【スタッフコラム】ブロッコリーがおしえてくれたこと
ブロッコリーがおいしい季節になりました。
そのまま茹でて食べるもよし、塩とオリーブオイルと和えるもよし、ごま油を和えるだけでもまたよし。ものすごく食べ応えがあるのに、茹で時間も短くて済むのだから、なんてやさしい野菜……と食べながらしみじみ感動してしまいます。
そのコロンとした存在感は彩りが足りない食卓のお皿の隅に添えるだけで、ちゃんと野菜を食べているという安心感さえもくれるのだから、ありがたい存在です。
そんなブロッコリーを茹でながらよく思い出すのが、ひとり暮らしをはじめたばかりの頃のこと。
てっきり火が通るのに時間がかかるものと思い込んでいたわたしは、様子を見ずにしばらく茹で続け、ざるにあげて一口味見。
そのときの衝撃的なクタクタな食感から、一瞬で感じた絶望感。わたしは本当にブロッコリーを茹でたのかと疑うほど、これまで食べたことない柔らかさだったのです。
当時は20代半ば。
料理に関して家族に心配されていたわたしですが、正直野菜を茹でることぐらい感覚的にできると甘く見ていたのです。後日、実家で食べていた茹で具合のブロッコリーは、そんな簡単に再現できなかったと母に報告すると、「言わんこっちゃない」というリアクションをもらい、「料理って甘くないな」と深いため息をついた経験となりました。
そんな学びのおかげで、ブロッコリーを茹でるときはあのクタクタ感を思い出し気を使うのですが、時にテレビを観ながらキッチンに立っているとあっという間にまた茹で過ぎてしまうのだから、やっぱり料理は甘くない、集中だと反省するのです。
そんな心得を持ちながら、最近激しく失敗したのが人参の葉っぱのかき揚げ。油はねに完全に怖気付くわ、なんだかべとっとしているわ、自分が知っているサクサクのかき揚げとは程遠い出来栄えでした。料理は甘くないし、集中だ。あとは、どうやったらうまくなるのだろう。揚げ物だけは、なかなか克服できません。
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