【とっておきの休日を過ごすなら】第2話:鍋ひとつで、本格的なエスニック料理。家で異国気分を味わえる「魚のタジン」
編集スタッフ 松田
夏休み。どこか遠くへ旅をしたいけれど、まだ子供も小さく、夫婦でまとまった休みもとれず、結局ノープランなまま。でも、クヨクヨしたまま終わりにしたくない。家だからこそできる、最高の休日の過ごし方でとことん楽しめたなら。
第2話では、鍋ひとつで、家にいながらも異国の味わいを楽しめる「白身魚のタジン」レシピをお届けします。
PM4:00
今日だけは、夕飯も自分好みの料理に
ひとり時間を満喫したら、そろそろ日が傾いてきた。夜ごはんの準備をしなくちゃ。
いつもは家族が好きな料理ばかり作っているけれど、今日だけはちょっと自分好みの味にしてみよう。
ふだん使わない調味料もためして、ちょっとだけ異国気分に浸れそうな、スパイシーな煮込み料理をつくる。
家にいながら異国気分を味わえる
「白身魚のタジン」レシピ
材料(2人分)
・お好みの白身魚の切り身(またはイワシ)…2切れ
・トマト(角切り)…1個
・玉ねぎ(スライス)…1/3個
・じゃがいも(5mmの輪切り)…1個
・パプリカ(細切り)…1/2個
・レモン(輪切り)…3枚
・オリーブ…適量
A
・クミンパウダー…小さじ1
・カイエンペッパー…小さじ1/4
・パプリカパウダー…小さじ1/2
・こしょう…小さじ1/2
・にんにく(すりおろし)…小さじ1
・塩…小さじ1/2
・水…大さじ1
・オリーブオイル…大さじ1
B
・香菜(刻む)…大さじ1(お好みでなくてもOK)
・イタリアンパセリ(刻む)…大さじ1
※タジン鍋がない場合、フライパンでも作れます。
※カイエンペッパーやパプリカパウダー、香菜は入れなくても美味しく作れます。
(STEP1)
白身魚は2〜3等分の食べやすい大きさに切る。材料Aを混ぜ合わせて、その1/3の量を切った魚にまぶし下味をつけておく。
(STEP2)
野菜を切る。
(STEP3)
タジンもしくはフライパンに残りのA、トマト、玉ねぎ、じゃがいも、下味をつけた魚の順にのせ、パプリカ、レモン、オリーブをのせ、Bを散らす。弱火にかけ蒸し煮する。
(STEP4)
時々、煮汁をまわしかけ、15分くらい加熱する。魚に火が通ったらできあがり。
PM6:00
いただきます!
そういえばここ最近献立は毎日ルーティンで、いつも作らないエスニック料理や新しいレシピに挑戦していなかったなぁと振り返る。
スプーンを口に運ぶたび、スパイシーでコクがあって、ちょっと複雑でやみつきになる味わいが広がって。ここが旅先だったら……と自分の想像力をめいいっぱい働かせて作るのは、案外楽しい。
***
(つづく)
もくじ
【レシピ監修】料理家・口尾 麻美
【写真】原田教正
口尾 麻美
料理家・フォトエッセイスト。世界を旅して、それぞれの国の家庭料理を学んだり、ストリートフードを食べたり。そこからインスピレーションを受けた料理を本、雑誌、料理教室などで提案。著書に『トルコのパンと粉ものとスープ』(誠文堂新光社)など。http://je-suis-amazigh.blogspot.jp/
▽口尾麻美さんの本はこちら
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