【BRAND NOTE】自宅で紅茶はむずかしい? Afternoon Tea TEAROOM直伝・おいしさを引き出すゴールデンルール
ライター関紋加
まだ私が小学生だったころ、母と出掛けた帰り道に、「ちょっと寄り道しちゃおうか」と、連れて行ってもらった思い出の場所があります。それは、実家の最寄り駅ビルに入っていた「Afternoon Tea TEAROOM」(アフタヌーンティー・ティールーム)。
テーブルに置かれたティーポットの佇まい、カップに注いだときに広がる色合いや香り、子どもながらに、ふわ~っと力が抜けるような味わいは、今でもしっかり記憶に残っているくらい。 なんだかちょっと背伸びして、大人の空間に混ぜてもらったのがとてもうれしくて、紅茶が大好きになりました。
自宅でもお店のようにおいしい紅茶を飲みたいけれど、なんだかハードルが高い。茶葉から淹れると、渋みや苦みが気になるし、ティーバッグを使うと風味が物足りないような……。自分で淹れる紅茶は「まぁこれくらいかな」と、いつも妥協していたんです。
そんなとき、「Afternoon Tea TEAROOM」に家庭でおいしい紅茶を味わえるテイクアウト商品があることを知りました。そこで、お店のスタッフさんに、紅茶にまつわる疑問や悩みを相談してみることにしました。
(この記事は、クライアント企業さまのご依頼で制作する「BRAND NOTE」という記事広告コンテンツです)
おうちでもおいしい紅茶を飲みたいけど……
▲左から、スタッフ山根、田中、Afternoon Tea TEAROOM 横浜ジョイナス店の毛利店長。
最近、コーヒーから紅茶派になりつつあるというクラシコムスタッフ田中と、毎日紅茶を飲んでいるというスタッフ山根。自宅でおいしい紅茶を淹れる方法や、正しい保管方法について、Afternoon Tea TEAROOM 横浜ジョイナス店・店長の毛利さやかさんにお話を聞きました。
毛利さん:
「おふたりは、紅茶のどんなところにむずかしさを感じていますか?」
山根:
「紅茶を淹れることに対して、複雑な手順がありそうに感じていて。いつも妻に任せっきりで、自分で淹れることはほとんどないですね」
田中:
「私も同じです。茶葉はなおさらそのイメージが強いので、自分で買うのはほとんどティーバッグですね。お土産やギフトで茶葉をいただくと、どう保管したらいいのか迷ってしまいます」
毛利さん:
「保管方法についてですが、開け口を折り込むようにたたんで密閉性のある容器に入れるようにしてください。さらに風通しのよい冷暗所で保管するといいですよ。においがうつりやすいので、冷蔵庫での保管は避けてくださいね」
山根:
「僕の家は、茶葉もティーバッグもどちらも同じくらい使うのですが、どちらで淹れた方がおいしい! というのはありますか?」
毛利さん:
「おいしさに優劣はないので、シチュエーションに応じて使い分けるといいと思いますよ。私は自宅では茶葉、旅行にはティーバッグで数種類のフレーバーを持参しています」
▲職場や旅行先にティーバッグを持っていくときは、お気に入りのポーチに入れて
毛利さん:
「ホテルでも旅館でも、お部屋には必ずポットがありますよね。チェックインしたら、まずはお部屋で紅茶を淹れるんです。近くにケーキ屋さんがあればテイクアウトして、一緒に味わうのもおすすめですよ(笑)」
田中:
「わ~、ステキですね。ぜひ真似したいです!」
毛利さん:
「茶葉もティーバッグもポイントをおさえれば、誰でもおいしい紅茶を淹れることができるんです。今日はお店でも実践している 『Afternoon Tea 流 ゴールデンルール』をお伝えしますね」
お店の味を自宅でも。
Afternoon Tea 流 ゴールデンルール
用意するもの(ティーカップ2杯半分)
・お好みの茶葉…5g
・熱湯…350ml (軟水が適しているので、汲みたての水道水の使用がおすすめ)
・ガラスポット(ポットが一つしかない場合は、フタができる耐熱性の容器で代用可能)
・ティーポット
・ティーマット
・デジタルスケール
・ティースプーン
・茶こし
1. 茶葉をはかるときは、正確さを大切に。
毛利さん:
「まずは、茶葉をデジタルスケールを使って正確に計りましょう。ティースプーンを使うと、同じ一杯でも量に誤差がでてしまうことがあります」
2. 道具一式をしっかり温めて。
毛利さん:
「次に、ガラスポットに沸騰したお湯(分量外)を入れ温めます。急激な温度変化は紅茶の風味を損なう原因になるので、ティーポットやカップも同様に温めておきましょう。冷たいテーブルも紅茶を冷ましてしまうので、ティーマットを敷くといいですね。金属のにおいを取り除くために、茶こしも湯通ししてください」
3. フタをして3分じっくり蒸らすのが、おいしさの秘訣。
毛利さん:
「温めたガラスポットに茶葉を入れ、熱湯を注いだら、フタをして3分蒸らします。『ジャンピング』といって、茶葉が上下に舞うことで、うまみ成分がお湯に溶け出すんです」
4. 仕上げは、ティースプーンでさっとひとかき。
毛利さん:
「蒸らし終えたら、濃さを均一にするために『し』の字を描くように、ティースプーンでひとかきします」
あとは、ティーポットに茶こしをセットして、ていねいに注ぐだけ。 ゴールデンルールは適切なタイミングで茶葉を抜きティーポットに移すことで、淹れたての風味を保つことができます。
また、茶葉をティースプーンの先で押さず、重力で自然に最後の一滴が落ちるまで待ちましょう。「ベストドロップ」と呼ばれる、おいしさが凝縮した大切な一滴なんだそう。
どんな味がするのか、さっそくいただきます!
毛利さん:
「今日は、食事にも合う飲みやすさにこだわった『アフタヌーンティーブレンド』を淹れました。ストレートはもちろん、ミルクやレモンとも相性がよく、ブランドを代表する一番人気の商品です」
田中:
「口当たりが、とってもマイルドですね。食事にもおやつにも合いそうです。じつは同じ茶葉で、自分で淹れたことがあるんですけど、そのときは、ちょっと苦さを感じて。淹れ方で味にこんなに差が出るなんてびっくり」
山根:
「すごくすっきりしていて、紅茶のうまみがぎゅっと凝縮されている感じです。紅茶ならではの品のある香りが広がって、リラックスできますね~。 むずかしいテクニックはなくて、基本を守り、ていねいに淹れることが大切なんですね」
シーンに合わせておうちでも、アフタヌーンティーの魅力
▲こちらが「アフタヌーンティーブレンド」。左奥:茶葉100g、右奥:ティーバッグ10個入り、右手前:ティーバッグ1個入り
毛利さん:
「Afternoon Tea TEAROOMでは、カフェインが気になるときにうれしいディカフェなど、シーンに合わせてチョイスできるテイクアウト商品を用意しています。茶葉だけでなく、ティーバッグ1個入りから選べるフレーバーもありますよ」
さっと一杯分を淹れるときに便利なティーバッグにも、おいしく淹れるちょっとしたコツがあるのだとか。
毛利さん:
「ティーカップにお湯を注いでから、三角錘に整えたティーバッグをカップの縁から静かに入れてください。ソーサーで3分フタをして蒸らすことでおいしさが引き出されます。最後にティーバッグを振ってしまうと、余計な渋みが加わってしまうので、そっと静かに取り出すのも大切なポイントですよ」
ティーカップはマグカップ、ソーサーは小皿で代用しても大丈夫です。職場や旅行先なら、メモ用紙などでさっとフタをしても。
紅茶がそばにある「Tea for Peace」な暮らし
山根と田中が紅茶を飲みながら、ふたりとも話していたのが「やっぱり、紅茶はほっとするね」ということ。紅茶には少し高貴なイメージがあったけれど、もっとカジュアルに楽しむことだってできる。
1日のなかの、わずかな時間だけでもいい。一杯の紅茶があれば、気持ちがほぐれて、毎日が少しだけ軽やかになる。
Afternoon Tea TEAROOMでは、「Tea for Peace(ティー フォー ピース)」という言葉に託して、紅茶がそばにあることで、ちょっと心にゆとりがもてる日々を多くの人に楽しんでもらうことを提案しています。
後編では、田中と山根が、手軽なのにちょっと特別感のある、かんたんアレンジティーレシピにチャレンジします。
(つづく)
【写真】鈴木静華
【編集協力】有限会社ノオト
もくじ
ライター 関紋加
有限会社ノオト所属の編集者、ライター。ヨガウエアやオーガニックコスメの販売経験から、好きな分野は料理、美容、健康、ライフスタイルなど、毎日の暮らしにまつわるなにげないこと。現在は、企業のオウンドメディアや地元ニュースメディアを中心に活動中。趣味は、ヨガと食べ歩きとミュージアム巡り。
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