【至福の自家製ドリンク】第2話:「じっくり煮出す」が正解◎ インドの風を感じる本格チャイ
ライター 小野民
これから迎える夏本番に向けて、日常をちょっと嬉しくしてくれる飲みものがあったなら。全3回で枝元なほみさんに、自家製ドリンクの作り方を教えてもらっています。
今回教えてもらうのは、チャイのレシピ。自家製は難しそうなイメージがありましたが、少しの工夫があれば、実はシンプルな材料と手順で、「インドを思い出す味」になると枝元さん。
冷房などで冷えた時には、温かくして飲むのもおすすめ。温冷どちらでも楽しめますよ。
冷えた体もじんわりあたたか
お家でできる本格チャイレシピ
材料(4〜6人分)
セイロン、アッサムなどの紅茶…ティーバッグ4つ分
水…600ml
砂糖…大さじ3〜4
しょうが…スライス4〜5枚
シナモンスティック…1本
黒こしょう…5粒
カルダモン…5粒
牛乳…600ml
※スパイスがない時には、しょうがだけでもOK
作り方
1.鍋に牛乳と砂糖以外の材料を全て入れて火にかける
紅茶の色がしっかり出てくるまで、中火で5分くらいは水だけで煮出します。
枝元さん:
「紅茶はティーバックの紐を切ってそのまま使うと楽ちんですが、もちろん茶葉をそのまま入れてもいいですよ」
2.牛乳と砂糖を注いだら、弱火で20分煮出す
3.スパイスなどを漉して、容器に移す
枝元さん:
「しっかり20分くらいかけて煮出すことと、一度にたくさん作ることが、本場っぽい味になる理由な気がしています。きっと、そうやって作ったものが、チャイ屋さんでは出てきてたんじゃないかな。
スパイスを入れた方が本場の味には近づきますが、しょうがだけでも予想以上にちゃんとチャイの味に仕上がりますよ」
シンプルな材料ながら、異国情緒を運んできてくれるチャイ。
長時間煮出すと味が濃すぎるのでは? と思いきや、まろやかなスパイスとしょうがの香りが心地よく、それでいてすっきりした風味でごくごく飲んでしまいました。
インドではパンチのある甘さのお菓子とも楽しむので、ザクザクしたクッキーとの組み合わせが枝元さんの一押し。いい香りで一息つけるので、デスクワークのお供にも良さそうです。
最終話の次回は、フルーツ甘酒を紹介。スーパーなどでも簡単に手に入るようになった甘酒ですが、そこにひと手間加えると見た目もときめくドリンクになりますよ。
(続く)
【写真】木村文平
もくじ
料理家 枝元なほみ
ライター 小野民
編集者、ライター。大学卒業後、出版社にて農山村を行脚する営業ののち、編集業務に携わる。2012年よりフリーランスになり、主に地方・農業・食などの分野で、雑誌や書籍の編集・執筆を行う。人間3人、犬猫5匹と山梨県在住。
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