【子ども服の選びかた】後編:箪笥の肥やしをゼロに!子ども服の収納は「見える化」がカギ?

編集スタッフ 齋藤

ぎゅうぎゅうに詰め込まれた子ども用のタンスを毎朝開けるたびに、ため息をついていたわたし。

そこで、子ども服えらびや収納の悩みを払拭したい!と、全2話にわたって特集「子ども服の選びかた」をお届けしています。

お話を聞いたのは、インスタグラムやブログで人気のholon(ホロン)さん。6歳の娘と2歳の息子を育てるワーキングマザーです。

▲holonさん(左)と、悩みが深く真剣な顔になる、わたし齋藤(右)。

前編では、holonさんが試行錯誤の末にたどりついた、服選びのシンプルなルールを教えていただきました。続く後編では、子ども服の収納アイデアをお届けします!

収納の仕方にも、箪笥の肥やしをなくすための要素が多くありましたよ。

 


クローゼットの肥やしを無くす!
子ども服の収納は「見える化」がカギ。


ハンガーの本数を先に決めておく。

▲ハンガー選びも重要とのこと。自分で掛けやすくするためにも、右のようにシンプルな形だと良かったそう。(10本セットをネットで購入)

数年前、今のマンションに引越したのをきっかけに、引き出し収納から「クローゼット収納」に変えたというholonさん。

掛ける収納になってから、一番変わったことは「見える化されて、満遍なく着られるようになった」ことだそう。

holonさん:
「一つのクローゼットを上下に分けて、大人の服も、子ども服も一箇所に収納しています。子ども服は、子どもの手が届く下側に。

自分で掛けたり選んだりできるようにしたかったので入ってすぐの見やすい場所にしました」

holonさん:
「ポイントは、あらかじめハンガーの本数を決めたことでしょうか。

クローゼットの大きさを基準に本数を決めて、ハンガーが足りなくなったら『数の見直し時』とする。

そうして全体量の限度を『見える化』することで、引き出し収納の頃のように、洋服がいつの間にか増えてしまった!ということは無くなりました」

わたし齋藤の自宅で、子ども服が把握できていないのは、引き出し収納をしていることも大きく関わっているのかも……と思い当たりました。

でも、今は掛け収納をつくるのが難しくても、引き出しにパンパンに詰めずに「見える化」を心がけることは出来そう!ということが嬉しい発見でした。

 

細々した靴下類はピンチハンガーへ

holonさん:
「靴下といった小さなアイテムって、迷子になりがちではありませんか?我が家はこれらも『掛ける』収納に切り替えました。

そこで便利なのがピンチハンガー。無印良品で買った2つのピンチハンガーを、S字フックでつなげ、子どもそれぞれの靴下や下着を吊しています。

こうすると、組合せや総量も分かりやすいのでオススメです」

 

オフシーズンの洋服は、ボックスに

holonさん:
「子どものオフシーズンの洋服(上着以外)は、このバンカーズボックスに二人分収納しています。

こうすると今着るオンシーズンの洋服だけがクローゼットに掛かっている状態なので、見やすいです」

 

サイズアウトしたら「選りすぐりのみ」残す

holonさん:
「娘がサイズアウトしたものは、息子用に取っておいていますが、本当に着そうか?ということを自分で問いながらシビアに選定しているかもしれません。

箱に仕切りを作ってサイズ別に一目で分かるように仕舞っています。

お下がりをあげる先があまりいないので、プチプライスのものを買って、何度も着てもらって、毎日のように洗濯するサイクル。

子ども服は大人よりサイクルが早いので、消耗品と割り切るのもひとつの手だと思っています」

▲安いときには大きめボトムを買っておきボックスへストックすることもあるそう

 

親子で負担なく選び、たのしく着替えたい

取材に伺うまでは、『シンプルな暮らしを追求するholonさんだから、子ども服選びについても、たくさんのルールがあるのかな?』と思っていました。でも、事実はその逆で、とっても柔軟な考え方だったんです。

holonさん:
「自分が小学生くらいのときに好きだったものや、お気に入りの洋服のことって、今でも覚えています。子どもながら、好きな洋服を着ているときは景色がキラキラして見えていたんですね。

だから、子どもにもお気に入りの服を着たり、それを選んだりすることは体感して欲しいと思っています」

子ども自身が着たい!と思える洋服を選んで、それを思いっきり着てもらう。洗濯ができれば毎日着たっていい。

収納は、自宅のスペースとにらめっこをして、クローゼットでも引き出しでも「見える化」させてみる。

そうして楽しく選び、負担なく着替えるために、我が家ではどんなことができるか、ちょっとずつ考えてみたいと思います。

(おわり)

写真 鍵岡龍門

 


もくじ

holon_pro

holon

東京都在住。夫と2歳と6歳のお子さんを持つ4人家族で、ワーキングマザー。センスの良い北欧家具とシンプルで無駄のないインテリアの様子がインスタグラムで話題に。現在フォロワー数16万人以上の人気アカウント(@holon_)。整理整頓のコツやもの選びの視点を特集された書籍も販売中。

▽holonさんの書籍


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