【フィットする暮らし】 第1話:デンマーク出身のイェンセンさんに聞きました。何でそんなに軽やかなんですか?

編集スタッフ 松浦 編集スタッフ 松浦


「今の暮らしは、自分にフィットしているなぁ」 わたしたちが心からそう感じられたとき、きっと他人のモノサシではない ”自分” の基準で選びとったスタイルがあるのだと思います。

シリーズ「フィットする暮らしのつくり方」は、そんな自分らしく心地いい暮らしをつくっている方を取材し、暮らしのヒントをお届けする読みものです。

vol. 16 となる今回は、デンマーク出身の著述者、イェンス・イェンセンさん。北欧の料理やデザイン、DIYなどを中心に、様々なライフスタイル誌で活躍されています。

 

イェンセンさんの軽やかさはどこからやってくる?

イェンセンさんの故郷、デンマーク。働き方や子育て、福祉など社会保障が充実していることでも知られ、「世界一幸せな国」とも言われています。

そんな、幸せの国からやって来たイェンセンさんが、日本で暮らしていく上でギャップを感じるのは、当たり前のこと。ただ、そんな苦悩は、全くと言っていいほど感じさせません。

前職で、イェンセンさんと働く機会があり、「この人の中には違う時間が流れている」と思ったことが何度かありました。

打ち合わせには、折りたたみ自転車でさっそうと現れ、サクッと打ち合わせを済ませたあとは、子供のお迎えへ。いつもどこか軽やかで、日本人の私より、日本で暮らすことに慣れているような感覚までありました。

「その軽やかさは一体どこから? やっぱりデンマーク人だから?」

その軽やかなスタイルの秘密を知りたくて、イェンセンさんのお宅に伺いました。

 

築40年の民家をリノベ。鎌倉のご自宅に伺いました

東京駅から電車で約1時間。イェンセンさんのお宅は、緑豊かな鎌倉の丘の上にひっそりと佇んでいます。

「コッコッコッ」
約束よりほんの少し早く着いてしまった私たちが、庭のニワトリを眺めていると、

「あ!お待たせしてごめんね!」とイェンセンさんが現れました。築40年の民家を約5年かけて自分でリノベーションしたというお宅は、木のぬくもりが暖かで、どこか北欧の雰囲気を感じます。

「自分のペースでやってきて、ようやく完成してきたかな〜 休みになると修理してたから、近所の人には大工だと思われてましたよ(笑)」

イェンセンさんが代表を務める「デンマークヨーグルト」

テレビドラマ『SHOGUN』をきっかけに、日本に興味を持ったというイェンセンさん。大学では日本語を専攻し、留学時に奥様のマリコさんと出会いました。

デンマーク大使館での勤務を経て、現在は『Wallpaper*』や、『Discover Japan』など、ライフスタイル誌やカルチャー誌を中心に、編集者として活躍されています。また、「デンマーク・ヨーグルト」の代表を務めるなど、北欧と日本を軸に幅広く活動中。さらに、9歳と6歳の息子さんのお父さんでもあります。

気づけば、日本に来て15年。もともと興味があったとはいえ、文化も気候も全く違う日本で、カルチャーショックや理想とのギャップはなかったのでしょうか?

イェンセンさん:
「カルチャーショックはなかったですが、生活していく中で少しずつ文化のギャップを感じることはありました」

 

デンマーク人にとって、家は一番好きな場所

イェンセンさん:
「一番大きな違いは、家ですね!日本ではカーテンを閉め切っていることに驚きました。デンマークの家は、日本の家に比べて、とってもオープン。例えば、友人や同僚とディナーをしようと思ったら、外食よりも、家に招くことが多いです。

物価が高いことも理由のひとつだけど、デンマーク人にとって、家は一番好きな場所なのかも。誰が来ても心地よい空間にしておきたい。家族はもちろんだけど、ゲストにとってもね。だから、より良い家をつくるために色んな工夫があるんですよ」

 

家族が、暮らしが「もっと」良くなるにはどうしたらいいかをいつも考えています

私たちが「理想の暮らし」を考えた時、必ずと言っていいほど話題に上がるのは、北欧の暮らしでした。

「北欧、暮らしの道具店」に、北欧の名がついているのも、やはりそこでのライフスタイルに「フィットする暮らし」のヒントを見出したから。

自分のことや家族のことを大切にして、その暮らしぶりにどこか心地よさを感じさせる……はじめて北欧を訪れた店長佐藤が感じたその思いは、そのまま当店のルーツになっています。

北欧の人たちは居心地の良い暮らしを「自然と」手に入れられる何かを持っているのでしょうか。

イェンセンさん:
「自然にできているなんてことは、まったくありませんよ。

僕も『もっと家族が良くなるには? もっと暮らしやすくなるには?』 と、いつもいつも考え続けています。考えて、工夫して、トライしてみる。その繰り返しです」

どう暮らすか? 自分はどう暮らしたいのか?

何ものにもとらわれず、いつでも軽やかに暮らしているように見えていたイェンセンさん。でもそれは決して、「北欧の人だから」というわけではないようです。

私たちが惹かれていた「北欧の暮らし」は、北欧という土地で自然に生まれるものではなく、「考えて暮らす」ことで作り上げられたものでした。

それならば、私たちでも今日からはじめられることがあるかもしれない。いつも憧れていた「北欧の暮らし」が、ぐんと近くに感じました。
 
続く2話では、イェセンさんが、どんなことを考えて、どう工夫しているのかを紐解いていきます。

(つづく)

【写真】木村文平

 

もくじ

第1話(10月10日)
デンマーク出身のイェンセンさんに聞きました。何でそんなに軽やかなんですか?

第2話(10月11日)
「ルールがあるから自由がある」イェンセン家の決まりごと

第3話(10月12日)
「カーテンはいらない」イェンセンさんにきく、ヒュッゲな空間の作り方

第4話(10月13日)
暮らしと社会。どちらも「自分ごと」だから。


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イェンス・イェンセン

デンマーク出身。株式会社デンマーク・ヨーグルト代表取締役社長。日本コロニヘーヴ協会・代表理事。Wallpaper*のジャパン・エディターや「Discover  Japan」英語版エディターも務めている。北欧の料理やデザイン、DIY など、手仕事のよさを感じられる北欧のライフスタイルを提案。デンマーク式コミュニティーガーデン「コロニヘーヴ」を日本に広める活動として、2010年「日本コロニヘーヴ協会」を設立。日本の良さを海外に紹介する執筆活動も数多くてかけている。

 

 

▼イェンス・イェンセンさんの書籍はこちら


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