【ラジオ|チャポンと行こう!】第172夜:カゴ愛、再燃中! シルバニアや赤毛のアンなど、カゴ好きのルーツも紐解いてみました
【スタッフコラム】息子4歳、はじめての反抗期?
お客様係 渡邉
4歳の息子がいるのですが、この数ヶ月「ママなんかキライっ」「ママなんか、ばかーーーっ!!」と怒られたり叩かれたりすることが増えてきました。
四六時中ということではないけれど、事あるごとに当たられ続けると堪えるもので。
2歳のイヤイヤ期真っ盛りの頃、「魔の2歳、悪魔の3歳と来て、その次は天使の4歳」と聞いたことがあり、その言葉を励みに今までなんとかやってきたのに、あれ?思っていたのと違うぞ……?
インターネットで調べてみると、このくらいの年齢ではじめての反抗期がやってくる子もいるのだとか。みんながみんなそうではないかもしれないけれど、息子と似たような行動パターンが書かれていました。反抗期って思春期にだけ訪れるものだと思っていたのでびっくりしたと同時に、我が子だけじゃないんだと少しホッとしたような。
反抗期と言えば、自分の4歳の頃のことは覚えていないけれど、思春期のことは痛いほど覚えています。
高校時代は部活一筋で、勉強はそれなりに、友人とも仲良く過ごしていました。でも家では、自分でも別人なのではないかと思うほど負のオーラ全開で。誰に何をされたわけでもないのにムシャクシャ、特に母親には辛くあたり、気持ちをうまく言葉にできないと部屋に立てこもったり……そんな私を見ていたからか、3つ下の弟には反抗期がなく、それがまた「私だけ出来の悪い子」というコンプレックスでもありました。
できることなら、なかったことにしたい反抗期。その当時もそんな自分の裏の顔について友人に話せるはずもなく、大人になってからもずっと蓋をしてきたのですが、数年前にチームの先輩後輩と食事に行った時のこと。それぞれの学生時代や家族の話になり、お酒の席ということも手伝ってついポロっと話してしまったのです。
一瞬みんなが絶句して、あ〜言ってしまった、絶対引いちゃった、と後悔したところで、先輩がふと「なべさんにもそんなことがあったんだね〜、なんか安心したわ〜」と一言。
「きっとイライラしたり収まらない気持ちを家でちゃんと出せていたから、外では今みたいにみんなと仲良く、バランスを保てていたんだよ」と。
その場では、へへへ、そうですかね〜なんて半笑いで答えてしまったけれど、本当は涙を堪えるのに必死でした。
反抗期ってきっとこんなものと思う一方で、外面は良いのに家ではこんなにひどい私という、自分の中でなかなか消化できていなかった思いが、少し浄化されたような気分でした。
そういえば当時の母も、不機嫌な私を真正面から怒ってきた記憶はあまりなく、食事のときや、何か必要があって話しかける時には普段通りに接してくれていたっけ。どこか見放されたような、私の気持ちを全然分かってくれないと思い込んでいたけれど、もしかしたら母もあの時こんな気持ちで見守っていてくれたのかな〜と今になって思います。
さて、息子に話を戻すと、保育園ではいつも穏やかで、先生の言うこともきちんと聞いて頑張っている様子。
本当は保育園に行きたくない日もあるだろうし、なんでも自分でやりたいのに上手にできない歯痒さや、気持ちにぴったりくる言葉が見つからない葛藤もたくさんあるのでしょう。実際よくよく話を聞いてみると、「ママなんかキライ!」の奥に、それまで主張していたことと全然違う原因や思いがあったことも多々あります。
ダメなことはダメと教えることももちろん大事。それが火に油を注いでしまったり、私自身の心の余裕がないときは、「私にも限界ってもんがあるよ!」と同じ温度でぶつかってしまったりする時もあるけれど、そんな時は母の背中を思い出しながら深呼吸。焦らずゆっくり、こんがらがった気持ちを解いて言葉にしたり切り替えたりする手伝いをしながら、成長を見守っていけたらと思っています。
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