【週末は世界旅行!】第2話:これぞ冒険の味? エキゾチックな「揚げもの」2品
編集スタッフ 奥村
世界の料理をおうちで楽しもう!
いつか行きたい、でもなかなか行けない憧れの国。せめてその食文化だけでも体験したい!
この特集ではスタッフ奥村が、一度味わってみたかった外国料理を旅行気分で作っていきます。
旅のお供は、料理人・本山尚義(もとやま なおよし)さんの著書『全196カ国 おうちで作れる世界のレシピ』。この中から気になる料理に挑戦しました。
日本じゃなかなか食べられない!変わり種の「揚げもの」2種
▲左が「ベリーズ 」、右が「ガーナ 」で定番の揚げもの料理です
今回挑戦したのは、中央アメリカの国「ベリーズ 」とアフリカの国「ガーナ 」の料理。
どちらも揚げもので、日本にはないちょっと珍しい味の組み合わせ。早速ご紹介していきます!
サクサク香ばしい!
ベリーズ の「ココナッツエビフライ」
材料(2人分)
フライ用のエビ…12尾
小麦粉…大さじ1
牛乳…大さじ3
ココナッツフレーク…適量
作り方
1.エビに塩、こしょう適量をふる
2.牛乳と小麦粉を混ぜて衣を作る
3.1を2につけ、ココナッツフレークを両面にまぶす
4.180度の油で3分(こんがりするまで)揚げればできあがり
(レシピは著書P.29より引用)
===
本山さんから一言:
「ベリーズ はココナッツの名産地で、現地でもいろんな料理に使われています。甘いお菓子はもちろんですが、おかずとの相性もいいんです。
このエビフライはランチの定番。エビの他に、鶏のささみや帆立を使ってもおいしいですよ。
エビはよく水気をふいてから揚げると、油跳ねしにくいと思います」
じつはわたし奥村、揚げものを作るのが大の苦手。今回意を決して挑戦しましたが、下準備に気を取られ、エビの水気をとるのを忘れて油の中へ……。案の定、揚げている途中に油が跳ねて、それはもう大変(涙)。まさに旅のようにスリリングな体験でした。
もしも油跳ねが気になるときは、軽く小麦粉をはたいてからココナッツをまぶしてあげるのも一案だそう。みなさまはお気をつけてくださいね!」
そして、揚げていくうちにココナッツの衣がどんどんはがれおちていってしまうという悲劇も……。これは悲しかったです。
どうやら油の温度が上がる前にエビを入れてしまったことと、揚げている間に触りすぎてしまったことが原因のよう。気を取り直して再挑戦。
なんとか無事出来上がり、続いて2品目です!
ふんわり食感が病みつきに
ガーナ の「バナナフライ」
材料(2人分)
バナナ(熟したもの)…4本
卵…1/2個分
小麦粉…大さじ4
玉ねぎのみじん切り…大さじ1
しょうがのすりおろし…小さじ1/2
(好みで)一味唐辛子…適量
===
1.材料すべてをつぶしながら混ぜる
2.スプーンですくって180度の油にそっと落とし、5分ほど揚げればできあがり
(レシピは著書P.166より引用)
===
本山さんから一言:
「アフリカでは、小麦粉を練って揚げたドーナツみたいなお菓子がいろんな国でみられます。
その中でも特に好きだったのが、バナナ入りのガーナ のレシピ。お子様向けには一味の代わりにシナモンを入れてもおいしいですよ」
さあ、揚げもの第2回戦。慣れてきたのか、今度は油がはねることもなくきつね色に揚げられました!
それにしても、衣に玉ねぎとしょうがのすりおろしが入ったバナナフライ。一体どんな味がするのでしょうか? ドキドキです。
熱々のうちに、いただきます!
途中冷や汗をかく場面もありましたが、2品とも完成しました! 揚げたてのうちに早速いただきます。
まずは「ココナッツエビフライ」から。
味はとってもおいしい! ココナッツ感は思っていたほど強くなく、ほのかに香ばしい香りがしてプリプリのエビとよく合います。
が、どうやら下味でつけた塩の量が少なかったみたい……塩はしっかりめに振るのをおすすめします。もしくは食べるときに塩こしょうをお好みでかけるのもいいですよ。キュっと搾ったレモンが相性ぴったりでした!
さて、お次はバナナフライ。こちらはますます味の想像ができません。恐る恐る、パクリ。
味を何かに例えるなら、おでんに入れる「練り物」みたい。バナナのおかげで食感は驚くほどフワフワで、けれどバナナ自体の風味は強すぎず、衣に入れた玉ねぎの甘みがきいています。
これは新食感、そして初めての味! パクパクと手がとまらなくなってしまいました。
ちょっぴり手間はかかるけど、その価値ありのおいしさでしたよ。
▲苦労したぶんおいしさも染みる……バナナフライとの出合いは、この夏の思い出の1ページに刻まれました
なじみの食材も、調理次第でこんなに味が変わるんですね〜。今回の「バナナフライ」は小さな衝撃と共にお腹におさまりました。
未知の味だと思って作った料理が、思いがけず日本で親しんでいる味にリンクする。こんな瞬間もまた面白いですね。世界の揚げもの、まだまだ探究しがいがありそうです!
次回は最終回、週末の朝食に作りたい「あの国のパンケーキ」をお届けします。
(つづく)
【写真】木村文平
本山 尚義(もとやま なおよし)
料理人。フランス料理を修行し、ホテルの料理長を経て、27歳のときに訪れたインドで世界の料理に目覚め、以後30カ国をまぐりながら料理を教わり「旅するシェフ」となる。現在は、世界の味を家庭で楽しめるレトルトパックにして販売する『世界のごちそう博物館』を主宰。著書に『全196ヵ国 おうちで作れる世界のレシピ』(ライツ社)、『世界のおつまみレシピ』(主夫と生活社)。
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