【趣味は、洗濯です。】いつもの洗濯に「音」という非日常を。当店はじめての音楽とのコラボ特集。
編集スタッフ 糸井
音楽と、架空の物語。きっと今日の洗濯は……。
窓を開けて、入ってくる風を胸いっぱいに吸い込む朝。
「趣味は、洗濯なんです」という人がいたら、その人はどんな風に洗濯を楽しんでいるのでしょう。
およそ数十分をとっておきにするのは、洗いたてに香る洗剤、ひんやりと触れる洗濯物。
もしかしたら洗濯時間だけに聴く、お気に入りの「曲」もあったりするのかもしれません。
そんな洗濯タイムを、ぜひ今日からいかがですか。
ご招待するのは当店はじめての、特別メニュー。洗濯どきにぴったりな「プレイリスト」付きの読みものです。
楽しみかたは、どうぞお好きなかたちを。
一旦読みものは脇に置いて、プレイリストから楽しんでも。まずはこのまま読み終えて、その後じっくり聴いてみても(プレイリストは記事のおわりにもありますから安心ください)。
もしくは聴きはじめたのち、読みものを広げ直して、同時に楽しんでも(一番のおすすめコースです)。
そして読み終わったら。ぜひ今日の洗濯、このプレイリストをお供にとりかかってみてください。昨日までの家事とは違う、きっとはじめての洗濯体験が始まるはずですから。
さて。舞台はとある日の、洗濯好きな女性が過ごす朝。今回はどうやら、タオルにパジャマ、エプロンなど、働きものたちの洗濯日和のようです。
よく晴れた。
こんな日は身体もよく動く。
歌でも口ずさみながら、パジャマを脱いで、たまったタオルのいる洗濯機へ。
そうそう、エプロンやキッチンリネンといった、食卓の働きものたちも回収して、一緒に洗おう。
コンロにまな板、毎日のキッチンで働くエプロンには、色々な匂いが混じり合っている。小さい頃、抱きついた母のエプロンも、こんな香りがして、決して嫌いじゃなくて。
油が飛んでいるだろうから、洗濯機に入れる前に軽く予洗いを。30度くらいのぬるま湯がベスト。40度までいくと、色の変化が起きやすくなるそうなので。
こまごまとしたキッチンリネンは、まとめてネットへ。
ネットのサイズが大きすぎるときは、口を絞っておきます。
(ピッ!)
洗濯機
Switch on.
洗濯機が回り終わるまでの30分は、効率的に、他の家事をするタイミング。
だけど、風が気持ちいい季節だけは、ぼんやり過ごすか、好きなことをする時間と決めています。
洗濯する時間がすきになるエッセイを読んだり、流れる音楽に浸ったりしていいんですよ、と。
(30 minutes late.)
ピーッピーッピー!
よいしょ。洗い終わった洗濯物のかたまりは、香り玉として愛でる。この瞬間がたまりません。
序盤に干す相手は、タオルの大軍。
タオルを干すコツは、勢いよく、パンっと振りさばいておくこと。
そうすると、パイルが立って、乾きが速まり、次に使うときの吸水性も高くなるそう。
最初はひとつひとつ、規則的にタオルをピンチに挟んで干して。
それも靴下のターンまでくると、ある程度適当になっていくものです。
そして、靴下の片方が、ひとつ足りないと思ったら、落としていました。
これもよくある、洗濯の落とし穴ということで。
(つづく)
「日常に音楽を」。そんなコンセプトで先日開設した、当店公式のSpotifyアカウント。そこへ、今回の読みものにあわせたプレイリストを追加しました!
テーマは、「洗濯と、音楽と。」。体を揺らしながら口ずさんだり、洗い上がるのをゆるりと待てるような、色とりどりの楽曲を集めています。
日々の洗濯への足取りが軽く、たのしくなりますように。ぜひアカウントをフォローして聴いてみてください。
当店のSpotifyアカウントでは、私たちが「いいな」と思った音楽をプレイリストにまとめて、不定期で紹介しています。今回ご紹介したプレイリスト以外にも、当店オリジナルのプレイリストを配信中。
今回の連動企画についてのお知らせや、アカウントのフォローのしかたをまとめた記事はこちらに。リクエストも募集しているので、ぜひご覧ください。
photo : mitsugu uehara
superviser : yasuyuki mogi(著書「日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術」)
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