【僕のおやつ日記】まだ読んでいない本が本棚にある幸せ
OYATSUYA SUN 梅澤
こんにちは、OYATSUYA SUNの梅澤です。
「積ん読(ツンドク)」、まだ読んでない本がたくさん積まれている様子。一般的には早く読むか、読み終わるまで新しい本を買わない方がいいとされる状態のこと。……だと思っていました。
我が家にも読まれるのを今か今かと待ちわびている本がたくさんいます。
ああ、早く読まないとな。
読んでないのに気になる新刊また買っちゃったな。
と、今までは、読んでいない本があるのに本を買ってしまうことに若干の罪悪感がありました。
▲友人に勧められて読んだ一冊。あまり読んでこなかったジャンル(SF)で新鮮な気持ちで読めました。
ところが、先日本屋さんで棚をながめていたとき「読んだことのない本が詰まっている本棚ってなんて素敵でわくわくするんだろう!」と気づいてしまったのです。
本屋さんをぶらぶらするのが楽しいのは、そこにまだ読んだことのない本がたくさん並んでいるからなんじゃないでしょうか。
もちろん、手に取れば鮮やかに記憶が蘇るような素晴らしい本がたくさん並んだ本棚も素敵です。
でもそこに、これから読むのを楽しみにしている本が一冊でもあったら、その本棚の輝きは倍増すると思うのです。
▲前述と同じ著者の作品。こちらはまだ読んでいない積ん読です。映画「メッセージ」の原作にあたります。
これは、我が家の積ん読を正当化するためのもっともらしい言い訳であると同時に、自分が今までなにに心を動かされてきたのかの再確認でもあります。
我が家は、父が教員だからか、小さい時から家に本がたくさんあり、まだスマホはおろか、インターネットにもろくに触れなかった時代の僕の暇つぶしは本を読むことでした。
学校では図書委員をやって、放課後は本屋でバイトをして。
本がそばにあるとなんとなく落ち着くなあ、と、好んで本の近くで生活することを選んでいました。
今は、本屋さんに行く機会も減ってしまって、週に一度行ければいい方。自宅の本棚が一番身近な本たちです。
その自宅の本棚に、まだ読んだことのない本がたくさん積まれているというのは、なんて幸せなことなんだろう、と思います。
読んでない本が家にあるのにまた本を買ってもいいじゃないですか。
本は、小説でもエッセイでもビジネス書でも写真集でも、僕に知らない世界を見せてくれる扉のような存在です。
同じ内容の本は一冊もなく、その全てに書いた人が存在していて、僕たちよりもはるかに長く残っていくもの。
僕にとって、読んだことのない本はまだ行ったことのない世界のような存在で、本を読むのは旅に出ることに似ています。
行ったことのない世界がまだこんなにある!と、自宅に積まれた未読の本を前にわくわくしています(早く読まなきゃ)。
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