【ほっとひと息な夜に】自分のための時間が、私を支える。料理家さんのキッチンでのナイトルーティン
編集スタッフ 野村
慌ただしい1日を過ごしていると、自分のためだけの時間はほんのわずか。だから、自分のために何かをしている時間そのものが、日々のわたしを支えるひとつになるんです。
そう話してくれたのは、ケータリングチーム「Perch.」主宰、「ATELIER Perch.」オーナーのまきあやこさん。
ほっとひと息つける夜こそ、自分の心と体をいたわって、明日への活力を養える大切な時間なんだと思います。
そこで今回は、まきさんのご自宅にお伺いして、夜時間の過ごし方を覗いてみました。
キッチンでの晩酌が、ホッとできる瞬間です
都内のヴィンテージマンションに暮らす、まきさん。お部屋に足を踏み入れると、広くとられたオープンキッチンが迎えてくれます。
まきさん:
「夜帰ってきたらヘトヘトなので、キッチンでビールとおつまみをつまみながら、あぁ今日も1日が終わったなぁとホッとすることが多いです。
日中は仕事のことが最優先だから、夜は自分の心の声に耳を傾ける時間に。
その日に感じた自分の気持ちを夜の間に聞いてあげる、ということを大切にしています」
▲この日のおつまみは、サラミ・ケイパーの塩漬け・山椒のおせんべい・あたりめをチョイス
勉強は、自分に栄養を与える時間
料理の仕事に携わるまきさんは、夜のキッチンで勉強の時間もとっているそう。
まきさん:
「コロナ禍で仕事が減ってしまった時期があって。何か新しい勉強をしようと、お魚の勉強を始めました。
季節ごとに入ってくる魚が違うので、初めてさばくものもたくさんあります。それに食べ方も含めて、とても学ぶことが多いんです。
日中、自分のために何かをしている時間が少ないので、勉強は自分に栄養を与えている時間でもあって。その時間が生活の中で取れるのは、わたしにとってすごくバランスが良いことだと思います」
夜は、悩みを聞いて聞かれて
夜の時間で大切にしていることに、友人とのチャットもあります、とまきさんは教えてくれました。
まきさん:
「困っていること、悩んでいること、ちょっと恥ずかしくて話しにくいこともなんでも話し合えるような仲に、時間をかけてなれた友人たちです。
そういう関係性ができてから、夜の時間にメールやビデオ通話で話を聞いてもらったり、友達の話を聞いたりするという習慣ができました。
でも、本当に不安なことは誰にも言えないってこともあります。
そんな時に、友達に言えるところまで来ていたらもう大丈夫というバロメーターにもなっているかもしれません」
自らの心の声に耳を澄ませていく、まきさんの夜のキッチンでの過ごし方。
そのひとつひとつに、自分の素直な気持ちを取り戻して明日の活力を養えるような、たくさんのヒントが詰まっているように感じました。
まきさんの夜の過ごし方は、動画「夜な夜なキッチン」でもお届けしています。
動画では夜のキッチンでの過ごし方のほか、おやすみ前に大切にしていることについてもご紹介。動画全編を観て、私ももっと夜の時間を大切にしていきたい気持ちで満たされました。
ぜひこちらもお楽しみいただけると嬉しいです。
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