【飛田和緒さんの “ささっと丼”】第4話:缶詰さえあればOK。たっぷり薬味でさっぱり食べる「オイルサーディン丼」

疲れて帰った日でもささっと簡単に作ることができる丼メニューがあると助かります。そこで手軽に作れる丼レシピを、料理家・飛田和緒(ひだ かずを)さんに伺っています。
最終話の今回は、缶詰で簡単に作れる、薬味たっぷりでさっぱりとした味付けの「オイルサーディン丼」のご紹介です。
オイルサーディン丼

材料(1人分)

オイルサーディン…6〜8尾
薬味(しそ、みょうが、長ネギ、葉ネギ、白ごまなどお好みで)…適量
しょうゆ…適量
1、薬味を切る

薬味野菜を薄切りまたはみじん切りにする。
▲薬味は水にさらしておくと、辛味やえぐみが抜けて食べやすくなるそう
2、サーディンを焼く

フライパンで、缶詰のオイルをつかってサーディン両面を温める程度に焼く。
3、盛りつけて完成

丼にごはん(分量外)を盛り付け、サーディンをのせる。薬味をたっぷり添えて、しょうゆとごまをかけたら完成。
飛田さん:
「薬味野菜は他に、しょうが、玉ねぎ、青唐辛子などを合わせるのもおすすめです。
サーディンを焼く時は缶のオイルを使うことで、残り物を出さずに済ませることができますよ。
残ったサーディンはオイルごとパンに挟んでサンドイッチにしたり、お酒のおつまみ、サラダのトッピングに使ってみてください」
自炊のモチベーションが上がりました!

実は自炊がそれほど得意ではない私・野村。取材の終わりに、飛田さんから、ちょっとした自炊のアドバイスを頂きました。
飛田さん:
「自炊をハードル高くとらえず、家にあるものを使って自分が美味しいと思うものを作ってみればいいんです。
よく切れる包丁に替えて材料を切ってみたり、狭い台所だったら丸い形のまな板を使えば省スペースで料理ができたり、道具を見直してみるだけで作業がスムーズになって、台所に立つことが億劫じゃなくなることもありますよ」

飛田さんとのお話を通して、料理を作ることが億劫なことではなく、楽しみのひとつになればいいなと自炊のモチベーションが上がりました。
教わった丼レシピを実際に作ってみると、どれも簡単にできてちゃんと美味しい。味付けをちょっと変えたくなったら調味料の量を少し変えてみたり、違った野菜を入れてみても美味しそうだなと感じたり、料理を楽しむってこういうことなのかもと実感中です。
(おわり)
【写真】濱津和貴
もくじ


飛田和緒(料理家)
東京都生まれ。現在は神奈川県の海辺の町で、夫と娘の3人で暮らす。毎日無理なく続けられる、作りやすい食材を使った、シンプルでおいしい料理が人気。著書に『いちばんおいしい野菜の食べ方』(オレンジページ)、『常備菜』(主婦と生活社)、『ひだゴハン』(東京書籍)など多数。
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