【BRAND NOTE】今日という日は今日しかない。日常の夫婦写真も撮ってみませんか?

ライター 大野麻里

“夫婦の日常写真”をテーマにお送りしているBRAND NOTE Canon「EOS Kiss」編。

前編では、グラフィックデザイナーの石川源(みなと)さんと雑貨店「ファーマーズテーブル」店主の石川博子さんご夫妻に、夫婦や家族にまつわる写真の思い出をうかがいました。

後編では、石川家ではふだんからよく撮っているという家族のセルフポートレートを、今回はEOS Kissを使って夫婦ふたりで撮影していただき、そのようすをお届けします。

(この記事は、クライアント企業さまのご依頼で制作する「BRAND NOTE」という記事広告コンテンツです)

 

源さん、セルフポートレートってどうやって撮るのでしょう?

「なるべく大げさにしないで、簡単に撮るのがいいんだよなぁ」

そう言いながら三脚を立てて準備する源さん。前編で紹介した家族3人の年賀状はもちろん、ふだんからセルフタイマーでよく撮影しているのだといいます。

源さん:
「博子と出かけるときにわざわざふたりで『ポートレート撮ろう』となることはないけれど。たまたま一緒に出かけたときに背景がすごく印象的とか、おもしろいからfacebookで知らせようとか、そういう流れで撮影することは多いですね。

大事なのは、キレイに写ろうとしないこと。『ハイ、息を止めて』って緊張したら表情もつまらなくなるし、躍動感がなくなるでしょう。動いてもいいから、ワイワイガヤガヤしながら撮る方がいいんです」

構図が決まったら、いざ撮影スタート。カメラのオートモードで10秒のセルフタイマーを設定して、源さんが被写体と撮影者の位置を行ったり来たり。

「博子が笑ってないなぁ〜」「僕が切れちゃった」「席、変わろうか?」

そんなやりとりをしながら、楽しそうな源さん。慣れたようすで撮影を仕切り、博子さんはやさしい笑顔で指示どおりに動きます。結婚当初と変わらないような温かさを感じるふたりの光景は、微笑ましく見えました。

博子さん:
「外でセルフポートレートを撮っていると、よく店員さんが気を遣って『撮りましょうか?』と声をかけてくださるんです(笑)。お気持ちはありがたいのですが、源さんはあえてセルフタイマーを選んでいるようで。

『ここがキレイだな』って構図が思い浮かんだのに、人に撮ってもらったらその絵とは違う写真になっちゃいますよね。『こうじゃない』って撮り直してもらうのも失礼ですし、やっぱりセルフタイマーがいいみたい」

 

写真は出力してこそ楽しみが増す。

▲この日撮影したポートレートは、写真用印画紙とA5普通用紙に印刷。紙によって違いを楽しめる

一眼カメラで撮る写真だからこそ、「出力してから」の楽しみも。

よく撮れた写真を印刷してくるのはいつも源さんが担当。写真用紙にこだわらず、普通用紙に印刷することも多いそうで……。

源さん:
「白い縁がフレームのように見えて、デザインせずとも印刷物のような仕上がりになるのも好きなところ。部屋に貼ったときにも、なじむような気がするんです。

一眼カメラでバシッと撮った写真は、やっぱりこうして出力したくなりますね」

▲源さんが撮影した博子さんや娘さんの写真。こちらも普通用紙に印刷しているが、まるでポスターのよう

 

家がアルバムみたいなもの。石川さん流・写真の飾りかた。

▲家をリノベーションした際に、壁面にコンパネを貼り付けて自由に飾れる壁にしたそう

「家がアルバムみたいなもの」

おふたりがそう表現されていたのが印象的でした。壁一面をギャラリーのようにして、オブジェや写真を自由に飾っているご自宅。無造作なようですが、何かディスプレイのルールがあるのでしょうか?

博子さん:
「好きなものを貼っているだけなんですけどね……。一番見せたい大きなものをドンと目立つ場所に置いて、そこから広げていくとつくりやすいかもしれません。

最初は写真はすべてフレームに入れていたのですが、どうしても写真の方が多くなるのでその都度フレームを買ってこなくちゃいけない。それが面倒になって、写真を直接ペタペタ貼るようになりました」

▲NYで安くまとめ買いしたフレームや、源さんが手作りした段ボールのフレーム(下段)。赤い車の写真を入れたフレームには当時のキーを貼り付けている

源さん:
「真っ白な壁に写真を貼りなさいって言われたら緊張するけど、これぐらい飽和状態なら大丈夫でしょ(笑)。たくさん貼ってゴチャゴチャにしたら、細かいことは気になりません。

あとは写真が時を経て、古く色あせてきたのがいいよね。これが全部、色鮮やかで鮮明な写真だったら、部屋に飾っていてもちょっと落ち着かないような気がします」

 

今日という日は今日しかない。その瞬間を写真に残そう。

今回、石川さんのご自宅に初めてお邪魔したにも関わらず、石川家の思い出を自然と共有させてもらったような不思議な感覚になりました。

若かりし日の結婚前の源さんと博子さん。子どもが誕生してからの仲睦まじいようす。娘さんが成人してからの家族のあり方。人生そのものが詰まっていました。今日という日が5年、10年と経ったときに思い出となり、人生はその積み重ねなのだと改めて思います。

博子さん:
「飾ってある写真が、お誕生日だからとか卒業式だからとかじゃなくて、ふだんを撮っているものだからでしょうね。1年のなかで特別なイベントの回数よりも、日常生活の方が多いわけですから」

源さん:
「家族でボウリングに行った日とか、結婚式に呼ばれて夫婦でフォーマルな服装をした日とか。娘が初めて自転車に乗れた日とか……。そういう何気ない瞬間こそ、かけがえのないもの。その瞬間を逃さないためにも、やっぱりカメラは持ち歩かなきゃですね」

▲源さんがこの日撮影したセルフポートレート。二人の表情に自然と目が行く、優しい風合いで撮れています。

取材後、「夫婦のいい写真、うちにはあるかなぁ?」と考えながら帰路につきました。特にふだんの生活では照れくさくもあり、あえてふたりで撮らなくても……なんて思っていたからです。

スマホのカメラで日常的に写真を撮り、簡単にシェアできる時代のいま。写真が身近になった一方で、「写真を現像して飾る」という写真本来の楽しみ方を忘れていたように思います。

だからこそ、石川さんご夫妻が年齢を重ねても積極的に写真を楽しんで残す姿が、素敵に写りました。

今日撮る写真が、10年後、かけがえのない1枚になるかもしれない。だから私も一眼レフのような「いいカメラ」を手に持って、夫婦のポートレートを撮ってみたくなりました。

” This ” is my life. それは、私の人生そのもの。

これはKissをつくり続けてきたキヤノンが掲げているテーマです。

結婚した日、子どもが生まれた日、子どもが成人した日、再び夫婦ふたりで暮らすことになった日……。そんな記念日はもちろん、人生そのもの。

そして、普通に暮らし、働き、食事をする平凡な日常もまた、私たちの人生です。

Canon「EOS Kiss」は発売から来年で25年。家族の時間を刻むカメラとして、わたしたちの暮らしに寄り添ってきました。

これから続く家族の人生を、Kissで記録してみませんか?

(おわり)

▼Canon EOS Kissの詳細はこちらよりご覧いただけます。

【写真】平本泰淳


もくじ

 

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石川源、博子

ご主人の源(みなと)さんはパッケージデザインやグラフィックデザインを中心に活躍するデザイナーである傍ら、写真家としても活動。博子さんは人気雑貨店 「ファーマーズテーブル」 店主。スタイリストとして活躍の後、1985年に生活雑貨の店を立ち上げる。表参道の同潤会アパート、原宿キャットストリート脇の路面店を経て、2010年に恵比寿へと移転。著書に 『「ファーマーズテーブル」石川博子 わたしの好きな、もの・人・こと』 (主婦の友社) がある。http://www.farmerstable.com


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