【北欧に恋をしよう】第1話:北欧のカゴと器に、わたしたちは恋をした。スタッフの偏愛ストーリー

編集スタッフ 松田

“恋をする” ということ。

その相手は人に限らず、たとえば、北欧の食器や雑貨、洋服やアクセサリー、暮らしの中のワンシーンに恋をする、なんてこともあるのではと思います。

21歳の時、わたし松田は初めて北欧に行きました。そこで出会った北欧の人々の暮らしに憧れを持ち、そこから北欧の器や雑貨の魅力にハマり、蚤の市や雑貨店に足繁く通いはじめるようになります。

いま思い返すと、それは “恋” に近いものだったのかもしれません。

たったひとつ、お気に入りのものがあるだけで、不思議とあたたかく優しい気分に。まるでモノクロだった世界がカラフルになるように、 “ときめき” があれば毎日の暮らしに確実に素敵な変化が起きるのだ、そう実感した出来事でした。

今回の特集は、特別な理由もないけど好きになってしまう、そんな “恋する気持ち” がテーマです。第1話では、北欧のカゴ・食器、それぞれに恋をしてしまったスタッフ2名の偏愛エピソードを紹介します。

 


家のあちこちに、カゴ・カゴ・カゴ!
店長佐藤のカゴ偏愛ストーリー


世界各国で編まれて愛されているカゴ。なかでも北欧のカゴは、佇まいが美しいものがたくさん。その魅力に恋をしてしまったひとはきっと少なくないはず。

そのひとりが店長の佐藤。当店きっての “カゴ好き” 店長佐藤の偏愛っぷりを、少しのぞいてみることにしました。

店長佐藤:
「小学生くらいの頃から、雑貨や暮らし道具が大好きで。母に連れられて、買い物ついでにまちの雑貨屋さんに寄るのが、週に一度の楽しみでした。はじめは、カゴもその好きな雑貨のひとつだったんです」

▲コーヒー道具や野菜、キッチンタオルを入れたり。かごがいっぱい!

「カゴ好きに火がついたのは、一人暮らしをはじめてから。好きなインテリアを自分で一から自由につくれる時間が楽しくて楽しくて。あっという間に部屋にカゴが増えてきました。

いま現在も着々と増え続けています」

 

開店当時からずっと一緒。飴色に変化したフィンランドのバスケット

さらに店長佐藤のカゴ好きに拍車をかけたのは、当店「北欧、暮らしの道具店」をはじめたことでした。当時お店で販売していた、フィンランドから届いたハンドメイドのバスケットが、佐藤が初めて購入した北欧生まれのものだったそうです。

店長佐藤:
「最初はまっしろだったのに、10年近く経ち、今ではすっかり飴色になりました。この姿にまた愛着がわくんです。一緒に年月を共にしたんだなぁって感慨深くて。

衣類を入れたり、雑誌を入れたり。模様替えや引っ越しのたびに、用途を変えながらも、暮らしの片隅にはずっとこのカゴがありました。今では我が家になくてはならない相棒のような存在です」

 

かごとの出会いは運命!

店長佐藤:
「カゴって人の手で作られているから、一点ものに近いものだと思うんです。だから、これは!と思うカゴとの出会いは、もう運命だと思っていて。

このカゴは、別の用事があって表参道に出かけた時に、たまたま出会った北欧の薪木かごです。かなり大きいけれど、この子とはもう出会えない!と思って、到着して早々に買ってしまいました。その後、ずっとこのカゴを抱えながら表参道を歩きました(苦笑)」

▲思わず衝動買い!をしてしまった時の記念の一枚

「カゴは衝動的に買っても、使い道を考えるのがまた楽しくて。実際にこのカゴは寝室でバッグ入れとして使っています」

 

我が子のようにカゴたちを抱えて……

▲家中のカゴを集めてみました

店長佐藤:
「引っ越しの際は、梱包して壊れてしまわないように、自分の手で直に持って新居まで運びました。両手いっぱいにカゴを抱えて、何度も往復したので、ご近所ではカゴおばさんって思われているかもしれない(笑)」

▲「こうやって抱えて〜」と引っ越しのときの再現をしてくれました

「でもそれぐらいに、どのカゴにも思い入れがあって、とっても大切なものなんです。

何年経っても変わらず、カゴがある暮らしの景色にときめきます。もうずっと恋してます。たぶんこれからもずーっと好きだと思います」

 


ロマンチックな北欧ブルーに一目惚れ
スタッフ齋藤の器偏愛ストーリー


2人目は、クラシコムに入社して8年目の編集スタッフ齋藤。

入社してから数々の北欧食器の商品ページや特集を担当してきた彼女は、プライベートでも大の器好き。家の食器棚には、おなじみのシリーズからビンテージまで、たくさんの器が並びます。

そんな齋藤が初めて自分自身で買った北欧の食器は、スウェーデンのMON AMIE(モナミ)のボウルでした。入社当初から、ずっと憧れていたシリーズだったと話します。

齋藤:
「初めて手にした時、この綺麗な澄んだブルーに一目惚れしてしまって。モナミという名前の意味が、 “恋人” だというのがとってもロマンチック!と思いました。

あまりに私が気に入っていたので、プレートとマグカップはあとから夫が記念日にプレゼントしてくれました。思い入れのある大切なシリーズです」

 

食器棚を眺めるたび、ついため息が……

▲北欧の旅から持ち帰った器たち

齋藤:
「初めて訪れた北欧旅行では、 “好き” の気持ちが爆発してしまって、ここぞとばかりにアラビアやグスタフスベリの器を買い求めました。スーツケースに入りきらず、現地でバッグを買い足し、両手いっぱいに抱えて帰国。ヘトヘトでしたが、本当に楽しかった。人生でこんなに器を買ったのは、あとにも先にもこの時が一番ですね。

現地のお店のウィンドウに並んだ、カップ&ソーサーたちの姿は、それはもうため息ものの可愛さでしたから……」

▲旅の道中で訪れたストックホルムのビンテージショップ

「今は子どもが生まれ、しばらくは海外旅行にはいけませんが、食器棚に並ぶ器たちをみるたび、そのときの旅の風景が蘇ります」

 

せわしない日々の中でも、恋する気持ちを思い出せる

齋藤:
「北欧の器の魅力って、見た目の可愛さだけじゃなく、使ってこそ、気づかされる魅力もいっぱいで。

例えば、どの器も料理を盛り付けた時のフチの余白が、本当に美しいんです。洋食だけでなく和食にも合うし、ちょっと手抜きしてしまったなという時の料理も不思議と美味しそうにみせてくれて」

▲何年も毎日のように使ってフチが欠けたティーマボウル。気に入っていたので、同じものを買い替えて愛用し続けている。

「割れてしまうのを恐れて、以前子ども用にはプラスティックのお皿を使っていたこともありましたが、ティーマの方が適度な重さがあってひっくり返らないし、丈夫で簡単に割れないことに気づきました。それからは、家族みんなで北欧の食器を使っています。

繊細すぎないどっしりした佇まいで安心感もある。そんな頼りがいがあるところも、好きだなぁって思います。

ああ、なんだか気持ちがざわつく。忙しない。そんなときこそ、助けを求めるように自然にこれらの器に手が伸びているように思います。だから、あえて毎日使いたい。そう考えると、この北欧の器たちは、もう我が家にはなくてはならない存在です」

 

恋をしよう。それはきっと暮らしを上向きにしてくれるから

何かを好きになるということは、日々の自分にパワーを与えてくれるもの。

でも「恋をする」とか、好きになる気持ちは、忙しない日々の中で忘れてしまいがちなものです。だからこそ、ふとした瞬間に思い出せるよう、暮らしの風景に散りばめておく。カゴや器を手に嬉しそうに語る二人をみて、私も久しぶりに自分の中の “好き” を思い出したくなりました。

続く第2話では、当店で取り扱っている恋する気持ちを思い出させてくれる器たちをご紹介します。

 

(つづく)

 


もくじ

 

 


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