【スタッフコラム】恋しい味

編集スタッフ 松田

こんなにホタテが好きだと思うようになったのはいつからだろう。

思い返すと、子どもの頃から特別に思い入れがあったわけではなく、大学入学のために上京した頃からのような気もします。

毎年帰省したら必ず母にリクエストする、ホタテのお刺身。ぷりっと大きくて、つやっつやで。厚くて、ちゃんと歯ごたえがあって、それでいてすっごく甘いのに、ねっとりしない爽やかな後味。それはやはり、今東京という場所で暮らす私にとって、地元でしか味わえない格別なものなのです。

今年のお盆は帰省できなかったこともあり、田舎の母が「ちょっと奮発したからね。みんなで食べて」と、箱いっぱいのホタテを送ってくれました。

ホタテ好きと豪語しておきながら、恥ずかしながら告白しますと、自分で殻むきしたことは実はほぼありません。

youtubeで仕方をおさらいして、いざ殻むき!

新鮮なホタテたちは、ビクビクっと動く子もいたので、初めはおっかなびっくりでしたが、慣れると意外と楽しいもの。夫も一緒に、ぷっくりかわいい貝柱を次々と取り出していきます。

▲キラキラと輝いてみえました

磯の香りに包まれながら、次に帰省した時は進んで自分が殻むきをしようと心の中で静かに誓いました。(と言いつつ、結局母に甘えてしまいそうな気もします)

さっそく貝柱はお刺身とフライにし、ひもはバター醤油で炒めていただきました。これがまたお酒のアテにぴったり。

娘は初めて食べるホタテ。フライが特に気に入ったようで、パクパク食べていました。

▲ホタテと言えば、貝殻でつくる貝焼き味噌。こちらにはホタテや具は入れず、卵と出汁と味噌だけでつくるのが松田家の定番。よく風邪のときに祖母が作ってくれました

東京で、自分でさばいて食べたホタテの味。

それは、地元で食べるものと同じくらい、ぷりぷりと甘くて美味しくて、お酒もすすむ贅沢な味わいでした。

けれど、やっぱり、ほんのちょっとだけどこか違う気もして、少し切なくなる、そんな今年のお盆の食卓なのでした(いつか気軽に帰省できる日々が戻ってきますように)

 


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