【北欧さんぽ】デンマーク3:カラフルな童話の世界でランチタイム。
編集スタッフ 二本柳
文・写真 スタッフ二本柳
シルバーウィークは全国的に晴天がつづき、行楽日和の連休となりました。皆さんはどのように過ごされましたでしょうか?
わたしはあまり遠出をせず、のんびり(ダラダラと…?)時間が過ぎていきました。
さて、本日は「北欧さんぽ」第3回。デンマークの最終回にしたいと思います。
今回も写真メインでお届けしますので、一緒に北欧を散歩している気分でご覧いただけたら嬉しいです♪
カラフルな運河沿いでランチ休憩。
コペンハーゲンは月曜日。
自転車だらけの通勤ラッシュを見物したあとは、また街歩きを再開です。
コペンハーゲン南部クリスチャンハウン地区は、運河が入り乱れた風景や古い建物が並ぶ趣あるエリア。のどかな景色のなか、てくてくと歩いているだけで楽しいんです!
なんてことのない建物の一角ですら、おしゃれに感じるから不思議。。(北欧マジック?)
ついつい写真を撮りたくなる景色が多すぎて、なかなか前へ進みません。
そうこうしながら歩いていると…甘いかおりがただよってきました。ん〜おいしそうな匂い!
その正体は何だったのかというと、ここ「LAGKAGEHUSET」というパン屋さんでした。小腹もすいてきたので、ここでおやつを入手することにします。
店内のインテリアも落ち着いていていい感じ。
番号札で順番待ちをするシステムや、お客さんが休みなしに入店してくるところを見ると、どうやら人気店のようですね。期待がふくらみます…
おやつにと選んだのはチョコレートマフィン。どっしりと濃厚で、とっても美味しい!疲れた体に染みわたる甘さです。
さあ、たっぷり糖分補給をしたので、その分積極的に歩きますよ〜。
目指すは「新しい港」という意味の港町ニューハウン。このエリアは、『マッチ売りの少女』や『人魚姫』を生んだアンデルセンも愛して居を構えた場所なのだとか。
それも納得。運河沿いにカラフルな建物が並ぶその姿は、まるで童話の世界に迷い込んだような世界観です。
コペンハーゲンを象徴するエリアとだけあって、ここにはレストランやカフェもたくさん並びます。
わたしたちもその中から慎重にレストランを選び、伝統料理も食べられる「Nyhavns Fargekro」というお店でランチをとることにしました。
旅行中はどうしても野菜不足になりがちなので、ここではサラダをチョイス。
ででんと大きなサーモンが乗り、チーズやハーブもたっぷり。サラダとは思えないほどのボリュームに大満足です。
のんびりペースな食事情について。
ちょっとここで余談なのですが、北欧に限らずヨーロッパの食事は、料理が来るペースもウェーターさんを呼んでから席に来てくれるまでの時間も、全般的にのんびりとしている印象です。
それは、東京のペースに慣れている身からするとイライラっとさえしてしまうような時間の流れ方。
でも現地の人たちを観察していると、無理してウェーターを急かそうとする人はまったくと言っていいほど見かけないんですよね。それよりも、そんな待ち時間さえ含めてランチタイムを満喫している様子です。
食事をすっかり食べ終わってからデザートの注文を聞かれるまで30分40分と待たされても、なんてことない。海を眺めたり、道ゆく人を観察したり、おだやかに過ぎていく時間を見守っているようでした。
そんな時間の捉え方にカルチャーショックを覚えつつ、時間にシビアすぎる自分にハッと気づくわたし。
わたしもたまには、少なくとも旅の間くらいは、腕時計を外して時の流れに身を任せてみてもいいかな…と思ったランチタイムでした。
歩行者天国ストロイエから植物園まで。
さて、ランチでお腹いっぱいになったら、そのまま近くのショッピングストリートへ向かいましょう。
ここストロイエは世界で初めての歩行者天国とも言われているそうで、ウィークデイにも関わらず大勢の人でにぎわいを見せています。
「ロイヤル・コペンハーゲン」や「HAY」をはじめ、たくさんのブティックやカフェが並ぶストリート。
高級ブランド店が並ぶ大通りからちょっと脇道にそれると、個性的なセレクトショップも見つけられたりと、買い物好きにはたまらないエリアです。
ファッションや雑貨だけでなく、おいしそうなフルーツを売るお店やパフォーマンスをするミュージシャンの姿も…。
気付けば時刻は16時。そろそろストロイエを離れ、西に向かって散歩をはじめることとします。
ちらほらすれ違う自転車は、会社帰りにしてはまだ早すぎるので学校帰りの市民の姿でしょうか?
にぎやかな観光スポットもいいけれど、やっぱりちょっとした脇道で出合う素顔の風景は良いですね。
途中、コペンハーゲン大学のキャンパスに入ってみたり・・・
歩いている途中、午前中にチョコマフィンを食べた「LAGKAGEHUSET」の別店舗を見かけたので、ついついまた入店。
おいしそうなイチゴタルトをテイクアウェイし、そのまま植物園へ向かいます。
涼しくなってきた夕暮れ時の芝生の上でさっそくゴロリ。
さっき買ったイチゴのタルトを頂きます。
コペンハーゲンの散歩がたのしいのは、広くて綺麗にととのえられた芝生エリアが至るところにあるから。ここ植物園もそのうちの1つでした。
古い建物と近代的な建物が入り交じるコペンハーゲンは、どこまでも歩いていられそうな街。そしてそのうち歩きつかれたら、いつだって靴を脱いでゴロリと休める芝生があります。
人も街もココロが豊かな印象だったコペンハーゲン。いつか住んでみたいなあ…
さて、次回からはデンマークを離れてスウェーデンへ向かいます。それではまた来週♪
(つづく)
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