【やらなくちゃをひと休み】かばんの中身も最小限に。 滝口和代さんの、自分ファーストな箱根旅
ライター 小野民
「ご自愛ください」。仕事でもプライベートでも、わたしのメール末尾の頻出度ナンバーワンの座はこの言葉かもしれません。
すっかり市民権を得たこのあいさつ、人に言いつつ、自分に言い聞かせているなあと思うのです。
仕事のスケジュールに、こなさなくてはいけない家事や育児。「やらなくちゃ」に追われていると、自分に目を向ける時間はすっかり後回し。鏡を見るのもそそくさと済ませる日々は、自分の外見にも内面にも向き合えていないなあと感じて、心がちくっと痛みます。
▲肌ラボ 極潤ヒアルロン液(販売名:ハダラボモイスト化粧水d)
「極潤」でおなじみの「肌ラボ」シリーズが大切にしているのは、「年齢や見た目にこだわらない、ありのままの自分を肯定した健康的な肌」を目指す姿勢、そして「大切なものだけを詰め込んだパーフェクトシンプル」という考え。
そんな肌ラボとともに、今の自分と向き合う旅へ出てみることになりました。テーマは「自分を解放する旅」。
「やらなくちゃに追われる日々を送っている」という滝口和代(たきぐち かずよ)さんと肌ラボと一緒に、忙しさからちょっと離れてみたら、思いがけない素顔の自分に出会うことができました。
(この記事は、ロート製薬「肌ラボ」の提供でお届けする広告コンテンツです)
日々は「やらなくちゃ」で溢れている
ブランド「fofo fofa」のディレクター、またフリーランスでディレクションやPRなどの仕事に幅広く携わる滝口さん。まだ幼い子どもの親としても、奮闘する日々を送っています。
滝口さん:
「仕事はもちろん、母親としての責任感も重く受け止める性分で、ちゃんとごはんを食べさせなくちゃとか、やらなくちゃいけないことが心を逼迫する状況に追い込まれがちです。
自分が選んだ道だけど、自分ファーストじゃない日常が8割を占めてしまっている。そう考えると、常に責任を感じている状況から少し離れることも必要だと思います。そうすることで、仕事や家族ともよりよい関係になれそうな予感もするんです」
やらなくちゃに埋もれがちな、自分が大切にしたいことってなんだろう。それらをちゃんと掘り起こすには、いったん立ち止まることも必要です。
訪れることにしたのは、「箱根リトリート före(フォーレ)」。都心からロマンスカーに乗って1時間半ほど、そこからバスで山道を登っていくと、木々のなかに宿泊棟やレストランが佇んでいます。
リトリートの名の通り、日常から離れていつもと違った時間を過ごすための宿に1泊した滝口さん。最小限の荷物を持って出かけた1人旅で感じたことを、お話ししてくれました。
スマホもスケジュールも、いったん脇に置いて
敷地内には木々がいっぱい。小さな滝や池からはコポコポと水の音が流れてきて、虫の声や鳥のさえずりもにぎやかです。滝口さんは、滞在中ずっと、あちこちから聞こえてくる自然の音の心地よさに癒されていたそう。部屋の窓からは、手作りの巣箱や鳥の姿も見えます。
ぼんやりするのも目的なので、今回の旅では荷物も最小限。大きめのトートバックに着替えと化粧ポーチ、手荷物用の小さなバックで完了です。あれもこれもと「念のため」の荷物が増えがちですが、本当に必要なものにしぼったら、身軽な旅になりました。
▲ピンクのリネンシャツはあえて捻って丸めて持ち運ぶのが滝口さん流。たたみじわがつかず、ほどよいリラックス感が出るのがお気に入り
滝口さん:
「ホテルにはタオルなども備え付けられていることが多いから、荷物はあまりいらないんですよね。大判のストールはおしゃれとしてだけじゃなく肌寒ければ羽織ったりいろいろな用途に使えるので旅の必需品です。リネン素材の服はすぐ乾くので、旅におすすめですよ」
さて、部屋にひとりぽつんと座ってみると最初は「のんびりってどうするんだっけ?」とそわそわしてしまったとか。でも、スケジュールを詰め込むこと、スマホで情報を調べすぎることは、しないと決めてきたのです。
スマホを置いて、まずは温泉に入ってのんびり。部屋の中で素顔で過ごしていると、心と体に余白が生まれてきたそうです。
手放したら見えた、ロマンチックな自分
滝口さん:
「部屋に入ってまず目に入るのが、羽ペンだったんです。せっかくなので、母へ手紙を書いてみることにしました。離れて暮らす母とは、普段からテレビ電話は頻繁にしています。でも、あらためて書き出したら、普段なかなか言えない大切な気持ちを綴ることができたんです。私って書くことが好きなんだ、と再確認した時間でもありました。
温泉にゆっくり浸かったら悩みがちっぽけに思えたり、優しい気持ちが出てきたりするのを感じられたのもよかったですね」
滝口さん:
「朝はチェックアウトまで、共有スペースでゆっくり過ごしました。そこにあった本の中で、特に気に入った本が2冊ありました。
1冊は旅の本で、眺めているとワクワクして、また旅に行きたい気持ちに。もう1冊は、上田義彦さんの『FOREST』(青幻舎)という写真集で、ただただ森が写っているのですが、生と死の循環がテーマなのだそうです。
この本をめくっていたら、亡くなった父の思い出も今につながっているのかなとか、朽ちていく木々のありのままも美しいなとか、普段見えていないことが見えてくる感覚があって、この旅だからこそ出会えた本だと思いました」
滝口さん:
「手紙を書こうというアウトプットの気持ちが湧いてくることも、偶然出会った本からのインプットに驚くほど心動かされる体験も、あれこれやらなくちゃから解放されたからこそできたんだと思うんです
忙しい日常の中では、たぶん引き込まれなかった。ゆっくりすることって大事なんですね。
そうそう、レストランで夕食をいただいた時に、ソムリエさんと会話しながら、自分の口から『ワインも生きているんですね』なんて言葉が自然と出てきて。旅の解放感から私のロマンチックな部分が顔を出してくれた気がして、なんだか嬉しかったです」
久しぶりに、自分の顔をちゃんと見つめてみたんです
滝口さん:
「普段から肌につけるものはシンプルなものを意識しています。与えすぎるより削ぎ落としたシンプルケアの方が、自分本来の力を高めてくれる気がしますし、全身に使えたり、子どもでも使いやすかったりして汎用性が高い。やらなくちゃがたくさんあるセルフケアは、なかなか続きませんしね」
旅先では、久しぶりに得た追い立てられない時間のなかで、普段自分の顔をまじまじと見る機会がないことにも気づいたそう。
滝口さん:
「洗面台の大きな鏡のほかに、部屋には拡大鏡が置いてあったんです。そういえば日常では自分の顔をちゃんと見てないなあと思って、覗き込んでみたら、年相応にシミやシワは増えていて。たまには、ちゃんと自分の状態を見てあげることも大事だと思いました」
滝口さん:
「見た目の変化だけ考えれば、10年前は良かったなぁと思ってしまうかもしれないけれど、“きれいって何だろう” と考えたら、見た目だけじゃないですよね。鏡を見て向き合ったのは、自分の内面でもあって。笑ったからシワができるし、子どもと公園を駆け回るからシミができる。そういう蓄積が愛おしいし、素の自分を肯定したい気持ちが湧いてきました」
肌ラボが目指す、内面も含めて今の自分が一番いいと思える健やかさ。そして、そのために本当に必要なものを厳選し、最小限で取り入れるというパーフェクトシンプルの思い。この2つは、滝口さんが大切にしたいこととも通じるようです。
シンプルに、満ち足りる。荷物の少ない旅で気づいたこと
滝口さん:
「旅をすると景色が変わって、“見え方” も変わるんだと気づきました。自分の頭を研ぎ澄ませる時間を過ごしてみて、新しいアイデアを得たというよりは、いつもの自分の思考を“これでいいんだ”と自信を持たせてくれた感じです」
滝口さんが旅を通して得た “見え方” が教えてくれたのは、ありのままの自分に、光を当てることの大切さ。
忙しい日々を過ごしていれば、決してつるぴかのままではいられないでしょう。だからこそ「おつかれさま」の気持ちで肌に触れるひとときを、大事にしていこう。自分の良き部分もちゃんと見るようにしていれば、きっとこれからだって健やかに進んでいけるはずです。
【写真】吉田周平
滝口和代
「nest Robe」をはじめ、ファッションブランド等の広報 や「fofo fofa」などのデレクションに携わる。 個人のInstagramアカウントでは、仕事だけでなく日々の暮らしの様子も綴っている。 インスタグラム:@takiguchikazuyo
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