【冬野菜でスープストック】第3話:疲れがたまった体にもやさしい。「鶏だんごと大根のしょうがスープ」
編集スタッフ 奥村
時間のある日に多めに作って、冷凍ストックしておける。今回は旬の冬野菜をたっぷり使った、お財布にも嬉しい「たすかるスープ」3品を料理家の市瀬悦子さんに全3話で教わっています。
最終話の今回は、大根を使ったスープです。
飽きのこないやさしい塩味。
「鶏だんごと大根のしょうがスープ」
材料(4食分)
鶏ひき肉…300g
大根(長さ5cm、幅1.5cmの棒状に切る)…1/2本
しょうが(千切り)…1片
A.
しょうが(すりおろし)…1/2片
酒、片栗粉、水…各小さじ2
ごま油…小さじ1
塩…小さじ1/3
B.
だし汁…1L
酒…大さじ2
しょうゆ…小さじ1
塩…小さじ3/4
ゆずの皮(好みで)…適量
作り方
1.鶏だんごを作る
ボウルに鶏ひき肉とAを入れ、粘りがでるまで練り混ぜる。
2.大根としょうがを煮てから、鶏だんごを入れる
鍋にBを入れて中火にかけ、煮たったら、棒状に切った大根、しょうがを入れて15分ほど煮る。
大根が柔らかくなったら、鶏だんごの生地を、スプーンでひと口大に丸めながら入れる。
3.鶏だんごに火が通るまで、5分ほど煮ればできあがり
鶏だんごを入れてしばらく煮て、鍋がもう一度煮たったところでアクをとる。そのまま、弱めの中火で5分ほど煮ればできあがり。
器によそり、ゆずの皮(適量)をちらす。
市瀬さん:
「大根は、消化吸収を助ける食材。ちょっぴり胃が疲れている日にもおすすめのスープです。
ここにごはんを入れて、雑炊にするのもおすすめ。うどんもよく合います。
ごはんやめん類を入れるなら、塩を少し足して味を調整するといいですよ」
体も疲れがちなこの季節。不調の日にも寄り添ってくれそうな、ほっとする味わいでした。
保存は「1食ずつ」がおすすめ
▲1食分の保存に市瀬さんが愛用するのは、ジップロックのSサイズ(左)またはMサイズ(右)
市瀬さん:
「2話目の『白菜と豚バラの中華高菜スープ』と同様に、粗熱がとれたらジップロックに4等分して冷凍庫へ入れれば、3週間保存できます。冷蔵なら3日を目安に食べ切りましょう。
食べたい時に手早く解凍できるので、わたしはいつも1食分ずつ小分けに冷凍しています。
解凍するときは、袋から出したスープを小鍋に入れて温めて。電子レンジの場合は耐熱容器に移して温めてください」
この冬も、スープを味方に
「スープは、素材から出る旨味がとっても素直に味わえる料理だと思っています。
調味料はシンプルでも、旬の野菜のおいしさだけで旨味はじゅうぶん。なので今回ご紹介した3品は、あえて顆粒だしや固形スープを使わずにできるレシピにしました」と市瀬さん。
体を温めてくれるだけじゃなく、冬野菜の旨味を楽しめるのも、スープのいいところ。いまの季節にぴったりな、理にかなった料理だったんだと知りました。
これからが冬本番。なにかとせわしない日々ですが、味方にスープをこしらえて、おいしく元気に乗り切りたいものです。
【写真】福尾美雪
もくじ
市瀬 悦子
料理研究家。食品メーカー勤務を経て料理の世界へ。「おいしくて作りやすい家庭料理」をモットーに、雑誌や書籍、テレビ番組などでメニューを提案する。著書に「つくりおきスープ」(家の光協会)、「2品献立、はじめました。」(大和書房)、「目で見てわかる!『材料入れて煮るだけ』レシピ」(主婦と生活社)など多数。インスタグラムは@ichise_etsuko。
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