【雨あがりの日まで】前編:自分をいじめない。心も体も健やかになる「わたし時間」の過ごし方
編集スタッフ 寿山
しとしとと雨が降りつづける6月は、心も体もなんだか重たく感じる瞬間がありますよね。
湿気は下にたまりやすく、足元がむくんで冷えるということもよくある季節。お天気はどうにもできなくても、毎日を少しでも快適に過ごせたならと願うばかりです。
そこで今回は、アーユルヴェーダのセラピスト、ヨーガ講師として活躍する林亜希(はやし あき)さんに、梅雨を心地よくのりきるアイデアを教わります。
じつは家で出来るアイデアが、たくさんあった
5000年前にインドで発祥したアーユルヴェーダは「幸福で有益な長寿のための知恵」がつまった伝統医学。
ずっと興味はあったものの、難しそうなイメージを勝手に抱いていたのが正直なところ。
ところが林さんと出会って、いまの暮らしに紐付けた身近なセルフケアの方法を教わるうちに、家で手軽に出来ることもたくさんあるんだ!とうれしくなったのです。
まず前編では、心も体もしんどい梅雨どき、林さんおすすめの過ごし方を教わります。
長雨のシーズンは
心や体にストレスをかけたり
体を冷やすようなことはしないで
自分をいじめないことを大切に。
たとえば屋根裏のような
守られた場所や
自分の好きなものに囲まれた空間で、
心のままに、ゆっくりと過ごして
洗い立ての服やシーツを用意したら
ミントやユーカリ、ローズマリーなど
おひさまのエネルギーをいっぱい浴びた
植物たちの香りに包まれる
自分だけの秘密の部屋にいる気分で
好きな本を手に
ただ、ただ、のんびりと。
ひと時でも家族や他人のことは忘れて
「自分の時間」を生きること
そうして心が満たされると
人にもまたやさしくできるから
そんな時間を持つことで
次の季節を生き抜くための力と
心の余裕が蓄えられていく
湿度が内にこもりやすい梅雨は
心の風通しを良くして
自分をいじめないことが一番なのです。
雨の日は、守られた環境でのんびり過ごせばいい
今日教わった過ごし方は、林さんがアーユルヴェーダの古典を読んでいたときに出会った考え方なのだとか。
林さん:
「この文献を読んだとき、心から『ありがとう』と思いました。
雨の日でもがんばれ、と言われるのは辛いですよね。
だから雨が過ぎ去るまで、守られた環境でのんびり過ごしたらいいよと書いてあって、すごくホッとしました。
日常生活では、つい周りの人や物事に意識が向きがちですが、自分を見つめるのにちょうどいい季節なのかもしれません。他人ではなく、自分の軸で過ごす時間を持ってこそ、また周りの人を思いやれる気もするんです」
しんどいときこそ、自分を守ってあげる。ふるさとの母のようなやさしい言葉に、心がスッと軽くなりました。
つづく後編では、アーユルヴェーダの考えにもとづいた、梅雨におすすめのセルフケア術を教わります。
【写真】鈴木静華
もくじ
林亜希さん
東京にある「 atelier asha 211-Appartement Montparnasse 内 」(@asha_aki)と、軽井沢にある元修道院「アネモネ院」(@anemonein_karuizawa)の2拠点にて、アーユルヴェーダセラピー、ヨーガプライベートレッスン、セラピスト養成講座などを開催している。https://atelierasha211.com/
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