【わが家の朝支度】朝が「弱い・早い」からこそ生まれた、支度のメリハリ(編集者・藤井志織さん)
編集スタッフ 齋藤
▲藤井さんが携わった本の一部
1日を気持ちよく始めるための朝の支度を、さまざまな方に伺う連載「わが家の朝支度」。その人らしく「朝支度」を進める工夫や、こだわりについてお聞きしています。
今回ご紹介するのは、雑誌・書籍・WEBなどで暮らしにまつわる取材・執筆を行う、編集者・ライターの藤井志織さん。食、インテリア、旅やメイクに関わる内容が多く、それらはいつも、わたしたちをワクワクとさせてくれます。
現在、二人の息子、夫と4人暮らし。
編集者という仕事柄、毎日仕事によって出勤時間に変動があるという藤井さん。取材や撮影で子どもよりも早く出発してしまうときもあれば、深夜まで仕事をして朝はゆっくり……というときもあります。
そんなバタバタな日々だからこそ、毎日柔軟に対応できるよう、やることはコンパクトに。そして自分のご機嫌とりを見つけておくことが、藤井さんの朝支度のポイントのようでした。
朝が弱いことに向き合ってみる。
藤井家の朝支度
〈取材や撮影のない、余裕のある朝〉
7:00 起床後、朝食の準備
7:30 子どもと朝食
8:00 子どもを送り出す
8:10 天気予報を確認して洋服決め、身支度
9:00 冷蔵庫の在庫確認、ルンバを起動させ出発
パンと残り物のスープ
それがあれば、ハナマル!
▲台湾の朝食「シェンドウジャン」風の豆乳スープや、トマトと卵のスープが簡単で我が家の定番です。
藤井さん:
「わたしは朝がとても弱く、朝からしっかり料理をしたり、もりもり食べたりする気が起きないんです。だから、すぐに準備ができる、軽めの朝ごはんにしています。
定番は、前日の残り物の汁もの(お味噌汁やスープ)とパン。そして子どもたちには目玉焼きをプラス、というもの。
パンやスコーンは、前日に仕事で都心に出たならば、モチベーションをあげるために好きなものを買って帰ります。『あのパンがある!』と思うと、スッと起きられるくらいのパワーがありますね。
残りものを温めたり、簡単な目玉焼きやスープを準備する程度なので、調理にも後片付けにも時間はかかりません。また、食事後の片付けは子どもたちも自分で、というルールにしています。
朝にお米を炊くのは、いまの我が家にはハードルが高くって。でも、温かいスープとパンの用意ならできそう。それができたらハナマル!と思っています」
出勤前は時間が勝負。
ルンバのスイッチを入れて出発
藤井さん:
「仕事次第で、我が家の掃除状況も変わってきます。でも、ルンバ(掃除ロボット)のスイッチを入れることを習慣にしていると、ある程度部屋の整いかたも一定になるように思います。
ロボットを使うようになって、床にあまり物を置かなくなったのは嬉しいおまけですね」
藤井さん:
「夕飯の献立を仕事場との往復時間に考えることが多いので、出勤前に冷蔵庫をのぞいて在庫をチェックすることも習慣に。
朝食を作ったり、キッチンを通ったりするタイミングでざっと見ておけると、『あれあったっけ?』のソワソワがなくなります」
メイクと洋服で、気分をあげる
藤井さん:
「草場妙子さんの『TODAY’S MAKE-UP 今日のメイクは?』という本に携わって以来、メイクにかける時間がガラリと短くなりました。
メイクは洋服やその日の予定に合わせて考えますが、ほとんどファンデーションも塗らないし、ポイントメイクは1つだけと絞るようになって所要時間は5〜8分くらいです」
藤井さん:
「朝は弱いけれど、コスメや洋服は好きな物しか持たないので、今日はこれにしよう!と選ぶことで気持ちがグンと上がります。
その日の予定に、ちょっと憂鬱なことがあったとしても、自分の好きなメイクや服装になれたら、なんとかやり過ごせる気がしています」
支度完了!バッグには何が入ってる?
【愛用バッグ】
ビニール素材のバスケット(「pili」で購入)
【バッグの中身】
・お財布
・サングラス
・エコバッグ
・化粧品や小物をまとめたポーチ2つ
・鍵
・仕事セット(ノートPC、手帳、DM類、筆記用具、名刺入れ)
▲バッグは、普段はクローゼットに。帰宅直後はキッチンの入り口のスツール上が定位置です。
藤井さん:
「バッグの中身は仕事柄多い方かもしれません。でもすべて必需品! 荷物が重いので、軽めのバッグを選んでいます」
朝が弱いから、ハードルは下げる。短時間で「心の準備スイッチ」をおす朝支度
朝食はさっと準備ができ、後片付けも簡単なものを。お掃除ロボットや冷蔵庫の在庫チェックなど、自分を助けてくれるルーティンを持つ。そして、気分をあげてくれるコスメと洋服で1日の始まりを整える……。
朝が弱いという藤井さん。だからこそ日々の朝支度は、ハードルを上げすぎずにスタートを切るための、心の準備時間になっているようでした。
1日がはじまって、すぐにパワーを全開にするのは難しいもの。
でも、自分は何に気分があがって、どんな朝食だと家族が健やかになれるのか。それを知ることは、今日からの自分を助けてくれるはずです。
(つづく)
【写真】藤井志織
藤井志織(編集者・ライター)
フリーの編集者・ライターとして雑誌、書籍、WEBなどで編集や執筆をするほか、イベントの企画やディレクションを行う。主に食や花、インテリア、旅など暮らしに関わる内容が多い。最近関わった本に、草場妙子著「TODAY’S MAKE BOOK 今日のメイクは?」や、ウー・ウェン著「丁寧はかんたん」がある。
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