンが、貴重な帆布を織る機会で織られていると知り、倉敷帆布の工場「タケヤリ」さんを取材しました。
歴史とともに歩む老舗工場
今回お邪魔したのは、1888年に創業した日本で最も古い帆布工場さん。
厚さによって、撚る本数から通す糸の数までより厳格に決まっていた帆布の旧JIS規格を、いまも守り続け、昔ながらの高密度で織るやり方を、忠実に続けています。
その帆布を織る機械が、ベルギー製のシャットル織機。すでにメーカーが存在しない希少な機械で、部品が破損したら、壊れた織機のパーツで修理し使い続けているそう。
1日で数千メートル織る機械があるなか、シャットル織機は1日約50mくらいを織るのがやっと。ゆっくり時間をかけて織りあげます。
仕上がりは、大量生産の生地が均一性があるのに比べ、シャットル織機は不均一。職人さんがいつもついて調整するため、手織りと工業の間くらいのイメージなのだとか。
※2024年1月25日再入荷分からは、このシャットル織機とは別の織機を使用していますが、新しい生地の風合いはほとんど変わりありません。
帆布をつくる織機からうまれたリネンコットン
▲ガシャンガシャンと音を立て織るシャットル織機。
今回のバッグに使っているリネンコットンは、この帆布を織るシャットル織機で織りあげています。
▲このシャトルが織機を左右に往復して糸を織り込みます。
経糸に綿、緯糸にフレンチリネンを使用し、高密度のとても丈夫な生地に仕上がっています。
通常、リネンをここまで密度を入れるのは難しく、長年にわたって、密度のしっかりした帆布を作り続けた技術が、成し得るものだそうですよ。
職人さんの手と目が行き渡る
生地は機械が勝手につくるのではなく、どの工程でも人の手が入ります。特に旧式のシャットル織機は不安定で、糸の入り方も不均一。人が調整しながら織る必要があります。
▲色のついた紙が修正箇所。丁寧に品質を確認しています。
さらに、キズや汚れがないか、生地の仕上がりのチェックも、1点1点人の目でおこなっています。(私だったら、気が遠くなりそうです…)
はじめから最後まで人の手が入るというのも、味のある生地が生まれる理由の一つかもしれませんね。
生地からデザインまで熱意を込めたものづくり
そんな上質なリネンコットンをバッグの本体につかったのが、今回のショルダーバッグ。yesのお二人が、素材の良さを引き出すことに、情熱を注いだデザインが魅力的です。
今回はコアグレーとキナリの2色展開。そのうち、キナリは織りの特徴で、よりリネンの風合いが出る、生地の裏面を使用しています。yesの近藤さん曰く「表情が出ている」そう。
そして2色とも、表に使う生地を内側にも使った二重構造になっています。表に見えない部分にも、細やかなこだわりが溢れていますね。
「良い素材を分けていただいているという感覚を忘れないこと、それをどう活かすかが私たちの生命線です」とyesの屋敷さんは話します。
「大量生産できない生地だからこそ、大事に製品にしてくれる方に紹介したかった」そう話すタケヤリの担当者さんの言葉に、yesのお二人は謙遜しながらも自身たちが目指している商品づくりを、熱くお話される姿がとても印象的でした。
情熱あるものづくりの姿勢を繋いだ生地のバトン。つくり手たちの想いが私たちにもどこか伝わるような、愛着がわくアイテムです。
商品ページもぜひご覧くださいね。
<写真1,3,6,16,17枚目>
model: KAINO Yu(AMAZONE)
photo:鍵岡龍門
hair&make:小林亜珠(LIM)
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