【冷凍スープで朝ごはん】第3話:15分でスープをストック。味噌とはるさめでボリューム満点ヘルシースープ
編集スタッフ 二本柳
いつまでも布団から出たくない冬の朝。
冷凍庫にストックしていたスープを取り出して、あたためるあいだに洗顔へ。たった一杯のスープが、憂鬱な朝のからだに元気をくれるかもしれません。
特集『冷凍スープで朝ごはん』では、スープ作家として365日毎朝スープを作りつづけているという有賀薫さんに、冷凍できるスープレシピを教えていただきました。
長ねぎと油で旨味を引き出す。
15分で仕込む、ひき肉の中華風スープ
【材料(4人分)】
・豚ひき肉…250g
・長ねぎ…1本
・しょうが…1片
・パプリカ…1/4個(ピーマン1個でもOK)
・サラダオイル…大さじ2
・ごま油…少々
・塩…小さじ1
・醤油…小さじ1
(1)長ねぎとしょうがを炒める
長ねぎとしょうがをみじん切りにしたら鍋に入れ、サラダオイルとごま油を加えて中火にかけます。
少し焦げた部分が出るまで炒めます。
(2)ひき肉と水を加えてさらに加熱
ひき肉と水大さじ2ほど加えてさらに加熱。ひき肉の色が変わったら、水600mlと塩、5mm角に切ったパプリカを加えて煮立てます。
最後に醤油小さじ1ほどを香りづけに入れます。
(3)4等分にして冷凍
冷ましてから保存容器に4等分して移しかえ、冷凍庫へ。
冷凍してから1〜2週間は風味も落ちず、おいしくいただけます。
味噌と春雨を入れて、レンジでチン!
朝になったら、はるさめを入れてボリュームをプラス。
解凍したスープ1袋分を耐熱容器に入れ、水100mlと味噌小さじ1を加えたら、はるさめをスープに埋め込むように入れます。
ラップをかけて、600Wのレンジで約5分加熱。(途中で一度レンジから取り出して、全体を混ぜるとムラになりにくいです)
加熱し終わったら味噌が溶けるように混ぜ、器に盛りつけて、好みで青ねぎを飾ります。唐辛子粉を入れてピリ辛にしてもおいしいですよ。
もちろん、そのままスープとしても。その場合は前日に冷蔵庫へ移し、自然解凍。耐熱容器に入れラップをふんわりかけ、600Wのレンジで2分~2分半ほどあたためたら完成です。
油や焦げ目から、旨味を引き出す。
有賀さん:
「野菜で旨味が出るものは、長ねぎや玉ねぎ、きのこ、トマト、にんにくなどが代表的。
それからもうひとつ、油から出る旨味も意識すると味付けに役立ちます。素材の味を生かしたいときはサラダオイル、コクをつけたいときはバター、今日のように中華風にしたいときはサラダオイルにごま油を混ぜて使います。
また、焦げ目をつけることで味が深まりますよ」
一杯のスープを、朝の習慣にしませんか?
朝はいつだって忙しい。冬ともなれば、ますます早起きが難しい季節です。
そんな私たちの朝に、ひとつだけ、リズムを整えるルーティーンを作りませんか?
冷凍スープは仕込みこそひと手間ですが、夕飯の支度ついでに、休日の合間に……まとめて作ればちょっとした達成感。無論、朝は時短です。
毎朝、一杯のスープを食べる。
そんな繰り返しの習慣が、体と心を整える元気の秘訣となりますように。
(おわり)
【写真】原田教正
もくじ
有賀 薫(ありが・かおる)
1964年生まれ、東京都出身。スープ作家。ライター業のかたわら、家族の朝食に作り始めたスープが毎朝続き、2018年5月時点で約2300日以上になる。その写真やレシピで個展を開くほか、スープの実験イベント“スープ・ラボ”を主宰。著書に、レシピ、写真、文章、イラストを手がけたスープのレシピ本『365日のめざましスープ』(SBクリエイティブ)、『スープ・レッスン』(プレジデント社)がある。note:https://note.mu/kaorun、instagram: @arigakaoru
▼有賀さんの著書はこちらから
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