【限定復刻】あの老舗ブランド「Noritake」と、当店だけの特別なカップ&ソーサーをつくりました
商品プランナー 中居
※こちらの商品は、大変ご好評いただき完売いたしました。再生産について今後検討していきたいと思いますので、是非「再入荷通知メール」にご登録くださいませ。(24.09.15追加)
こんにちは、商品プランナーの中居です。
本日発売となった、【当店限定復刻】ビオラのカップ&ソーサー。あの老舗テーブルウェアブランド、Noritakeと当店がコラボレーションしてつくった特別なカップ&ソーサーです。
なぜNoritakeと当店が……?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
こちらの読みものでは、私たちとNoritakeがコラボレーションするに至った経緯と、その開発の裏側をご紹介させてください。
きっかけは、旅先で出合った1客のカップ&ソーサーから
店長佐藤から、Noritakeとコラボレーションしてみたいという相談をもらったのはかれこれ1年半ほど前に遡ります。
糸島のとあるお宿を訪れた佐藤がたまたま出合った、ヴィンテージのNoritakeの器。
今までも目にする機会はあったものの、非日常の中で改めて出合い直したことで、その佇まいの実直さ、美しさに一瞬で心を奪われてしまったそう。
旅から戻った佐藤は、琴線に触れるNoritakeのカップを求めてヴィンテージショップを巡るようになります。そうしたある日、紫色のお花の描かれた、金縁のあるカップ&ソーサーに一目惚れし、自宅に迎え入れました。
この投稿をInstagramで見る
その出合いを綴ったSNS投稿に共感のお声をたくさんいただけたこともまた、企画のきっかけの一つとなりました。
いま感じるこのときめきをお客様とも分かち合いたい。新たな魅力を探求していく扉を開け、ものづくりがしてみたい。
そんな思いが強まり、今回のコラボに向けて動き出すことになりました。
当店だけの復刻アイテムができるまで
▲左:ベースとなった佐藤愛用のカップ&ソーサー、右:当店限定復刻のカップ&ソーサー
早速Noritakeにお問い合わせし、佐藤が一目惚れしたこのカップ&ソーサーを復刻できるかをご相談することからスタート。
元になったカップは1978年に生産されたもので、当時はデザイン画は手描きな上に転写紙の版は残っておらず、カップとソーサーの型も現在は生産されていないものでした。
諦めそうになる私たちに、先方から「まったく同じものを復刻するのは難しいですが、類似の型を使い、模様やモチーフ自体を再現することはできる」とお返事が……!
さらに、一部オリジナルのモチーフにされてはどうですか? というご提案までいただけたのです。
▲オリジナルモチーフであるビオラをあしらいました
元になったカップの深い紫色の花を、もっと当店らしく馴染み深いお花にするならば。
そこで、店長佐藤が自宅で育てるほど大好きな花、「ビオラ」をオリジナルモチーフとしてあしらうことにしました。
担当デザイナー・波々伯部(ほほかべ)とイメージしたのは、ヴィンテージのテキスタイルデザインのような、可愛らしさの中にもひとさじ個性をまとった絵柄にすることでした。
▲最終候補に選んだ3柄。お花の丸みや葉の形が少しずつ異なります(最終的に採用したのは一番手前)
最終デザインは、候補となった3案をシールに印刷していただき、実際のカップに貼り付けてみてウンウン悩みながら決めました。
▲商品検討会議で悩み中の一コマ
こうして、ビオラの可愛らしさは再現しながらも、写実的なあしらい要素は削ぎ落とし、どこかモダンさも兼ね備えたビオラ柄が完成したのです。
周りを彩る唐草模様は、Noritakeのデザイナーさんが元となったカップ&ソーサーを限りなく忠実に模写してくださったもの。その緻密さにもため息が出ます。
また、カップの縁や持ち手、ソーサーのポイントとなっている金の着色は、スリランカ工場の職人さんが一つずつハンドペイントで施しているんです。
佇まいの美しさはもちろんのこと、ぜひこの繊細な仕上がりを実物でご確認いただきたいです。
いま改めて感じる、日本の老舗ブランドの魅力
私たちスタッフにとっても、特別な企画となった今回のコラボレーション。
北欧のインテリアや雑貨のテイストももちろん大好きだけれど、古くから愛される日本のブランドの魅力に気づくきっかけにもなりました。
そして、北欧食器とともに食器棚にNoritakeの器が並ぶ姿も、新たな暮らしの景色を感じさせてくれます。
私の母も1980年代に日本の洋食器ブランドの食器を買い集めたそうで、Noritakeの食器も実家にあった馴染み深いものでした。
このカップ&ソーサーを通して、お客様お一人お一人の中にあるそれぞれの懐かしさやノスタルジー、あるいは新鮮な魅力と出合う機会になったら嬉しいです。
商品ページもぜひご覧くださいね。
photo:吉田周平(3,6,7枚目以外)
感想を送る
本日の編集部recommends!
小さな不調のケアに
手間なくハーブを取り入れられる、天然エッセンシャルオイル配合の「バスソルト」を使ってみました【SPONSORED】
【11/26(火)10:00AMまで】ニットフェア開催中です!
ベストやプリーツスカートなど、人気アイテムが対象に。ぜひこの機会をご利用ください♩
お買い物をしてくださった方全員に「クラシ手帳2025」をプレゼント!
今年のデザインは、鮮やかなグリーンカラー。ささやかに元気をくれるカモミールを描きました。
【動画】北欧をひとさじ・秋
照明ひとつでムード高まる。森百合子さんの、おうち時間を豊かにする習慣(後編)