【至福の自家製ドリンク】第1話:冷凍牛乳で喫茶店メニュー? 2種のフラッペとミルクセーキ
ライター 小野民
これから迎える夏本番に向けて、日常をちょっと嬉しくしてくれる飲みものがあったなら。
キンキンに冷えた飲みものに、ほっとするもの、楽しい気分になるようなカラフルなもの……じめじめした梅雨、うだるような暑さの日々を、その時々の気分に合わせて元気づけながら乗り切れたら素敵です。
そこで全3回でお届けするのは、自家製ドリンクの作り方。身近な材料と手軽な工程で、夏の定番になるような冷たくておいしい飲み物を作ってみたい!と思いました。
夏にぴったりのドリンクを考えてくれたのは、定番料理から異国情緒あるレシピまでを身近な材料で作るのが得意な料理家の枝元なほみさん。去年は家で過ごす時間が長くなり、夏の自家製ドリンクを作ってみることも多かったそうです。
枝元さん:
「私の夏の定番は、水出しした緑茶。でも気分転換には旅先やカフェで出てくる飲みものを家で真似してみたり、暑くて体調を崩しがちなときに体が喜ぶ飲み物を作ったりするのは、楽しいですよ」
▲写真は1袋に1ℓずつ入れて凍らせたもの
今回活躍するのは冷凍庫で凍らせるだけの「冷凍牛乳」。
枝元さん:
「牛乳は、飲みきれないときやたくさん買ったときに冷凍しておくと便利なんですよ。
チャック付きで冷凍できる袋に、なるべく薄く平らにして凍らせます。そうすれば、使う分だけパキッと折って使うことができます」
第1話ではこれをフル活用! フラッペやミルクセーキなど、カフェや喫茶店のメニューのようなわくわくする冷たいドリンクのレシピをうかがいました。
暑くなってきたら作りたい!
カフェ気分の贅沢フラッペ
材料(たっぷりめの1人分)
冷凍牛乳…250g
牛乳…50〜70ml
インスタントコーヒー…大さじ1
砂糖…大さじ1〜1と1/2
作り方
1.ミキサーに材料を入れる
冷凍牛乳を割ってミキサーなどに入れ、その上から牛乳、インスタントコーヒー、砂糖を入れる。
カチコチに凍っている状態だと混ざりにくいので、少し柔らかくなってから回すようにするとうまくいきますよ。
2.カップに入れてお好みでトッピング
均等に茶色くなめらかになったら、カップにいれます。固めの食感でスプーンで食べるもよし、柔らかめにしてごくごく飲むでもよし、お好みで。
今回は上にさらにバニラアイスクリームものせ、砕いたナッツもトッピングした豪華版に仕上げました。
トッピングは和でも洋でも
抹茶フラッペ
抹茶のフラッペの場合は、インスタントコーヒー大さじ1を抹茶パウダー小さじ2に変えるだけで手順は同じ。このときもミキサーなどにかけるときには、入れる順番は凍らせた牛乳→砂糖→抹茶パウダーにして、全体が混ざりやすくします。
枝元さん:
「お好みで生クリームやアイスクリーム、クッキーなどをトッピングして、パフェのように楽しむのもおすすめです。家で作ると、シンプルにもとことん豪華にもできるから楽しいですよね」
▲今回は、枝元さんが好物という食用ほおずきをトッピング
コーヒと抹茶のフラッペは、お店で飲むイメージでしたが、いとも手軽にできてびっくり。シャリシャリの氷の食感を味わえば、体の中から涼しくなる、真夏に最適な1品です。
初めて食べてもなつかしい?
優しい味わいのミルクセーキ
材料(2人分)
冷凍牛乳…250g
牛乳…100ml
卵黄…2個分
砂糖…大さじ2
作り方
1.材料をすべてミキサーに入れる
2.特に卵が全体に混ざったらできあがり
実はミルクセーキ初体験だったライター小野ですが、このおいしさを知らなかったなんてもったいなかったと唸らされました。あらためてミルクセーキの材料を見てみると、お菓子のような組み合わせ。仕上がったものを飲んでみたら、ケーキやクッキーを焼いている香りを嗅いでいるような、幸福感が広がります。
枝元さん:
「私が子どもの頃に、母がカクテル教室に通っていた時期があるんです。それで覚えてきてシェイカーで作ってくれたミルクセーキは思い出の味です。こんなにおいしいものを作れるなんて、お母さんはすごいって思いました。
お子さんも好きな味だし簡単なのでぜひ作ってみてくださいね」
凍らせた牛乳をベースに、いろいろなバリエーションの夏の飲み物が作れることを教えてもらった今回。これからの季節は冷凍牛乳を冷凍庫に常備しておこうと決めました。
次回は、枝元さんが長年の研究(?)の末にたどり着いた本場のチャイのレシピをお届けします。
(続く)
【写真】木村文平
もくじ
料理家 枝元なほみ
ライター 小野民
編集者、ライター。大学卒業後、出版社にて農山村を行脚する営業ののち、編集業務に携わる。2012年よりフリーランスになり、主に地方・農業・食などの分野で、雑誌や書籍の編集・執筆を行う。人間3人、犬猫5匹と山梨県在住。
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