【わたしの偏愛ストーリー】第3話:自由に楽しむのが「偏愛道」の真髄?森井さん流・IKEAを楽しむコツ

編集スタッフ 小林 編集スタッフ 小林

何かをとことん愛し、全力で情熱を注いでいる「偏愛」のある人たち。

素直に好きなものを追いかけて、型にはまらず自由に楽しむ。そのハッピーでご機嫌な姿に、私・小林はどこか憧れを感じていました。

普段はつい理屈で自分をがっちりコントロールしてしまいがちだけど、もっと思い切り、人生を楽しみたい!

そこでこの特集では「偏愛」のある人にお話を伺い、その秘訣を探っています。

今回訪ねたのは立体造形家であり、IKEAの偏愛ライフを送る、森井ユカさん。

第1話では数々の驚きの偏愛エピソードを、第2話では心から偏愛するアイテムについて教えていただきました。

第3話では、IKEAを上手に楽しみきれない初心者・小林に、偏愛のプロならではの「楽しみかた」の多彩な引き出しを覗かせてもらいます。

 

IKEAに行ったら、まず腹ごしらえ?

▲港北店5周年記念グッズのお弁当箱。こういったお弁当箱は売っていないので珍しいそう。

わたしも時折IKEAへ行くのですが、上手く買い物ができないんです……。広さやアイテム数に圧倒されて、何を買えばいいかわからなくなってしまって。

結局、出口の近くにあるキャンドルだけをそっとカゴに入れて、買って帰ってくることがほとんどです。

森井さん:
「なるほど。大変興味深いです……!

そんな小林さんにオススメしたいのは、IKEAについたら、まず一番最初にレストランに行って、ご飯を食べること。

お腹が減ってたら、いい買い物はできない。そういう思想からIKEAにはレストランがついてますからね!

その思想に忠実に、私はいつも腹ごしらえをしてから回りますよ」

▲まずご飯ですか……!と、衝撃的なカウンターを受け止め中

森井さん:
「その後の順序はその時にもよりますが、家具、雑貨の順番で見ますかね。途中でお腹が減ったり疲れたりしたら、またレストランに行きます。

あとお店を回る前に、無料で入れるFAMILY会員に入るのもオススメです。

店内には会員価格で買うことができるアイテムが実はたくさんあるので、その視点でお店を見回すと、テンションがあがりますよ。

私にとっては、レストランのドリンクバーが無料だったり、書籍が半額くらいの値段になったり、クーポンがもらえたりと、IKEAを楽しむための必須要項になっています!」

 

ここはテーマパーク!楽しく眺めるだけで、花マルです

森井さん:
「私の場合はしょっちゅうIKEAに足を運んでいるので、大体欲しいものがわかっています。だから行く前に簡単な買い物リストを作っていますね。

けれど、こういうのはむしろ考えなくていい!と思っています。

IKEAって、もともと『テーマパークのような気持ちで回ってほしい』という気持ちで作られてます。だから上手に買い物できなくても、いいんですよね。

極論、楽しければOKです。

なんなら『北欧気分を満喫したくてミートボールを食べに行く』とか『可愛いものを眺めながら涼むために行く』とか『クリスマスを最高潮に感じたくてイルミネーションを観るノリで行く』とか。

そのくらい、かなりラフな感覚でいいと思っています」

▲森井さんの熱弁に、もともと持っていた前提が覆ってしまい困惑する私

森井さん:
「ただ、効率よく回る、という意味で『NEW』マークがついているものだけを見ながら進むのもありだと思います。

たくさんある商品のなかで、新しく何がでたのかな〜?と考えながらお店を見ていくのは、なかなか楽しいですよ。

(マニアとしては全てをしっかりと見て欲しい、という気持ちもありますけどね……)

また気になったものが、次に来たときには既に無い!なんてことも多いもの。そこがIKEAの良さなのですが、それで悔しい思いをした経験は数知れず。

なので、一期一会! 好きなものに出合えたなら、ぜひ気軽にカゴにいれてみてください」

 

レジ手前に注目。長いツアー最後のお楽しみゾーン

▲「LATTJO(ラッチョ)シリーズ」(この商品は現在廃盤)。木製の、チェスなどができるボードゲーム。駒のデザインがかわいい〜!

森井さん:
「どうしてもここまで長いツアーになっているので、集中力が切れてくる方も多いかと思うのですが、レジの手前にある『ワゴンコーナー』と『アウトレットゾーン』に注目。ここ、お楽しみゾーンです……!

レジ前の『ワゴンコーナー』は、季節の移り変わりを一番感じることができる場所ですね。ここにはその時期の一押しのものが並ぶのですが、すぐに無くなってしまうことが多いんです。

12月だと、まさにクリスマスグッズの時期。大人も楽しめるような、シックな可愛さがいいんですよ〜。

マニアは行ったら必ずここをチェックしている、といっても過言ではありません」

森井さん:
「あとこれは完全に体感値なのですが、年末にかけて『アウトレットゾーン』に並ぶ家具がぐっと増える印象があります。だからこの時期は、見ていてワクワクしますよ。

最後にレジを通り抜けたところにある『食品ゾーン』も忘れずに。ここにはレストランで食べたものをはじめ、北欧から取り寄せている食材などがあります。

私が最近はまっているのはブルーチーズ。やはり北欧なので、乳製品がかなり美味しいです……」

 

 自分で組み立てるからこそ!IKEA家具の楽しみ方

森井さん:
「楽しく買い物をした後、自宅に帰ってからの一仕事。そうIKEAの家具は、自分で組み立てるもの。

それが大変!と思う方もいるかもしれませんが、実はそれを使って、楽しむこともできます。

例えばこの椅子。これは同じ椅子の色違いをひとつずつ買って、それぞれのパーツを自分好みの色の組み合わせにシャッフルして、組み立てたものなんです」

▲「INDUSTRIELL(インドゥストリエル)」。実はこういったアーティストや有名なブランドとのコラボアイテムは多数あるそうで、森井さんは注目している。今狙っているのはLEGOとのコラボ(発売時期未定)など。

ええ! てっきりこういうデザインなのかと思っていました!

森井さん:
「ふふふ。この椅子はオランダのデザイナー・Piet Hein Eek(ピート・ヘイン・イーク)さんとコラボしたアイテム。この方のつくる家具が好きだったのですが、なかなか手が届かなくて。IKEAとコラボすると聞いてから、ずっとずっと欲しくて、ついに手に入れたものなんです。

台湾にある事務所ではそのまま使っているのですが、自宅のものはあえて自分でアレンジしてみました。

もともとあるパーツを、ただ色合いを考えながら組み立てるだけですが、より愛着が増す感じがありますね。そして買うとき、使うときだけでなく、組み立てる時間にもときめきを楽しめます。

とても簡単なので、興味があればぜひお試しください!」

 

みんな、自分だけの「好き」の楽しみ方を知っている

「どうしたらもっと、思い切り、人生を楽しめるんだろう?」そのヒントが知りたくて、森井さんに自由な偏愛ストーリーを伺ってきました。

そこで気づいたのは、森井さんは自分自身を否定しない、ということ。自分の中に生まれた「好き」の芽を摘むことなく、ごく自然に受け入れていると、強く感じたんです。

実はやってみたかったこと、こっそり好きなもの。心は知っていても、どこか自信がなくて、理由を探して。そうして私は今まで、自分自身に反対意見ばかりを押し付けてきたのかもしれません。

人生を「自由に」楽しむって、難しそう。

だけど自分にしか拾ってあげられない想いに、まずは「そうだよね」って共感してみることが、その第一歩になりそうです。

そこで、ささやかでも自分の気持ちを肯定してみようと、この前生まれて初めて、好きと思えたアイドルのライブDVDを買ってみました。

いつものように理性は顔を覗かせるし、やっぱり勇気は必要だったけれど、この小さな一歩に、すごく開放感も感じていて。

今日も仕事を頑張って終わらせて、帰ったらビールを飲みながらゆっくり観るのを、実はとてもとても、楽しみにしている自分がいるのです。

(おわり)


※表記は全て取材時(2019年11月)時点のものです。

【写真】木村文平


もくじ

第1話(12月4日)
全力でIKEAを愛でてきた。25年間の「偏愛人生」に楽しく生きるヒントを探して

第2話(12月5日)
IKEAラバーが心から偏愛する、情熱のIKEAグッズ3選

第3話(12月6日)
自由に楽しむのが「偏愛道」の真髄?森井さん流・IKEAを楽しむコツ

 

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森井ユカ

立体造形家であり、雑貨コレクター。有限会社ユカデザイン代表。桑沢デザイン研究所で非常勤講師も務める。主な仕事は、小さいものを愛でることと作ること。粘土を使ったキャラクターデザイン、漫画のキャラの立体化、ねんど遊びセット「ねんDo!」の企画・デザインなどをしている。また世界各国を旅するうちに、日用雑貨や食品のパッケージデザインなどに魅了され、数々の「偏愛的」な書籍も執筆。主な人格形成は手塚治虫の漫画と東京12チャンネルの番組によるもの。

▽森井ユカさんの書籍は、こちらからご覧いただけます。


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