【スタッフコラム】好奇心を支えるもの

お客様係 石井

クラシコムでは週に一度、社食があります。

普段の業務ではあまり接点がないチームのスタッフとも、ゆっくり話せる貴重な時間。話題は仕事のことだったり、プライベートのことだったりと様々ですが、いちばん盛り上がるのは誰かの「好きなこと」の話です。

「ずっと欲しかったもの、ついに買ったの!」
「最近、この芸能人が気になって」
「おもしろいマンガを見つけたんだ」

先日はなぜか昭和・平成を股にかけたゴジラ映画の話題で盛り上がり、私が言い出しっぺの『シン・ゴジラ』鑑賞会の企画が立ち上がりました。

誰かの「好き」にまつわる話は、「わかる!」と共感するのも楽しいのですが、さらに盛り上がるのは「どうして?」と感じるとき。私にとっては直前までまったく興味がなかったモノが、「気になるモノ」へと変わるときです。

新たな世界が突然現れた新鮮さにワクワクするし、「好き」を語る人の温度が目の前で上がっていく感じも心地よい。

「どんなところが好きなの?」と前のめりで質問できるような好奇心を大切にしたい、というのは私の小さな心がけでもあります。

でも、ゴジラの話題が出たのが去年だったら、『シン・ゴジラ』鑑賞会は生まれていなかったかもしれません。

 

好奇心と、心の体力

好奇心が広げてくれるはずの世界は、きっと海より広いのですが。

ものごとに興味をもつというのは、意外と体力を使います。気持ちに余裕がないと、なかなか前のめりにはなれません。「へぇ、そうなんだ」と、とりあえずの気のない返事で済ませてしまうことも、あります。

今振り返ると、特に昨年後半は私の「心の体力」が少なくなっていた時期でした。最近自分の時間が全然ない、インプットがなくてスカスカになっている気がする、なんて愚痴をこぼしたことも。

変化のきっかけは、年末年始にやってきました。

これといって予定がなかったので、さらっと読んだだけだった本や雑誌をじっくり読み返したり、以前ハマっていたドラマをDVDで全話一気に見たり、友人に「これ、絶対に好きだと思う」と言われていたアニメを見たり(結果、大当たりでした)して、「好き」を浴びながら過ごしました。

すると、なんだか心が丸くなったような充実感がありました。今なら何か新しいことにもチャレンジできそう、という気力も湧いてきたような。

きっと、この「好き」の補給があったから、年明けの社食で「じゃあ、みんなで映画の鑑賞会やろうよ」と言える自分がいたのだと思います。

 

私の「好き」を大事にできるのは、私だけ

草に熱中する三男。子どもって、自分の好奇心に忠実ですね。見習わねば。

そして気づいたのは、今の「好き」が足りなくなると、新しい「好き」が入る隙間もなくなってしまうんだ、ということ。

何かを好きになる気持ちって、100のなかでやりくりするものではなくて、自分次第で200にも300にもなるのかもしれません。

一方で、去年の私のように、忙しい生活のなかでは「好き」の優先順位は下がりがち。どうしても、今すべきことや役割が先立ってしまいます。

ものすごく大きなパワーがあるのに、ちょっとしたことで脇に追いやられてしまう。「好き」ってなんだか不思議な存在です。

とはいえ、自分の「好き」を大事にできるのは自分だけ。

だから今年は、もう少しだけ自分にワガママに過ごしてみたい、そんなふうに思っています。


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