【BRAND NOTE】IKEAに勤めて12年のスタッフ宅へ!いまも愛用し続けている2つの家具とは?
北欧・スウェーデン発の「IKEA(イケア)」。当店スタッフの多くも、自宅ではいくつものIKEAの家具や雑貨を活用しています。今回の取り組みでは、IKEAで働く竹川さんの軽井沢の家を訪ねました。リビングやベランダなどの、おしゃれなインテリアコーディネートを見せていただきながら、私たちにとって身近なIKEAの商品が、どのような思いでつくられてきたのか、お話を伺いました。
ライター 鈴木雅矩
「そのときどきの、今どう暮らしたいかにフィットしてくれる」。
私たちはIKEA(イケア)の家具や日用品のことをそんなふうに感じてきました。
ライフステージや環境の変化に伴って「今どう暮らしたいか」は移り変わるもの。そんな変化に「ちょうどよく」対応してくれるから、ついつい店舗に足を運んでしまう。
当店にもIKEAの家具や照明、収納用品やキッチングッズなどを愛用しているスタッフが多くいます。
今回BRAND NOTEでご一緒できることが決まり、私たちは「ぜひとも働いている方のご自宅を見せてほしい!」とお願いしました。
そうお願いした背景には、私たちがもともと抱いていた「ここで働いている方ならではの暮らしってどんなだろう?」という好奇心もあったかもしれません。
でもそれ以上の動機付けとなったのは、IKEAが私たちが想像していた以上にユーザーのことを考え、使う人の暮らしを細やかな視点でイメージしていることを知ったからです。
働いている方の暮らしやお話のなかにこそ、IKEAが大切にしている考えをより深く理解するためのヒントがあるかもしれないと思ったのです。
(この記事は、クライアント企業さまのご依頼で制作する「BRAND NOTE」という記事広告コンテンツです)
身近だったIKEAと新たな視点でもう一度出会ってみたい。いざ軽井沢へ!
今回、ご自宅にお邪魔させていただいたのは、IKEAでエクスターナルコミュニケーションマネジャーとして働く竹川倫恵子(たけがわ りえこ)さんの家。竹川さんは東京都内にお住まいですが、週末に訪れる家として、軽井沢の家を利用しているそうです。
森の中にある軽井沢の家は、黒い木の外壁で覆われたスクエアなフォルム。中に入ると、IKEAのものを中心に家具が並べられ、周囲の森から届く青い光が差し込んでいました。
2階にあるリビングは無垢の木材が気持ち良い空間。中央にはIKEAのKARLSTAD/カルルスタード ソファが置かれて、その周りを回遊できるように空間が作られています。オットマンにかけられた羊毛風のカバーや、サイドテーブルもIKEA製です。
キッチンは壁面に白いタイルが貼られ、清潔感を感じさせます。ところどころに置かれた、まな板や瓶もIKEAのもので揃えられていました。奥に見えるスチールワゴンは最近発売された「RÅSKOG(ロースコグ)」。水色が差し色になり、キッチン全体が明るい印象になっています。
竹川さんがこの家のなかで一番好きな場所だという2階のテラス。そこにある家具もすべてIKEAで揃えられています。森から吹く爽やかな風が心地よく、お友達を呼んでホームパーティをしたら楽しそう。
△奥のソファは「ARHOLMA/アールホルマ」
そんな軽井沢の家をもつ竹川さんは、13歳と8歳の2児の母。長年IKEAのインテリアデザインマネージャーとして店舗のショールームのインテリアを手がけた後、現在は同社のエクスターナルコミュニケーションマネージャーとして働いています。
IKEAに入社したのは2004年のこと。IKEAに入社する前はインテリアコーディネーターのアシスタントなどを経験。その後イギリスのロンドンに留学して、インテリアの勉強をしていました。
竹川さん:
「IKEAとの出会いはロンドンにいた頃です。当時はまだ日本に店舗がない頃で、学生の友人と一緒によく店舗に行って、小物を中心に買っていました。
その後、帰国してから日本でインテリアの学校に通っていたんですが、学校にIKEAの求人があったんです」
世界各国に展開している大きな家具メーカーで、英語も使える環境で働きたいと思っていた竹川さんは、自分にぴったりの仕事だと感じ、すぐに応募を決めたそうです。
ライフスタイルが変わっても使い続けたい
竹川さん愛用の、IKEA家具2つ
竹川さん:
「IKEAに入社する前は、わりと伝統的なデザインやアンティークが好みでした。でも今は、IKEAの家具から感じる、シンプルな中にある遊び心が好きですね」
IKEAの家具と出会ってから10年以上経つ竹川さんの家には、時計が付いた本棚のPENDEL(ペンデル)や、籐製のスツールなど、IKEAの家具がいくつも並んでいます。
竹川さんは森に囲まれたこの家に、大型の連休があると家族とともに出かけて、食材を買い込み、何もしない時間を楽しむそうです。
ここから先は竹川さんから、自身のライフスタイルが変化してもずっと愛用しているという、お気に入りの2つの家具をご紹介いただきます。
デザインも品質もいいから残したい、6年愛用中のソファベッド
ひとつめはPSコレクションのソファベッド「PS AUGUST(オーガスト)」です。
PSコレクションは、数年に一度若手デザイナーとIKEAがコラボレーションして生まれるラインナップ。このソファベッドはコレクションの一部として、2010年に販売されたものです。
竹川さん:
「このソファベッドは、6年前にデザインと機能が気に入って購入しました。長年使い続けても、ほぼ当時と変わらないぐらいしっかり作られているんです。一見普通のソファに見えるんですけど、頭の部分を起こすこともできるんですよ」
そう言って竹川さんは、PS AUGUSTの仕掛けを見せてくれました。
竹川さん:
「こうした機能の他に、座面は本革を使用しているんです。他のソファに使われているものと同じ生地なので、IKEAがもともと持っている素材や製造工程をうまく活用して、コストを抑えています」
子供たちが巣立ったあとも、ずっと使い続けたいスツール
ふたつめの愛用の品は、籐のラタンチェア。こちらは竹川さんの家具の中でも最古参の品だと言います。
竹川さん:
「このスツールは入社した頃に購入したものです。私がIKEAに入社したのが2004年なので、もう10年近く使っていることになりますね。
足の部分の籐が切れたりはしたんですが、修理しながらまだまだ使える。作りがしっかりしているので、大きく壊れることもなく長年愛用できています。
ご紹介したソファベッドもスツールも、デザインだけでなく、しっかりとした機能や品質を確保して、コストも抑えた、IKEAのものづくりのコンセプトを体現したような製品ですね」
(ご紹介したソファベッド「PS AUGUST(オーガスト)」と籐のチェアは、いずれも現在廃盤です)
デザインや価格「だけ」じゃない。IKEAが大切にしている考え方って?
先ほど竹川さんが教えてくださった「IKEAのものづくりのコンセプト」とは一体どのようなものなのでしょうか? 竹川さんはそれをIKEAの根幹にある価値観だと言います。
竹川さん:
「IKEAのものづくりは、『形・機能・品質・サステナビリティ・低価格』という5つの要素からできています。
私たちはこれを『デモクラティックデザイン』と呼びます。
この価値観は創業当時の60年前からあったもので、製品を作る時には、この基準をクリアしていないとIKEAの商品としてお店に並ぶことはありません。まさにIKEAのものづくりの基本です。
IKEAのデザイナーは、ただ “形” をデザインするだけでなく、機能や品質、流通やお店に並ぶまで全てをデザインしているんです。
輸送コストを抑えるためにどうすれば小さく梱包できるか、どうすればお客様に組み立てやすいように作れるかなどを考え抜いています。
社内では、デザイナーへの期待が高くて、すごく大変なんだよね、と聞くこともありますね」
デモクラティックデザインを実現するために、IKEAは『形(デザイン)』面で、常に新しいデザイナーと製品を作ることで、あえてデザインの枠を壊すことを続けてきました。
『機能』と『品質』面では、丈夫で、スタッキングできるもの、1台でいくつもの機能を持ち合わせるものなど、より使いやすく、いろいろな人の生活にフィットする製品づくりを心がけているそうです。
『サステナビリティ』面では、素材に3Rと言って、リサイクル(再生できるもの)、リユース(再利用できるもの)、リデュース(ゴミを減らせるもの)にこだわり、『低価格』面では梱包を小さくして輸送コストを減らしたり、組み立てなどの一部作業をユーザーに任せることでリーズナブルな価格を実現しています。
「より快適な毎日を、より多くの人に届けたい」という願い
これらの5つの基準が生まれたのは、IKEAが創業当初から「より快適な毎日を、より多くの人に届けたい」と願っていたからでした。
竹川さん:
「堅実に快適に暮らしたい人に向けて、IKEAが何をできるか?というのが創業者の考えでした。
デモクラティックデザインに含まれる5つの要素は、多くの人の日々の生活を少しずつ明るくしたいという価値観から生まれたものなんです」
私たちが何気なく愛用してきたIKEAの家具や日用品のひとつひとつが、実は『デモクラティックデザイン』という考え方で作られている。
竹川さんのお宅を訪問し、お話を伺うなかで、その事実を知ることができました。
さらに聞くと、実はIKEAは世界13カ国で、ユーザー調査を行っているのだとか。実際に何軒ものお客様の自宅を訪ね、そのリアルな暮らしを知り、時には幸福度についてアンケートも行うという徹底ぶりです。
暮らす場所への満足度、家に求めること、好きな時間の過ごし方、誰と一緒に過ごしたいかなど、1万人以上のお客様の声を聞き、どのような製品を届ければいいのか、デザインチームが考えてカタチにしている。
私たちが想像していた以上にユーザーのことを深く考え、「より快適な毎日を、より多くの人に届けたい」という願いから、低価格で、デザインや品質の良い商品を作っていたのです。
IKEAに対して「そのときどきの『今どう暮らしたいか』にフィットしてくれる存在」と感じてきたのは、IKEAが創業時からプロダクトに込め続けてきたメッセージを、知らず知らずのうちに受け取っていたからなのかもしれません。
一人暮らしを始めた時に買ったソファやキッチン用品。結婚してから買い足した大きなベッドやオットマン。
パートナーが見つかったり、新しい命を授かったりと、暮らしが変わるたびに家に迎え入れたIKEAのアイテムは、当店スタッフの生活に馴染み、日常の一部になっています。
過去を振り返ってみると、新生活準備の慌ただしさのなかで、何気なく買ってしまったものもあったかもしれません。
それでもやっぱり、あの時にIKEAで「自分にちょうどいい家具」を見つけられたこと、そしてそれを買ったことは、きっと良い選択だったはず。
「より快適な毎日を、より多くの人に届けたい」というプロダクトに込められた想いを知り、いつも身近にあったはずの家具や日用品ともう一度あらたな視点で出会い直せたような感覚を持つことができました。
(おわり)
【写真】木村文平
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