【スタッフコラム】うつろいと料理スランプ。
お客様係 望月
▲最新号のおしゃべりノオトvol.28「料理スランプ」が今の心情にぴったり。
今年一番の料理スランプが訪れています。
いつもスランプは、だいたい夏。夏バテや暑さゆえコンロを使うのが億劫になってしまったりと理由が明らかなのですが、この季節にスランプに陥るのははじめてのことです。
カレーやうどん、餃子でなんとか乗り切っていたのですが、さすがにしばらく出せないな……という状況に追い込まれて、お手上げ状態に。料理本や食器で気分を上げるという手法も効かなそうな今回。振り返ってみるとこんな理由が思い当たりました。
①自分の味覚が変化。
今まで美味しいと思えていた味つけに、「う〜ん」となることが増えた気がします。味覚の曲がり角を迎えているのでしょうか。自分が作りたいと思う料理が少し変化しているし、傾向として薄味にしたいと思うことが増えました。
②スーパーマーケット迷子。
家の近くにスーパーがないため、週末まとめて買い出し型の生活をしていました。けれど週末の予定が続くと買い出しが満足にできず、それがかえってストレスに。もしかしたら、週末買い出し型とスーパーを見直す時期にきているのかも?お気に入りのスーパーは少し遠く、ネットスーパーもやっていないので少し悲しいけれど……。
③家族の食べる量が増加中。
まとめて食材を買っておいたはずが、週の半ば頃に「あれ、もうない?」ということに気づきます。息子の食欲が加速中な上、夜ごはんを控えめにしていた夫も最近はしっかりと食べるようになったので、我が家の食の適正量が変わってきたようです。
④息子の汁物離れ。
とにかく「汁物があれば」と思っているのですが、最近、息子が味噌汁やスープを飲まなくなりました。汁物で野菜を摂ろうと思っていた私にとっては悩ましい問題です。(いつか戻ってくると信じ作り続けたいです。)
こうしてみると、季節のうつろいとともに、家族や私もうつろいでいるんだな〜なんて当たり前のことに気づきます。子供はどんどん大きくなるし、私もだんだんと歳を重ねて、美味しいと感じるものも変わっている。そんな変化にうろたえてしまったのです。
しばらく続きそうな「う〜ん、なんか違う」の日々。過ぎ去るのをじっと待っていた最近でしたが、このスランプを「見直し期」と捉えてみたら、やり方を変えたり新しい味に挑戦したりと前向きな気持ちも湧いてくる気がします。
毎日の料理に一発逆転なんてきっとないけれど、寒じめほうれんそうをソテーしたら甘みが美味しかったな〜とか、簡単でおいしいくて感激した「参鶏湯」など、自分なりの美味しいを少しずつ集めていきたいところです。
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