【今夜の主役は春巻き】第2話:旬の秋ナスで作りたい。とろとろナスとアンチョビの春巻き
編集スタッフ 奥村
春巻き、それは幸せの味。たとえ平日の夜だって、自宅で手軽に作れたらと願います。
そこで今回は料理家の今井真実(いまい まみ)さんに、具材の準備に手間がかからず、少ない油で本当にカリッと揚げられる春巻きのレシピとコツを、全4話で教わりました。
2話目の今回はジューシーな秋ナスが主役の春巻きです。
とろとろ熱々のナスがたっぷり
ナスとアンチョビ、大葉の春巻き
材料(5本分)
春巻きの皮…5枚
なす…1本(100g)
アンチョビ…2枚
大葉…3枚
オリーブオイル…大さじ1/2
(春巻きの糊づけ用に)
小麦粉(薄力・強力どちらでもOK)…大さじ1
水…小さじ1
指で溶いてペースト状にしておく。
作り方
1.具材を作る
なすはヘタをとり、小さめの乱切りにする。
▲ひと口大の半分くらい。大きいと巻きづらくなるので、小さめを意識して
アンチョビを刻み、大葉は細切りにして1に入れ、オリーブオイルを回しかけて全体を混ぜる。
▲油をなじませると具材から水気が出にくくなり、皮に巻きやすくなります
2.巻く
小麦粉の糊を皮の四隅に塗り、5等分にした具材を、皮の手前側にのせる。
まずは具材を固定するように、きつめに一巻き。手前側の角に塗った糊でしっかり留める。
続いて左右の角を折り畳み、
今度はふんわりともう一巻きし、糊で留める。
▲最初の一巻きはきつめに、次の一巻きはふんわり巻くことで皮の間に空間ができ、カリッと揚がりやすくなります
3.揚げる(揚げ方の詳しいポイントは1話目でご紹介しています)
直径20cmほどの小さめのフライパンに、油を1cm弱(春巻きの片面がつかる程度)入れ、火をつけてすぐ春巻きを入れ、中弱火にする。
スプーンですくった油を春巻き全体にかけながら、じっくりと揚げていく。
きつね色になったら裏返して、同様に反対の面も揚げる。
両面に色がついたら、側面を立てて(好みの色になるまで)側面も揚げ、できあがり。
バットに並べて冷まし、粗熱がとれたら食べごろ。
好みでレモンをしぼって、お塩でいただくのがおすすめです。
今井さん:
「揚げたてのナスは火傷してしまうくらい熱々なので、ある程度粗熱がとれたくらいが食べごろです。
ナスの春巻きは、ウスターソースをかけて食べるのもおすすめ。これもまたガラリと味が変わって、美味しいんですよ」
春巻き作り初心者のわたし奥村。実際に作ってみましたが、ナスを小さめに切っておく方が巻きやすく感じました。
ついつい具材を多めに詰め込んでしまって不格好になってしまいがちなのですが(笑)そこをぐっとおさえて、分量を守るのもポイントです。
今が旬の秋ナスで、とろとろの絶品春巻き。ぜひお試しください。
【写真】濱津和貴
もくじ
今井 真実
料理家。東京都世田谷区で料理教室(現在はオンラインレッスン)を主宰しながら、雑誌、web媒体、広告などでレシピ作成、スタイリングを行っている。毎日のご飯作りの助けになりたい、作った人が嬉しくなる「新しい家庭料理」のレシピに定評があり、ブログ https://note.com/imaimami/ でも掲載中。Instagram:@mamiimai
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