【BRAND NOTE】第1話:ひとつのグリーンから広がった暮らし。店長佐藤の自宅を訪ねました
編集スタッフ 奥村
「人生の節目」じゃなくたって、暮らしは日々変わっていく
はじめてのひとり暮らし、結婚や出産、転職をした時。
暮らしが変わる人生の節目は、引越しや家を買うなど、住まいを替えるタイミングでもあります。
でも、たとえ「節目」じゃなくたって、わたしたちの暮らしは日々少しずつ変わっていくもの。
だから「いま何が心地いいと思うのか」に合わせて、いつだって自分や家族にフィットした住まいへ更新していきたいと思うのです。
住まいが変わらなくても、「住み心地」が変えられるなら
今回のBRAND NOTEでご一緒するのは、三井のリハウス。
三井のリハウスという言葉を聞くと、引越しを伴う住み替えをイメージする方が多いかもしれません。けれど今、リハウスという言葉が示すのは、住み替えだけではないといいます。
そこに込められているのは、住まいを変えずに暮らしを変える “暮らし替え” というメッセージ。
暮らしの変化に合わせて家自体を替えるのは、簡単なことじゃない。けれど今の住まいのままでも、自分や家族にフィットする形に暮らしは更新していける。そんな想いに共感したことで、今回のお取り組みが決まりました。
たとえばそんなリハウスのきっかけのひとつが、暮らしにグリーンを取り入れる、「グリーンリハウス」だといいます。
言われてみれば、当店のスタッフにもグリーン好きが多く、インテリアに取り入れる様子を見かけることもしばしば。
たとえば、いつも自宅にグリーンが豊富な店長・佐藤は、どんな想いで暮らしを送っているのでしょうか。
そこで今回は佐藤の住まいを訪ね、グリーンとの向き合い方から、暮らしを心地よくしていくグリーンリハウスのヒントを探りました。
(この記事は、クライアント企業さまのご依頼で製作する「BRAND NOTE」という記事広告コンテンツです)
当店いちのグリーン好き。店長佐藤の暮らしを訪ねました
南向きのリビングからたっぷりの陽が差し込む、店長佐藤の自宅。窓際にはさまざまな鉢植えのグリーンが並び、陽を浴びてツヤツヤと気持ち良さそうに光っています。
「これ以上増やしちゃダメと思いつつ、ついつい買って帰っちゃうんです」と笑う佐藤。
取り入れやすい小ぶりな鉢物がメインですが、床に置いたり、窓枠から吊り下げたりと高低差をつけて置かれているからか、まるでリビング一体がグリーンに包まれているようです。
鉢の植え替えはしない。お手入れも、気づいたペースで
けれどこれだけ鉢の数が多いと、お手入れの手間もかかりそう。維持の負担はないのでしょうか?
佐藤:
「もちろん手間がない訳ではないですが、できる範囲のことだけをやるから、あまり負担だとは感じないんです。
水やりは毎日じゃなく、乾いていると感じたタイミングで。お手入れも、家事の合間やテレビを見ながら、枯れている葉を見つけたら摘むといった気づいたペースで。
それから、鉢の植え替えもしていないものが多いんです。グリーンショップで買ってきたゴム鉢を、好きな植木鉢の中にポンと入れる。
本当はした方がいいのも分かっているんですけれど、わたしにはなかなかハードルが高くて。健やかに育ってくれている限り、このやり方で楽しんでみています」
これは何ていう名前ですか? 力強く伸びたグリーンを指して尋ねると、「じつはわからないんだよねえ……」と佐藤。その大らかな返答にも、実は少しほっとさせられました。
名前も種類もちゃんと把握しておかないと、うまく育てられないんじゃないかという先入観を抱きがちだったから。
佐藤:
「お店でパッと見て、気に入ったグリーンを連れて帰ってくることが多いから、ひとつひとつ育て方を調べて……みたいなことはしないんです。
元気がなさそうなら置く位置を変えてみたり、水の量を減らしてみたり。様子を見ながら試行錯誤しています。
もちろん上手くいかずに枯らせてしまった経験もあるけれど、失敗があるから、次第に自分が育てやすいグリーンがわかってきた気がします」
自分も元気を貰っているから、一方向の関係じゃない
佐藤が今の住まいに越したのは、1年半前。
西向きだったそれまでの家から、南向きの新居へ移したら、一時的にグリーンが元気をなくした時期があったといいます。その後、だんだんと新しい暮らしに順応してきたのか、また元気を取り戻していったそう。
佐藤:
「環境の変化で、調子がいい時もあれば悪い時もある。グリーンも自分と同じ生き物なんだと実感しました。
だから元気になってくれた時はすごく嬉しいし、どんなに疲れた日でも、グリーンが健やかな様子を見ると救われた気分になります。
そうやってわたしも貰っているものが多いから、一方的に『お世話してあげている』とは思わなくて。お手入れを通じて、自分自身も整えているような感じなのかもしれません」
そんな佐藤の影響があってか、小学3年生の息子も植物が好きだといいます。
佐藤:
「週末はよく一緒に散歩へ行くのですが、道に生えている草を見ると『あれは○○っていうんだよ』と名前を教えてくれます。ふだんから図鑑を眺めているから、わたしよりずっと詳しいんです。
いつか庭のある家に住みたいって、息子が最近よく話していて。それはわたしの夢でもあります」
▲携帯の写真フォルダには、息子と見つけた植物の写真が残っています
ひとり暮らしで、はじめて買ったグリーンのこと
思えば自身がグリーン好きになったのも、母親の影響だと話す佐藤。子供の頃からいつも実家には、植物が絶えなかったといいます。
その環境が自分にとって大切なものだと気づいたのは、ひとり暮らしをはじめた20代の頃でした。
佐藤:
「ワンルームの小さなアパートに越した時、家具は実家から持ち込んだので暮らしに不便はなかったけれど、何かが足りないと思って。
ふとグリーンを置きたいと思い、ホームセンターで小さなモンステラの鉢を買ってきたんです。
それを置いたら、部屋が不思議と居心地のいい場所になった気がして。それまで意識してこなかったけれど、わたしにはグリーンが必要なんだと心から感じました」
その後、家族が増え、子供が生まれ、今の住まいへ。暮らしが変わっても変わらないのは、そこにいつもグリーンがあることだといいます。
ひとつの鉢植えから、 “暮らし” のイメージが広がった
佐藤:
「今の家に引っ越すと決まった時、まだ何もないまっさらな部屋に最初に置きに行ったのも、このガジュマルの鉢植えでした。
家具よりも先にグリーンを運び込むなんて、と夫にも呆れられたんですが(笑)、ガジュマルは “幸福の木” ともいうから、何かいいことがありそうな気がして」
佐藤:
「グリーンがひとつ加わるだけで、そこから “暮らし” のイメージが広がる気がしています。
たとえば窓際にグリーンを置いたら、これを眺められる位置に食卓を置こうとか、ソファの横に背の高い木を置いたら、読書するときに気持ちいいだろうな、とか。
そんな風にインテリアの構想を始めたら止まらない。昔からそうやって考えている時間が、わたしは本当に好きみたいです」
あそこにグリーンを置いた理由は、ここから見えると綺麗だから。足元にこのグリーンがある理由は、こんな気分になるから……。
部屋のあちこちを指差して、目をキラキラさせながら話す佐藤を見ていたら、きっと初めてひとり暮らしをした小さなアパートでも、楽しそうにインテリアを整えていただろう佐藤の姿が目に浮かびました。
心地いい暮らしを作るのって、たぶん住まいそのものだけじゃない。
いつもの部屋にグリーンを置いたときの、なにか新鮮な気分のように。自分の中から湧き出てくるワクワクした気持ちこそ、 グリーンリハウスのきっかけなのかもしれません。
スタッフも、グリーンリハウスを実践してみました
今回のお取り組みでは、三井のリハウスが運営するライフスタイルマガジン「Relife mode」でも、当店とコラボした読み物が掲載されています。
暮らしをグリーンで心地よくする「グリーンリハウス」のコツを知るため、当店のスタッフがつまずきがちな悩みをフラワーアーティストの前田有紀さんに相談し、解決法を教えてもらいました。
今回は、グリーンを育てた経験がほぼゼロだという編集スタッフ糸井が、グリーンの選び方からひとり暮らしのワンルームでの取り入れ方までを教わりました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
みんなのリハウスは、三井のリハウスが運営するライフステージにあわせた情報を紹介しているサイトです。
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【写真】佐々木孝憲
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