【夏の終わりの過ごし方】第3話:夕暮れの街を散歩して、夏野菜カレーを作る
編集スタッフ 奥村
今年もやってくる、夏の終わり。
この特集では、少しだけ寂しくてノスタルジックな、夏のある1日の風景を、全3話で切り取ります。
3話目は夏の夕方。暮れていく街を眺めながら、夕飯の買い物に出かけます。
PM18:00
陽が落ちてから、買い物へ
夕暮れの景色と、夏野菜カレー
部屋に西陽がさしてきた。そろそろ夕飯の時間だ。
暑さも落ち着いてきたから、スーパーに出かける。
昼間あんなにギラギラしていた太陽が沈むと、街は一気にひっそりする。
夏の夕方は静かだ。それは祭りの後みたいで、だからちょっとだけ寂しい。
いつの間にか、鈴虫の声が聞こえるようになっていた。
秋は少しずつ、近づいてきてるんだな。
スーパーの帰り、コンビニでガリガリ君を買った。
いくつになっても、アイスの棒が見えてくると「アタリ」が出たらどうしようとドキドキする。
そんな自分が、ちょっと可笑しい。
ちょうど夕焼けが見えた。空がピンク色になって、それからだんだん暗くなった。
なんにもなかった1日だけど、なんだかよかったなと思える。
夕飯は、カレーを作ることにした。
奮発して買ったちょっといい牛肉と、マッシュルームをたっぷり入れたカレー。
ルーは中辛で、仕上げにちょっと黒コショウを入れて、スパイス感を足すのが好き。
ズッキーニと茄子、かぼちゃ、オクラ。
カレーと一緒に煮込むか迷ったけど、今日はこんがり焼いて、主役みたいに上にのせることにした。
年中スーパーには並んでいても、やっぱり「夏野菜」だから。今はなおさら、大事に食べたい。
夏がギュッと詰まったカレーは、それはそれはおいしかった。
たくさん作ったから、冷凍して、もう少しだけ夏を名残惜しむんだ。
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夏野菜をたっぷりのせた
牛肉とマッシュルームのカレー
材料(4〜5人分)
牛肉薄切り肉…300g
玉ねぎ…2個
マッシュルーム…15個
夏野菜(かぼちゃ、ズッキーニ、茄子、オクラなど)…適量
カレールー…1/2箱(100g)
水…600ml
ローリエ 2枚
塩・胡椒…少々
サラダ油…適量
作り方
①玉ねぎは薄切り、マッシュルームは石づきをとって半分に、牛肉は5cmほどに切る。
②鍋にサラダ油を入れ、中火で玉ねぎをしんなりするまで炒める。
③別のフライパンにサラダ油を入れ、塩こしょうをまぶした牛肉を中火で焼き付けるように炒め、色が変わったらマッシュルームを加えてさっと炒める。
④2の鍋に3を入れ、水とローリエを加え、アクをとりながら弱火で10分ほど煮たら、カレールーを加えて10〜15分ほど煮込む。
⑤煮込んでいる間に薄切りにしたかぼちゃ、ズッキーニ、茄子、半分に切ったオクラを、サラダ油を入れたフライパンで焦げ目がつくまで焼く。
⑥お皿にごはんを盛り、カレーをかけて5をのせればできあがり。
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レシピを教えてくださったのは
料理家・たくまたまえさん
たくま たまえ
地元産の野菜や果物を中心に、旬の食材を使った保存食のレシピ提案が人気。主な著書に、保存食のレシピをまとめた「たまちゃんの保存食 新版」(株式会社マイナビ)、夫のお弁当作りをまとめた「たまちゃんの夫弁当」(主婦と生活社)がある。Web:http://takumatamae.com/ Instagram:@tama.tamaben
【撮影】濱津和貴
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