【BRAND NOTE】前編:みんなで分かち合う、スウェーデンの暮らしと子育て

移住・在住歴10年目の明知直子さんに聞く、北欧・スウェーデンの子育てと暮らし。きっかけはスウェーデンの自動車メーカーVOLVO(ボルボ)が「体の大きさを問わず全ての人を守る。子どもにも大人と同等の安全を」の気持ちから子どもへの積極的な安全対策に取り組むことを知ったから。その根底には育児、教育、日々の習慣などスウェーデン流の応援する価値観、自然への愛、フィーカなどからの生まれる余裕も息づいています。

編集スタッフ 長谷川 編集スタッフ 長谷川

 写真 明知直子

私たちは10年、彼らは90年、北欧と暮らしてきた。

当店の始まりは、スウェーデンにあります。

2007年のこと。2週間の滞在で現地の人々と交流した店長佐藤は、彼らのライフスタイルや価値観、そして暮らし方に感動します。

店長佐藤と代表青木、まだ2人だけのクラシコムは、その感動を仕事にするべく北欧へ買い付けの旅に出ました。

仕入れてきたヴィンテージ雑貨をお届けするために開店したのが「北欧、暮らしの道具店」のスタートです。

▲VOLVOはアッサル・ガブリエルソンとグスタフ・ラーソンが出会い、1927年に創業した自動車メーカー。

だからこそ、今回のBRAND NOTEでスウェーデン生まれの「VOLVO(ボルボ)」とご一緒できるのは、とても嬉しい知らせでした。

私たちにとっての始まりの場所で創業し、現在に至るまで一貫して「安全で丈夫」を掲げたクルマをつくり続けている自動車メーカーです。

VOLVO車の販売を日本で手掛けるボルボ・カー・ジャパンの方たちも、安全性への取り組みは「お客さまに誇りを持って伝えられる」と胸を張ります。

中でも、VOLVOが50年以上にわたって研究し続ける「大人と同等に子どもの安全も守られるべき」という強い気持ち、そして実際の取り組みは、私たちクラシコムスタッフにもたくさんの気づきと、日常を見つめるきっかけをくれました。

子どもの安全対策を指す「チャイルド・セーフティ」、その取り組みの根底には、故郷のスウェーデンで息づく「子育てへの寛容さ」の姿勢もあるように感じます。

(この記事は、クライアント企業さまのご依頼で制作する「BRAND NOTE」という記事広告コンテンツです)

 


スウェーデンは「みんなで守る」「分かち合う」を大切にする国。


 

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ボルボ・カー・ジャパンの方は、スウェーデンの人々をこんなふうに言い表してくれました。

「厳しい気候だからこそ、チャレンジと発明を続けている」
「コミュニティでみんなを守る考えが息づいていると感じる」

一人ひとりが自立して「個」を尊重しながらも、白夜と冬は日照時間が極端に少ないなど厳しい気候を生き抜くために工夫を続ける。そして、自分や家族だけでなく、地域と社会で協力してお互いを守り合う。スウェーデンの暮らしや仕事には、この2つの特色が表れているのでしょう。

人を中心に考え、守り、思いやることは、VOLVOがずっと大切にしている考え方の基本。たとえば、VOLVOが掲げている安全目標 “Vision 2020”にも、その考えは表れているように感じます。

「2020年までに新しいVOLVO車での交通事故による死亡者や重傷者をゼロにする」

難しいように思える目標ですが、チャレンジと発明を続けることで、一歩ずつ理想形に向かって形作られつつあるのだと言います。

 

スウェーデンの暮らしって?在住歴10年目の明知直子さんに聞きました。

160614_br_volvo_1_sample_6▲明知さんは11ヶ月の息子さんを育てるお母さんでもあります。

では、実際に暮らしている人から見ると、スウェーデン人の気質はどのように映っているのでしょう?

日本から移住してスウェーデン生活10年目の明知直子さんに、日々のことを伺ってみました。

明知さんのお仕事を言い表わせば「日本と北欧を結んでくれる人」。雑誌、書籍、テレビなどでの執筆や撮影をはじめ、取材コーディネートを手がけたり、北欧諸国で仕事がしたい企業のアシストを務めたりしています。

移住のきっかけは、デザイナーのスティグ・リンドベリによる作品が大好きで、北欧のデザインやインテリア、ライフスタイルにも興味があり、実際に住んでみたいと考えたからだそう。

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明知直子さん:
「最初に留学した街のキルナは、東京の暮らしとだいぶトーンが異なりました。キルナはスウェーデンで最も北に位置する町です。

キルナでは、スウェーデン人は生活のペースがゆったりしていて、日常の小さな幸せを大切にしているように感じますね。

留学当時のクラスメートに『趣味が散歩』と話してくれた子が結構いて、それまでは趣味って旅行や映画鑑賞のことだと思い込んでいたから、驚いたのを覚えています」

 

励ましを感じられる、スウェーデンの子育て。

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明知さんはスウェーデンでご出産されました。子育てのスタートになる両親学級では「家族で」というキーポイントが大切にされていることに驚いたそう。

明知直子さん:
「両親学級では出産後の生活のことなどもフォーカスされていました。

どうやって二人で家事と赤ちゃんの世話を両立するか。誰が何をするのか。育児休暇はどのように取るか。

パパとママで話し合いを持つ場があ​り、他の参加者とディスカッションをしました」

そういった下地があるからでしょうか、スウェーデンではキャリアのある仕事を持つ女性が子育てをしながら大学などで勉強し、仕事もプライベートも全力投球で頑張っている人が多くいるのだとか。

女性たちが全力投球できる理由には、子育てを応援する頼もしいバックアップもあるようです。

明知直子さん:
「育児休暇は一人の子供につき480日、子供が8歳になるまで取れますから、家族それぞれの状況に合わせて利用できるんです。

パパとママで休暇を半分ずつ取ると、現金給付のボーナスがもらえたりもします。子どものいる家庭を応援してくれる体制が整っていると感じますね」

平日にセーデルマルム島を訪れると、子育て中の父親たちがカフェでフィーカ(コーヒーブレイク)している姿も。そんな光景を「ラテ・パパ(latte-pappa)」と呼んだりするそうです。

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他にも、離乳食を温められる電子レンジが併設されているカフェがあったり、行政や教会が運営する無料の児童館で“歌のお姉さん”が楽しい手遊び歌を披露してくれたり。美術館でも子ども向けのワークショップが充実しています。

日本でも聞かれる保育園の不足は、スウェーデンの都市部ではニュースになることも。

ただ、明知さんがお住まいのエリアでは「コミューン(日本でいう市区町村)」に申し出ると、コミューンは4ヶ月の間に空きのある保育園を確保しなければならない(ただし希望通りの園にならないこともあります)、という決まりがあるのだとか。​

明知さんは「私にとってスウェーデンはファミリーに優しく、親ものびのびと子育てしやすい社会だと思います」と言います。

もっとも、これらの手厚いサポートは、日本と比べても高額な税金があってこそ。彼らなりの苦労も当然あるようですが、日々の暮らしぶりがわかるエピソードでした。

 

「子どもがいること」にあたたかい。

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街中の交通事情も、暮らしやすさにつながっています。

「市街地には自転車専用のレーンが設けられた道もあって、2人以上の子どもがいる方は、ワゴンがついた三輪タイプの自転車に乗せている姿も見かけます」と明知さん。

安全に配慮した街作りが整備されているのもポイントですが、なによりも「子どもや、子どもがいる家庭に対する世間の目があたたかい」ことが、子育てのしやすさにつながっているようです。

明知直子さん:
「市内のバスを使うとき、赤ちゃんをベビーカーに乗せていると、大人も子どもも料金が無料になります。

ベビーカーはバスの中ほどにある出入り口から乗り降りしますが、運転席まで移動して料金を払っている間に、保護者が近くにいないのは危ないからという安全上の理由が大きいみたいです。

あとは、ベビーカーでバスや電車などの公共交通機関に乗り降りする時、ちょっとした段差が降りられない時に、そばにいた若者がさりげなく助けてくれることも。こちらが困っていると自然に手を差し伸べてくれるんですね」

 

フィーカも、クリスマスも。みんなで人生を楽しみたい。

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手を差し伸べてくれる心、のびのびとした空気。その魅力は、スウェーデンの人々が欠かさない習慣から生まれているのかもしれません。

明知直子さん:
「留学をしてまず感心したことは、学校でも午前中に一回、午後に一回かならずフィーカがあるところです。生徒全員に校長先生や用務員さんも食堂に集まって、コーヒーとサンドイッチをいただくんです。

わたしの周りの人々は夏は白夜のもとにサマーハウスで5週間もすごしたり、イースターやクリスマスは家族でお祝いしたり。暗く長い冬はスケートやスキーなどのウィンタースポーツに興ずることもあります。

スウェーデン人は季節の移り変わりを慈しみ、今を楽しんでいるんですね」

時に助け合い、楽しさを分かち合う。個人の思いを大切にしながらも、みんなで人生を楽しむ姿勢が表れているといえそうです。

明知直子さん:
「北欧の方々は、ともすれば見逃してしまうようなことでも、自然に楽しむことができる達人ですよね。日々の暮らしの中の、ささやかなのことを楽しむ余裕があるという感じでしょうか。

スウェーデンには24時間やっているスーパーはなくても、​夏休みが5週間あっても、社会はまわっている。

東京のような刺激のある生活ではないかもしれません。出張で東京に来ると、いろいろ面白そうなことが起こっている状況がとても気になります(笑)。

外国で暮らすと日本の良いところも悪いところも見えてくる​ものですし、どちらの国が良いと比べるものではないと思うのですが、いまの私はスウェーデンと日本の二つの国の良さを感じていたいんですね」

 


チャイルドシートは「後ろ向き」が、スウェーデンの常識。


 

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私たちは明知さんのお話から、「スウェーデンらしさ」とは、分かち合いの心にあるのかもしれないと考えました。

彼らにとっては、子育ても同じ線の上にあるのでしょう。日々の暮らしから喜びをシェアして、社会の中ではあたたかく受け止め合い、家族を見守る寛容さを感じさせます。

10年の月日をスウェーデンで過ごしてきた明知さんに伺って、そんな思いをよりいっそう抱きました。

VOLVO本社の社員さんが、街中でこんな光景を見かけたといいます。

チャイルドシートを前向きに付けていた人を見つけると、通りすがりのおばあちゃんが「あぶないじゃないの!」と運転手に声をかけていたそう。

実は、スウェーデンでは自動車に子どもを乗せる時、チャイルドシートは後ろ向きに付けるのが常識。成長してからだが入りきらなくなるまでは後ろ向きチャイルドシートに乗せることで、事故のリスクが大きく下がることをみんなが知っているからです。

クラシコムで働いていたスウェーデン出身のエンジニアも「たしかに後ろ向きのチャイルドシートでしたね」と振り返ってくれました。

スウェーデンでは常識になった後ろ向きチャイルドシートも、VOLVOは他メーカーに先駆けて1964年より研究しています。宇宙飛行士がロケット打ち上げの時に座るシートをヒントに、背中でショックを受け止める仕組みを応用したのです。

 


VOLVOの分かち合いが表れた、シートベルトのストーリー。


 

大人の私たちがなにげなく使っている安全装備にも、VOLVOが開発したものがあります。

現在、多くのクルマでスタンダードになった肩と腰で支える「3点式シートベルト」は、1959年にVOLVOのエンジニアが開発しました。誰もがこの技術の恩恵を得られるよう特許を無償公開したことで、このシートベルトは100万を超える人々の命を救ったとされています。

まさに「みんなで守る」「分かち合う」を象徴するかのような、人々の安全を考えるからこそのVOLVOの大切なヒストリーです。

13029687_1097022240319526_1170925652254086255_o▲いまや一般的になった3点式シートベルトは、VOLVOのエンジニア、ニルス・ボーリンが1959年に開発。新型「XC90」はチャイルドブースタークッションが標準搭載されている(写真 ボルボ・カー・ジャパン)

そんなシートベルトも正しく付けなければ効果は望めません。私たちが「知っているようで知らなかった」のは、チャイルドシートを卒業した子どもたちと、妊婦さんの付け方でした。

チャイルドシートを卒業した子どもたちも、大人と同じ体格になるまではシートベルトの効果を得るために「ジュニアシートやチャイルドブースター」を使い、しっかりと鎖骨と腰骨にシートベルトが当たるようにするのが大切です。

妊婦さんはウェストベルトを、できるだけ腰の低い位置でたるみやねじれがないように通し、ショルダーベルトは腹部のふくらみをよけて胸の間を通すようにすると、気持ち悪さを感じにくく済みます。

正しいシートベルトの着用とエアバックが、万が一の事故で起きてしまう胎盤剥離(胎児に酸素が行きわたらなくなってしまう一大事に……)の対策となるのです。

VOLVOではこれらの安全対策を冊子やウェブサイトにもまとめています。一度目を通してみるだけでも発見があることでしょう。

160617_br_volvo_2_24(写真 廣田達也)

チャイルドシートの付け方ひとつ、シートベルトの付け方ひとつにしても、「知っているようで知らないクルマの安全」がまだまだあるようです。この続きは後編にて。

それと明日は、すこし、懐かしい話をさせてください。クラシコムスタッフの、子どものころの記憶です。

(つづく)

 

▼VOLVOの安全への取り組みは、車選びに新しい価値観をくれました。

 

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明地直子

dekor代表。北欧の魅力にとりつかれて戻ってこれないひつじ年牡羊座。 フォトグラファー、コーディネーター、ライター、通訳、翻訳。千葉大学にて美術・図工教育課程終了。 その後株式会社イデーにて家具販売部門に5年間所属。インテリアコーディネートに携わる。 2007年よりスウェーデンで暮らす。著書に『北欧スウェーデン 暮らしの中のかわいい民芸』


第1話(7月11日)
みんなで分かち合う、スウェーデンの暮らしと子育て

第2話(7月12日)
僕が産まれた時、父はVOLVOで迎えに来た。その優しさを30年後に知った日のこと。


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