【今日は餃子にしませんか】第1話:似ていないようでどこか似ている。餃子の形。家族の形。

ライター 片田理恵

みんな違ってみんなおいしい、家庭の味

さぁ、夏休み。暑い季節を元気に過ごす、あなたのパワーフードはなんですか?つるんとのどごしのいい素麺、仲間とわいわいバーベキュー、ピリリと辛さのきいたカレーも捨てがたい……。おいしいものは数あれど、今日の私たちのイチオシは、そう、餃子です。

子どもも大人もみんなが大好きな餃子。売っているものを買うのも楽しいけれど、やっぱり一番落ち着くのはわが家の手作り、いつもの味ではないでしょうか。

特別なものを入れるわけでなく、使う食材も「あるもの」を中心に、種類や分量もその時々で違う。その「みんな違ってみんなおいしい」という自由さこそ、まさに餃子の魅力です。しかもそこに「みんなで一緒に作れる」という楽しみまでついてくるんですから。

そんな気持ちに共感してくれたのは、アート&フードユニット「holiday」として活動する堀出夫妻。子どもたちとともに一家四人で暮らす、葉山のご自宅を訪ねました。

 

今夜は餃子。家族が喜ぶ、私も喜ぶ

家庭でも、仕事でも、料理を担当するのは「ミーサン」こと、母・美沙さん。堀出家はそろって餃子好きだといいますが、特に美沙さんは大好物。結婚前は女友達と一緒に、誕生日に餃子を食べるのを恒例にしていたほどだとか。

美沙さん:
「そうなんです。しかも餃子定食じゃなくて、その日は餃子だけをお腹がいっぱいになるまで食べていいという(笑)。今、わが家で餃子が食卓に上るのは月に2回くらいですね。普段の何気ない夕食に。毎週食材を1週間分まとめ買いするんですが、餃子の材料がそろっているかどうかは自然と考えてしまいます」

なんとも頼もしい餃子好きのお言葉! さっそく美沙さんに堀出家の定番餃子を教えていただきました。第1話ではあんの作り方と包み方をご紹介。その後は調理のコツや残った餃子のアレンジレシピなど、餃子尽くしの全3話でお届けします。

 


簡単、おいしい、愛情たっぷり!
豚ひき肉とキャベツの餃子


ニンニクは入れず、しょうがのみ。キャベツはみじん切りではなく、千切りに。定番通りのようでも「定番」の定義はやっぱりそれぞれ。これがholidayの「The 餃子」です。

 

材料(50個分)

・豚ひき肉…700g
・キャベツ…4分の1個
・ニラ…1束
・餃子の皮(大判/今回は米粉入りを使用)…50枚

【a】
・おろししょうが…30g
・ごま油…大さじ3
・しょうゆ…大さじ1
・塩…2つまみ

 

作り方

(STEP1)
豚ひき肉をボウルに入れてはじめによく練っておく。

💡POINT
目安は脂が全体になじんで粘り気が出てくるくらい。この一手間がジューシーに仕上げるコツ。

(STEP2)
練ったひき肉に【a】を加えてさらに練り、常温で少し休ませておく。

💡POINT
野菜を切る時間を「休ませタイム」にあてると効率的。

(STEP3)
キャベツを千切りに、ニラを荒くみじん切りにする。

💡POINT
キャベツは1枚ずつはがした葉を丸めて押しつぶすようにしながら切ると切りやすい。みじん切りは大変なので、細めの千切りで十分。

(STEP4)
ひき肉に切った野菜を加え、よく混ぜる。

(STEP5)
皮であんを包む。

 

「今日、餃子?」とキッチンへ。お手伝い好きは母譲り

小学校4年生のうたくんと2年生のりんちゃんは、餃子作りの頼もしい戦力。普段から美沙さんがあんの支度をしていると、動きを察してキッチンにやって来ては、あれこれ手伝ってくれるのだとか。どっちが先にひき肉を練るかでじゃんけんをするくらい、餃子作りはどの工程も大好きです。

美沙さん:
「私も小さい頃から台所で料理を手伝うのが大好きで。餃子作りもよく一緒にやりました。実家の餃子は、私が作るものと材料はほとんど一緒なんですけど、ひき肉が細かくて、さらに荒く叩いたれんこんが入るんですよ。悔しいことに、子どもたちには未だにばあばの餃子の方が人気があるという……(笑)」

 

包んで、笑って、包んで、話して、また包む

実はこの餃子を包む作業が始まる前、父・隼さんは単独で別行動をしていました。3人がキッチンであんを作っている間に皮をお皿に移し替え、しめらせるための水が入った小皿も一緒にダイニングテーブルへ。次の展開を踏まえてこういう作業をしておいてくれるのって、本当にありがたいし助かるんですよね。

いつもは仕事をしているか、みんなが包むのを「見てる」そうですが、今日はりんちゃんにやり方を教わりつつ、その後は餃子包みにも挑戦。「へー、こうやるんだ」と興味津々です。

「きれいにできた!」「これくらいでいいの?」「あ、入れすぎてはみ出しちゃった」「意外と誰がどれを作ったか、わかんないもんだねー」と、それぞれの言葉が一斉に飛び交う様子は、まさしく家族ならでは。輪になって、包んで、笑って、包んで、話して、包んで。気づいたら50個、あっという間にできていました。これがおいしくないわけがない!ですよね。

 

不揃いでチャーミングな「わが家の餃子」ができました

こちらが完成した50個の餃子。ひだを3つ作る美沙さんの包み方を、ほかの家族がそれぞれ自分流にアレンジしている様子がわかります。

似ているようで似ていない、似ていないけれどどこか似ている。あら、それってなんだか家族の形そのものみたい。不揃いでチャーミングな「わが家の餃子」、さて、今日はどうやって食べましょうか。

(つづく)

【写真】木村文平


もくじ

第1話(8月21日)
似ていないようでどこか似ている。餃子の形。家族の形。

第2話(8月22日)
熱々の焼き餃子とキンキンに冷えたビールがあれば、もう。

第3話(8月23日)
残った餃子は平日のランチに。大人仕様の水餃子

 

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holiday

“make everyday happy” をコンセプトに、アートディレクターの堀出隼と料理人の堀出美沙が2010年に設立。アート&フードディレクション、ケータリング、イベントの開催及び企画運営など、「食とデザインとアート」を中心に活動中。http://we-are-holiday.com

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ライター 片田理恵

編集者、ライター。大学卒業後、出版社勤務と出産と移住を経てフリー。執筆媒体は「nice things」「ナチュママ」「リンネル」「はるまち」「DOTPLACE」「あてら」など。クラシコムではリトルプレス「オトナのおしゃべりノオト」も担当。

 


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