【あの人のバッグ】かばんも中身も、シンプルさと実用性、そしてひとさじのかわいさも大切にして

編集スタッフ 野村

リップに手帳、お財布、ポーチ。名前をみるだけで心おどる、そんなアイテムたちが一堂にあつめられた「バッグの中身」には、そこかしこに 「その人らしさ」 が詰まっているのかもしれません。

特集「あの人のバッグ」は、気になるあの人のバッグやポーチの中身を、あれこれ聞いてみる連載シリーズ。

今回のバッグの持ち主は、ウェディングドレスアトリエ「lecture de minuit(レクチュール・ドゥ・ミニュイ)」でオリジナルドレスのデザイン・縫製を手がける、木谷さやかさんです。

 


−バッグの中身−
10年愛用の手帳は、手放せません


左上から時計回りに
・エコバッグ / xanji
・長財布 / STANDARD SUPPLY
・コスメポーチ / moritaMiW
・ワイヤレスイヤホン / Premium Style
・手帳 / TRAVELER’S notebook
・カード入れ / ノーブランド
・バッグインバッグ / xanji

木谷さん:
「『xanji(ハンジ)』のエコバッグやバッグインバッグは、シンプルでスタイリッシュなものがなかなか見つけられないな、と思っていた時に出合ったバッグでした。カラーや素材感も含めて気に入っています。

ちょっと近所へ出かける時には、このバッグインバッグに必需品だけ入れて出かけられるので、気軽です。

アルマジロモチーフのポーチは、21世紀美術館で購入した、詩画作家・森田MiWさんと今治タオルメーカーの『楠橋紋織(くすばしもんおり)』がコラボしたブランドのもの。軽くて、たくさん入るので重宝しています。

動物モチーフのものが好きで、気がつくと増えてしまっているのでセーブしようと思っていますが、ついつい買ってしまいます……(笑)」

木谷さん:
「スケジュールもメモも、手で書くのが習慣になっているので、手帳は必ず持ち歩くようにしていて。

『TRAVELER’S notebook』の革の手帳は、中身をカスタムできるので、中身のノートやスケジュール部分だけ毎年新しくして、もう10年近く愛用しています。

一年の目標や大切にしたい言葉、打ち合わせのメモ、思いついたデザインメモなども全てここに書き込んでいて、私にとってなくてはならないアイテムです」

 


−ポーチの中身−
ロールオンタイプのフレグランスが便利です


左から
・目薬
・ロールオンオイル / HEMPS
・ヘンプオイル / ENDOCA
・フレグランスオイル / Qure aromablend × lecture de minuit
・リップクリーム / THE PUBLIC ORGANIC
・リップ / uneven

木谷さん:
「仕事柄、目の疲れや頭痛が気になることも多いので、目薬と頭痛薬を持ち歩くようにしています。とはいえ薬に頼りすぎたくない気持ちもあって、CBDのロールオンオイルや経口オイルも、ちょっとしたお守りのように愛用しています。

唇が乾燥しやすいのでリップクリームは必須アイテムです。『THE PUBLIC ORGANIC』のSUPER POSITIVEという香りが好きで、ずっとこの香りをリピートしています。

リップはその日のメイクや気分によって塗り分けていますが、最近は『uneven(アニヴェン)』の落ち着いたマットピンクのものがお気に入りです」

木谷さん:
「フレグランスオイルは、金沢を拠点に天然精油を使った香りのプロダクトを手がける『Qure aromablend』さんに、お店のドレスをイメージした香りのものを作ってもらいました。

仕事で布を触っていると、爪や手が乾燥しやすく、手もよく洗うので、気づいた時にさっと保湿もできるロールオンタイプのオイルはすごく便利でお気に入りです。

車の運転中、信号待ちの間にもさっと塗って、気持ちをほぐしています」

 

コンパクトでも頼れるバッグがお気に入り

上から順番に
・ニットバッグ / ノーブランド
・革バッグ / benlly’s & job
・エコバッグ / 書店「POWELL’S BOOKS」オリジナル

木谷さん:
「ニットバッグは、明るいマスタードカラーと、肩紐が太めのニット生地なのでたくさん荷物を入れても大丈夫そうなところが気に入って購入しました。普段は、モノトーンの服が多いので、差し色が欲しい時によく使っています。

革バッグは、持ち方で紐の長さを変えられるところと、マチが広くてたくさん物を入れてもコンパクトに収まるところが気に入っています。手帳を入れるにもちょうどいい大きさで、長年愛用しているバッグです。

エコバッグは、ポートランドへ旅行に行った時に立ち寄った書店『POWELL’S BOOKS』で買ったもの。趣味でフランス語を習っているので、レッスンの日はこのバッグにテキストやノートを入れています」

 

お気に入りのアクセサリーは?

左から
・フレグランス / Maison Louis Marie
・リングとバングル / monica castiglioni
・リング(手前のもの) / knopue.

木谷さん:
「どんな年齢の指につけても素敵だなと思えるデザインで、一つずつ集めている『monica castiglioni(モニカ カスティリオーニ)』のアクセサリー。これをつけると、外出モード・仕事モードになれるんです。

時々磨いてピカピカにすると心も整う気がして、やる気も出してくれる、そんなアクセサリーです。

『Maison Louis Marie(メゾン ルイ マリー)』のフレグランスは、他にはないようなブランドオリジナルの香りが好みで。小さなボトルなので、旅行にも持っていきやすい点もお気に入りです」

***

スタイリッシュなアイテムの中にも、動物モチーフのアイテムが垣間見られていて。チャーミングさも素敵な木谷さんのバッグの中身でした。

次回はどなたのバッグが登場するのでしょう。お楽しみに。

「あの人のバッグ」
そのほかの記事はこちら

【写真】木谷さやか

 

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木谷 さやか

金沢市生まれ。東京の服飾専門学校を卒業後、都内のウェディングドレスサロンへ入社。1年後金沢に戻り、アパレル店で1年間勤務。2011年に、ウェディングドレスサロン「lecture de minuit」をオープン。オーダーメイドドレスやレンタルドレスのデザイン・縫製を手がける。2022年から、制作したオーダードレスをお店で引き取り、次の花嫁に譲ることができるプロジェクト「Passer la robe」も並行して行っている。

 


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