【あの人のバッグ】フィンランドの自然を体で感じる、デザイナーのアクティブなバッグ(吉澤葵さん)
編集スタッフ 石川
大きさや、形、その中身……「バッグ」には、そこかしこに “その人らしさ” がぎゅっと詰まっている気がします。
「あの人のバッグ」は、そんな気になるあの人のバッグやポーチの中身、気になるお買い物スポットまで、あれこれ聞いてみる連載シリーズ。
今回のバッグの持ち主は、ヘルシンキを拠点に活動されている、テキスタイルデザイナーの吉澤葵(よしざわ あおい)さんです。
当店のメイクアップシリーズのパッケージを彩るテキスタイルのデザイン「DROP」も制作してくださった、吉澤さん。
フィンランドの風景から得たインスピレーションをもとに制作されているという作品は、自然の中に潜むハッとするような美しさに気づかせてくれます。
今回は、そんな吉澤さんの普段のバッグの中身を見せてもらいました。
– バッグの中身 –
夏は、いつでも海に行けるように
左上から時計回りに、
ショルダーバッグ / MUJI
キャップ
サングラス
リネンのタオル / LAPUAN KANKURIT
水着
ポーチ / Lapuan Kankurit
本 / トーベ・ヤンソン『Kometen Kommer』
お財布 / 父からのベトナムのお土産
ノート
ペン / MUJI
消しゴム
イヤホン
テープ / mtテープ
吉澤さん
「今年の夏はヘルシンキもとても暑く、キャップやサングラスが欠かせません。
このところは、友人を誘って海に泳ぎに行くこともしばしば。気が向いたらいつでも海で泳げるよう、水着やタオルをバッグの中に常に忍ばせています」
吉澤さん
「普段持ち歩いているのは、LAPUAN KANKURIT(ラプアン カンクリ)の『NYYTTI(ニューティ)』というリネンタオル。以前からずっと欲しかったもので、自分へのプレゼントとして購入しました。
見た目とは裏腹に、とても早く乾くすぐれもの。肌触りもよく、色合いもとても気に入っています。
軽くて持ち歩きやすいので、自転車に乗ってキャンプに行くときにも必ずバッグに入れて持っていきます」
– ポーチの中身 –
つけるだけで、パッと華やぐものを少し
左上から時計回りに、
リップスティック / MAC
リップクリーム
リップスティック / 北欧、暮らしの道具店
日焼け止め / ACO
消毒用ジェル
ヴィンテージのイヤリング / アーティストの友人からもらったもの
チーク / &Other Stories
アイシャドウ / 北欧、暮らしの道具店
吉澤さん
「アクセサリーはあまりたくさんは持っていないほうなのですが、つけるときには、表情の印象も変わるような、大きめのものを選ぶことが多いですね。
最近のお気に入りは、アーティストの友人からもらったヴィンテージのイヤリング。
他にはあまり見かけないデザインなので、お洒落したい気分のときにつけています。鮮やかなグリーンなのですが、自分の肌にもちゃんと合うのが意外でした」
吉澤さん
「パッケージのデザインを手がけた、シンボリック リップカラーの『ウィッシュオレンジ』は個人的にも気に入っています。
アクセサリー同様、しっかりとメイクをすることも少ないのですが、こちらのリップカラーは、ナチュラルでありながら、パッと表情を明るくしてくれるので、日頃からよくつけています。
同じく、アイカラーの『アウェイクオレンジ』も、指で塗っただけで華やかになるので、こちらもとてもお気に入りです」
島での仕事に欠かせない、防水バックパック
吉澤さん
「現在、ヘルシンキの南部の小さな島にあるスタジオでアート作品を制作中なのですが、島に渡るにはボートに乗らなくていけなくて。
そこで重宝しているのが、この『Tretorn(トレトン)』のバックパック。防水加工が施してあるので、雨の日でもへっちゃら。中のものが濡れずに持ち運べて、助かっています。
島にはお店がないので、その日のランチの食材も運ばなくてはいけないのですが、たくさんの荷物を詰めて背負っても、肩が痛くならないベルトのつくりも、気に入っているポイントです」
フィンランド暮らしで、最近始めたことは?
吉澤さん
「昔から植物を育てるのが好きで、今住んでいるアパートも“ありすぎ”というほど、植物に囲まれています。
最近ハマっているのは、ガーデニング。今年から、念願だったガーデニング用の庭を借りることができたんです。
じゃがいもや空豆やズッキーニやたくさんのハーブなど、いろいろな野菜・ハーブを育てて、成長を見守るのがこのところの1番の楽しみです」
***
吉澤さんご自身のInstagramを覗いてみると、そこにも自然豊かな北欧の景色が。
現地での暮らしの一コマを切り取った写真には、テキスタイルと同じく、日常を慈しむ視点を感じとれます。
吉澤さんのアクティブなバッグの中身は、まさにそんな暮らしぶりが反映されているかのよう。
ヘルシンキの空気を体じゅうでとらえながら、作品づくりに取り組む吉澤さんの暮らしを思い浮かべると、私自身もなんだかみずみずしい気分に満たされいくのを感じるのでした。
【写真】1枚目、プロフィールのみ:Kastehelmi Korpijaakko、その他:吉澤葵
吉澤葵
フィンランド在住テキスタイルデザイナー・アーティスト。ラプアンカンクリなどフィンランドのブランド、スウェーデ ンと日本のブランドと国際的に活動中。デザイン以外にも、ヘルシンキ南部にある島のスタジオで手織りのアー ト作品を制作中。Instagramは@moiaoi
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