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【あの人のバッグ】雑貨コーディネーターに聞く、選りすぐりの日常アイテムたち（オモムロニ。さん）

編集スタッフ　藤波

リップに手帳、お財布、ポーチ。名前をみるだけで心おどる、そんなアイテムたちが一堂にあつめられた「バッグの中身」には、そこかしこに「その人らしさ」が詰まっているのかもしれません。

特集「あの人のバッグ」は、気になるあの人のバッグやポーチの中身を、あれこれ聞いてみる連載シリーズ。

今回のバッグの持ち主は、当店の特集「ときめく手みやげ」ではたくさんの素敵な手土産を教えてくださった、雑貨コーディネーターのオモムロニ。さんです。

-バッグとその中身-

「なにそれ、ほしい！」と言われる、外食のお守りグッズ

左上から

デジタルカメラ / SONY DSC-RX1RM2
ワイヤレスイヤホン / SONY LinkBuds S
充電器 / MOFT Snap バッテリーパック
iPhoneケース / Kensuke Hosoya
クリームソーダポーチ / UNDERCOVER
エコバッグ / BAGGU × THE CONRAN SHOP
ミニ財布 / com-ono × BEAMS Planets
ハンカチエプロン / h concept
ミニバッグ / もとまちユニオン
ポーチ / Herve Chapelier
折りたたみ傘 / +RING

オモムロニ。さん：
「さまざまなジャンルの雑貨を扱う仕事をしているので、守備範囲が広い分、自分⾃⾝がひとつのイメージにくくられたくない気持ちがあります。

洋服のコーディネートと同じように普段からあれこれ持ち物を⼊れ替え気分を変えていますが、この日はポップな色やモチーフが多めでした。

クリームソーダ柄のポーチには、筆記具とコード類、SDカードなど細々したものを。

バッグインバッグにしている『もとまちユニオン』のミニバッグは、最小限の必要なものを⼊れてこれだけで出かけることもあります」

オモムロニ。さん：
「ネオンイエローのミニ財布は、手乗りサイズだけれど⼩銭もお札もカードもしっかり⼊ります。後ろのゴールドのつまみを引くとカードがスッと取り出せるのが気持ちいいです。

『h concept（アッシュコンセプト）』のハンカチは⼀⾒ふつうなのですが、裏に伸縮できる紐がついていて、前掛けのようにして使えるんです。恥ずかしながらいまだに⾷べこぼすことがあり、持ち運びタイプのシミ抜き『スポッとる』（これもまた凄いんです）とともに私の必需品です。

使っていると『なにそれ？　私もほしい！』と⾔われることが多くて、今まで何⼈の⼈にプレゼントしたか分からないぐらい、鉄板のプチギフトにもなっています」

オモムロニ。さん：
「マルチタータンチェックチェックの柄が気に⼊っている折りたたみ傘は、軽くて、濡れていても畳みやすく専⽤ケースにスルっと⼊るのが便利です。

お気に入りすぎて、家族にも柄違いを買ったほどです」

20年愛用中。相棒キャンバストート

オモムロニ。さん：
「定番のバッグは、『L.L.Bean』の80’s製 BOAT AND TOTE です。

⼿荷物はできるだけ軽くコンパクトにしたいと思ってはいるものの、何というか……どんと大きくておおらかなバッグの形が好きなんですよね。特にキャンバストートが好きで10個近く持っています。

その中でも、80’s製ならではのステッチやハンドルの短さだったり、荷物をポーチに⼩分けしてポンポン放り込めるラージサイズがお気に入りのこのバッグは、かれこれ20年近く愛⽤しています。

年齢も流⾏も好みも変化していく中で、使う時の気分が買った当初と全く変わらないんです。⾊落ちやスレなど、経年変化でうす汚れていくのがむしろ嬉しくて、そんなバッグにはなかなか出会えないなと思います」

-ポーチの中身-

雑貨のように、見るたびときめくコスメを詰め込んで

中央上から

クッションファンデ / LILIBETH
リップクリーム / BOY CHANEL
エッセンススティック / IPSA
フェイスカラー / OSAJI
丸⽸ / nanuk hair
パウダー / NARS
猫コーム / TRESSE
⻭間ブラシ / Doctors
マルチクリーム / LUCAS’ PAPAW
ロールオンアロマ / Float
シミ抜き / SPO-Tru スポッとる
メガネクリーナー / EntreX
雲切⽬薬 / 笠原⼗兵衛薬局
リップ / ADDICTION
ハンドクリーム / BODYPEACE

オモムロニ。さん：
「こうして眺めてみると、どこか雑貨のようなアイテムが多いですね。

赤いチューブの『LUCAS’ PAPAW』は乾燥や吹き出物や虫さされ、何にでも効くオーストラリアの有名な万能軟膏。お守りのような存在。

『Doctors』の歯間ピックはとにかく使い心地がよくて何年も愛用しています。

『CHANEL』のBOYラインのリップクリームはツヤツヤしすぎず、色も匂いもなく、マットリップのベースにも使いやすいです。ネイビーにロゴだけのシンプルな見た目も気に入っています」

オモムロニ。さん：
「『雲切⽬薬』はそのネーミングに惹かれて通販したのですが、使い⼼地は穏やかなのにまさに “雲を切る” みたいに視界がクリアになるので、季節を問わずポーチに⼊れています。

『BODYPEACE』のハンドクリームは精油のほのかな香り。⼦供やペットが舐めても安⼼なのと、ポーチに⼊るほどよいサイズ、佐伯ゆう⼦さんのイラストもかわいくて何本もリピート中です。

猫コームは最近いただいたもの。自分からピンクを⼿にすることはあまりないのですが、今年はピンクと仲良くなろうと思って（笑）、こっそり忍ばせています」

お気に入りのアクセサリーは？

オモムロニ。さん：
「最近はあまりアクセサリーをつけていないのですが……。

48cmという⻑さとフックの無⾻さがジェンダーレスに着けられる『MASATO INOUE』のパールネックレスと、指につけると相⼿にスマイルが⾒える『STAR JEWELRY GIRL』のリングはたまに着けています。

きちんとした服に合わせるのは少し照れがあるので、古着のスウェットなどメンズライクな服装とカジュアルに合わせることが多いです」

仕事モードは、オールブラックで

ショルダーバッグ / CÉLINE
メガネ / NO BRAND
メガネケース / ARTS&SCIENCE
ペンケース / Postalco
万年筆 / Pelikan
ノート / Maruman Mnemosyne
クイック除菌スプレー / Amazon
名刺入れ / Anya Hindmarch
レコーダー / SONY
財布 / J&M DAVIDSON
ガジェットポーチ / Lufthansa × RIMOWA

オモムロニ。さん：
「雑貨や⼿みやげをセレクトする仕事をしているからか、ユニークなグッズが好きな人というイメージを持っていただくことが多いのですが、実は無意識にオールブラックな⽇もあったりします。

TPOに合わせてというよりは完全に気まぐれなのですが、仕事先などで意外だと驚かれることも。

かわいいもの、スタイリッシュなもの、マスターピース、便利なもの、⼀点もの、アノニマスなもの、ハイブランド、オタク的グッズ……すべて等しい熱量で好きです」

一つ一つのアイテムへの愛に溢れた、見どころが満載なオモムロニ。さんのバッグの中身でした。

次回もどうぞお楽しみに。

【写真】オモムロニ。

「あの人のバッグ」
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ときめく手みやげ

オモムロニ。

雑貨コーディネーター。⽇⽤品、⽂具、⼿みやげ、贈り物などのセレクトやコラムの執筆、商品企画など。グッドデザインかつ実⽤的でユーモアのあるモノ選びが得意。現在、雑誌『&Premium』『Lala Begin』にて連載中。著書に『DAILY GIFT BOOK 気持ちが伝わる贈りものアイデア』（⽂藝春秋）がある。Instagram：@omomuroni

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