【北欧に暮らすひと第2弾】01:コペンハーゲンに移住して8年。建築家・みきさんのモーニングルーティン
松浦摩耶
北欧に暮らすひと -Miki-
#01 モーニングルーティン
すっぽんぽんで海に飛び込むおばさん。ビールで顔がまっかなおじさん。夜9時、街には陽気な音楽が流れ、みんなの日焼けした顔が夕日に照らされオレンジ色に輝くこの季節。やっと北欧にも夏がやってきました。
「北欧の夏はとにかく短いからね!」そう話していたのは前回登場してくれたストックホルム在住のソフィアさん。ちょうど2年前の今頃、彼女の地元のミッドサマーのお祭りに行った時、みんなが車で歌っていた「Sommaren Är Kort(夏は短い)」という曲を思い出しました。
「夏は風のように過ぎていく、だから今を楽しまなきゃ。今日は太陽が出てるけど、秋はすぐそこだから〜♪」そんな歌詞の通り、隙あらば陽に当たり、海に飛び込む北欧の人たち。私もつられて、心なしかいつもより日焼けをしています。
オリジナルドキュメンタリー番組「北欧に暮らすひと」第2弾は、そんな初夏のデンマーク コペンハーゲンからお届けします。
今回お邪魔させていただいたのは、コペンハーゲンに暮らす建築家の森田美紀(もりたみき)さんのお宅。移住して8年目という美紀さんは、同じく建築家の彼とふたりで暮らしています。第一話は、そんな彼女の朝の様子をのぞきにいきました。
美紀さんのモーニングルーティン
朝ごはんはキッチンで
デンマークでもほぼ毎日お米を炊いているという和食派の美紀さん。ただ朝食はできるだけコンパクトに済ませるため、キッチンでさくっと食べることが多いそう。定番は、オートミール。ヨーグルトやフルーツと一緒に食べます。
ちなみにオートミールに添えているこれは「skyr(スキール)」というアイスランド発祥の乳製品。ヨーグルトよりもより高たんぱく、低カロリーで、デンマークのスーパーでもよく目にします。
洗剤は使わずお湯でさくっと
こっちにきていいなと思ったのは、洗剤をめったに使わないこと。食洗機がある家がほとんどですが、小さなものは熱いお湯でさっと洗っておしまい。
また北欧では、スポンジよりもブラシ派が多く、美紀さんも「Iris Hantverk」のキッチンブラシを長年愛用中。私もこっちの家ではブラシを実際に使っていて、泡立てる必要もなく、汚れが手につくことなく洗えるので何かと便利だなと実感しています。
通勤はもちろん自転車で
コペンハーゲンにきて1番の驚きは、自転車の多さ。約半数以上の人が自転車で通勤しています。
「ラッシュアワーともなれば、道路は自転車でいっぱいですよ」と美紀さん。なかには、親が並走しながら必死に自転車を漕ぐ小さい子供の姿も。そんな子供たちに勇気をもらい、私もちょうど先月くらいから恐る恐る自転車に乗り始めましたが、正直まだまだ慣れません。
主要道路には自転車専用レーンがあり、車同様右側通行、左側は追い越し車線。また停止や右折など、手信号はマストです。
また、中心地の一部ではラッシュ時に時速20kmで走行すると、信号につかまることなくノンストップで走れるような仕組みになっているとか。電車で30分かかっていたところが、自転車だとたった10分ということも……。慣れてしまえば便利なものですね。
次回も引き続き、美紀さんのお家におじゃま。インテリアや収納の工夫、また集めているという北欧のヴィンテージの器について話を聞きます。おたのしみに。
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もくじ
松浦摩耶(まつうらまや)
『北欧、暮らしの道具店』を経て、現在はコペンハーゲンを拠点に映像や写真を中心に活動中。プライベートでは、デンマークのテキスタイルアーティストKarin Carlanderを追ったドキュメンタリーなどがある。日々の様子はInstagramで更新中(@mayanoue)
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